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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
美しい森と湖

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美しき後継者

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 野営中《やえいちゅう》のサガ(ハイエルフ美女《びじょ》)が目《め》覚《ざ》めたとき‥‥そこは、何処《どこ》かの遺跡《いせき》の『謁見《えっけん》の間《ま》』らしき場所《ばしょ》でした。



 玉座《ぎょくざ》には、美《うつく》しい青年《せいねん》が、座《すわ》っていました。

 ただ、最大《さいだい》の問題《もんだい》は、青年の服装《ふくそう》が、盗賊《とうぞく》スタイルである事《こと》です。


 どうやら、サガは、寝《ね》ている間《あいだ》に、拉致《らち》された様《よう》です。しかも、彼女《かのじょ》の首《くび》には、束縛《そくばく》の首輪《くびわ》が着《つ》けられています。

 美しい青年が、サガに問《と》います。


「お前《まえ》、あの女《おんな》を奪《うば》いに来《き》たのか?」

「奪うって、なによ!」


「あの女は、俺《おれ》の‥‥

 ‥‥レーヌ盗賊ギルドの『若頭《わかがしら》カミーユ』の性《せい》奴隷《どれい》だからだ。

 冒険《ぼうけん》者《しゃ》ギルドと盗賊ギルドの協定《きょうてい》は、知《し》っているよな?

 今《いま》なら、無事《ぶじ》に、帰《かえ》してやるぜ!」


「だったら、わたしと、勝負《しょうぶ》しなさいよ!

 ――わたしが、勝《か》ったら、ジャンヌを返《かえ》してもらう。

 わたしが、負《ま》けたら、わたしも性奴隷になる。

 これで、どうなの?」


「そうだな‥‥じゃあ、お前を、品《しな》定《さだ》めするから、裸《はだか》になれ!」

「‥‥わかった」


 そう承諾《しょうだく》すると、サガは、恥《は》じらいながら、軽装甲冑《ライトアーマー》『EUCA(ユウカ)』を脱《ぬ》いで、裸足《はだし》全裸《ぜんら》になりました。

 若頭カミーユは、一瞬《いっしゅん》だけ、サガの裸に見《み》惚《と》れましたが、その後《ご》は、彼女の裸体《らたい》を、弄《まさぐ》りながら品定めをします。



 しばらくして、若頭は、魔法《まほう》で、サガが処女《しょじょ》であることを鑑定《かんてい》しました。

 若頭カミーユが、恥じらい全裸のサガに告《つ》げます。


「良《い》いだろう、勝負してやるよ」

「あんたって、根《ね》は良い奴《やつ》なんだ?」


「何《なに》を、言《い》っている?」

「わたしの股間《こかん》の弄《いじく》り方《かた》に、思《おも》いやりがあったから」


「馬鹿《ばか》を言うな、犯《おか》すぞ!」

「じゃあ、勝負しましょ♪」


 裸のサガは、恥じらいながらも、温《あたた》かく微《ほほ》笑《え》みながら、そう言いました。

 美しき若頭の方《ほう》は、微《かす》かに、照《て》れた表情《ひょうじょう》をしています。



 決闘《けっとう》は、森《もり》の遺跡の中庭《なかにわ》で行《おこな》われます。それと、現在《げんざい》時刻《じこく》は、正午《しょうご》前《まえ》です。

 ここには、束縛の首輪を着けられた『カルロたち3人《にん》』と、隷属《れいぞく》の首輪を着けられた『裸足全裸の美女ジャンヌ』が居《い》ました。


 ちなみに、遺跡には、盗賊が、200人規模(きぼ)で居ました。しかも、ワンダの推測《すいそく》と違《ちが》い、実際《じっさい》のジャンヌの男性《だんせい》経験《けいけん》は、100人を軽《かる》く越《こ》えていました。

 その数《かず》や、178人224連発《れんぱつ》です。奴らは、ジャンヌを気《き》に入《い》り、魔法《マジック》アイテムなどを駆使《くし》して、輪姦《レイプ》しまくったのです。


 そのため、ジャンヌは、気《け》だるく腰《こし》砕《くだ》けに疲《つか》れ果《は》て、その露《あら》わな裸体は、残酷《ざんこく》なぐらい艶《なま》めかしく見《み》えます。


 尚《なお》、剣舞士《ソードダンサー》サガは、軽装《けいそう》甲冑《かっちゅう》『EUCA』を装備《そうび》して、右《みぎ》手《て》にルビ―剣《けん》、左《ひだり》手にサファイア剣です。

 無論《むろん》、彼女は、束縛の首輪を、外《はず》されています。



 斯《か》くして、決闘が始《はじ》まると、いきなり、若頭カミーユが、サガのルビー剣を、レイピア技巧《スキル》『ソードブレイク』で破壊《はかい》しました。

 そして、次《つぎ》には、サファイア剣を狙《ねら》います‥‥が、サガは、叫《さけ》びます。


「バイオレンス・フィンガァーッ!」


 途端《とたん》に、サガの右手から放《はな》たれた『マナの塊《かたまり》』が、若頭の胴《どう》を貫《つらぬ》きます。若頭カミーユは、鮮血《せんけつ》を噴出《ふんしゅつ》させながら、死亡《しぼう》しました。

 サガの逆転《ぎゃくてん》勝利《しょうり》です。



 それで、すぐさま、若頭の死体《したい》へと、補佐《ほさ》役《やく》が駆《か》け寄《よ》り、復活《ふっかつ》アイテムを使《つか》います。しかし、若頭は、復活しません。


 代《か》わりに、何故《なぜ》か、裸のジャンヌの下《か》腹《ふく》部《ぶ》が輝《かがや》いています。しかも、ジャンヌは、下腹部に手《て》を当《あ》てながら、愛《いと》おしげに微笑んでいました。

 そこで、補佐役は、ジャンヌの下腹部を、魔法で鑑定します。


 鑑定すると、ジャンヌの胎内《たいない》には、1卵性《らんせい》の胚子《はいし》が2体《たい》あり、どちらも、性別《せいべつ》が男性で、うち1体に、若頭が転生《てんせい》していました。

 おまけに、2体の胚子の父親《ちちおや》は、若頭カミーユ自身《じしん》です。


 おかげで、遺跡内(ない)の者《もの》たちは、唖然《あぜん》としています。

 ところが、空気《くうき》を読《よ》まずに、野戦士《レンジャー》ルイが思い付《つ》きます。


「そうだ、マルタンさんを、アイテムで復活させれば、良《よ》かったんだ!」

「そっか!」


 サガは、そう言って、ルイに駆け寄り、彼《かれ》の『束縛の首輪』を外します。

 すると、早速《さっそく》、ルイが、魔法収納《ストレージ》から、ジャンヌの父親『マルタン』の死体を取《と》り出《だ》し、復活アイテムを使いました。


 けれども、サガやルイの意《い》に反《はん》し、またも、ジャンヌの下腹部が輝きます。

 なんと、マルタンまでもが、ジャンヌの子供《こども》として転生してしまいました。



 事態《じたい》は、混迷《こんめい》を深《ふか》めますが‥‥もはや、誰《だれ》もが、飽《あ》きれ尽《つ》くしています。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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