レーヌの街
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年6月12日(木)ファンタジア世界のウディノ帝国、ルヴォア伯爵領『レーヌの街』盗賊ギルド――
サガたちは、盗賊大聖堂の転送ポータルで、ここまで転移しました。
現在の一行は『(ハイエルフ女性)剣舞士サガ』『(人間男性)戦士カルロ、野戦士ルイ、魔道士ハインツ』『(バイオAIオス型)愛犬ワンダ』です。
さらに、クレジットワース王国『ロマーヌの館』から、侍女アイ(バイオAIハイエルフ女性型)も、転移して来ました。
そして、一行は、ダントリク商会へと、徒歩で向かいます。
ダントリク商会、AM9:00――
レーヌの街では、サガたちは、この商館を拠点とします。
ここには、例の特級娼婦こと、商会長ジャンヌも来ていました。もちろん、双子の赤ちゃん『カミーユとマルタン』も一緒です。
しばらく、サガたちは、今後の方針を、話し合いました。
すると、乳児カミーユ(転生者)が、サガに発言します。
『お前らの方針は、甘すぎる。
――ゴブリン騒動とやらの証拠を見付ければ、良いと思ってるけどな。
そもそも、伯爵に難癖つけて、破滅させれば良いんだ。
それで、全てが、上手く行く!』
「難癖なんか、そんな簡単に‥‥」
『あるんだよ、その難癖がな。
――奴は、正当後継者を監禁して、現在の地位に就いている。
その正当後継者を、救い出せば良いんだ。
後は、分かるよな?』
「そっか、簡単だね!」
サガは、納得して、笑みを浮かべます。
無論、カルロたちも、納得しました。
続いては、作戦の前提が分かったので、具体的に立案して行きます。
そこで、今度は、乳児マルタン(転生者)が発言します。
『まず、正当後継者を救い出す。
――その後のことは、救い出してから考える。
救い出すには、情報を集めて、それを基に行動すれば良い。
そして、どう行動するかは、情報を集めてから決める』
『じゃあ、情報は、盗賊ギルドが集めてやる』
続けて、カミーユが、そう発言しました。
侍女アイが、カミーユに問います。
「どの程度、時間が掛かりますか?」
『これしきの情報、夕方には、揃うぜ!』
カミーユは、得意気に、発言しました。
それを受けて、サガが、カミーユに言います。
「じゃあ、たぶん、明日には、正当後継者を奪還だね!」
『分かってるじゃねえか!』
カミーユが、肯定しました。
今後の方針が、決まったので、一同は、意気揚々としています。
やがて、日が暮れて、さらには、PM8:00にもなると、集まった情報を基にして、作戦が決まりました。
サガが、カミーユに確認します。
「じゃあ、攻撃なんかは、冒険者で行って、準備とかを盗賊がやるわけね?」
『その通りだ。そして、決行は、翌朝の夜明け前、午前3時だからな!』
「わかった!」
サガも、皆も、それで、納得しました。
一同は、気持ちを、引き締めています。
いきなり、翌『夜明け前』には、正当後継者の奪還作戦が、開始されます。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




