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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
美しい森と湖

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深き森の一夜

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 サガたちは、森《もり》で、野盗《やとう》にさらわれたジャンヌを、捜索《そうさく》しています。



 やがて、夕《ゆう》暮《ぐ》れ近《ちか》き、PM4:00――

 森の開《ひら》けた場所《ばしょ》で、足跡《あしあと》以外《いがい》のジャンヌの痕跡《こんせき》を、見《み》つけました。


 ところが、その痕跡は‥‥引《ひ》き裂《さ》かれた衣類《いるい》と、破壊《はかい》された『純潔《じゅんけつ》のネックレス』でした。思《おも》わず、剣舞士《ソードダンサー》サガ(ハイエルフ女性《じょせい》)が、落涙《らくるい》します。

 野戦士《レンジャー》ルイが、痕跡を読《よ》み取《と》ります。


「野盗は、全部《ぜんぶ》で、10余《よ》名《めい》‥‥痕跡は、10数《すう》時間《じかん》が経過《けいか》している。

 ‥‥女性が、繰《く》り返《かえ》し凌辱《レイプ》された、痕跡あり。

 凌辱《りょうじょく》回数《かいすう》は、20回《かい》近《ちか》い‥‥

 だけど、体外《たいがい》射精《しゃせい》の痕跡は、一切《いっさい》、見つからない」


 ルイの報告《ほうこく》を聞《き》いて、サガが震《ふる》え泣《な》いています。

 戦士《せんし》カルロが、焦《あせ》ります。


「野外《やがい》で、これじゃあ、奴《やつ》らのアジトに連《つ》れ込まれたら‥‥

 時間、数人(にん)単位《たんい》で、輪姦《まわ》されるぞ」


『我《われ》の推論《すいろん》によれば、30人《にん》規模《きぼ》で生殖《セックス》されて、今《いま》や、2巡目《じゅんめ》の途中《とちゅう》だろう』


 愛犬《あいけん》ワンダ(バイオAI(エーアイ)オス型《がた》)までもが、絶望《ぜつぼう》的《てき》なことを告《つ》げました。

 しかし、魔道《まどう》士《し》ハインツが、冷徹《れいてつ》に告げます。


「ですが、今夜《こんや》は、野盗討伐(とうばつ)に備《そな》えて、夜営《やえい》しますよ」


 それでも、サガは、ワンダに問《と》います。


「ワンダ、その場合《ばあい》は、凌辱が何《なん》巡するわけ?」


『さらに、1巡‥‥トータルで、3巡だが‥‥

 ‥‥実際《じっさい》の有効《ゆうこう》生殖《せいしょく》回数は、40回ほど加算《かさん》されて、140回程度(ていど)となる。

 これは、3回だけの者《もの》もいれば、それ以上《いじょう》の場合も有《あ》り得《え》るからだ。

 無論《むろん》、同時《どうじ》に、いわゆる口腔《こうくう》などでの交《まじ》わりも有りえる。


 だが、下品《げひん》な言《い》い方《かた》をすれば、30人100連発《れんぱつ》が140連発になるだけだ。

 ‥‥だから、休息《きゅうそく》を取《と》るべきだ。

 それに、ジャンヌほどの上玉《じょうだま》ならば、奴《やつ》らは、十日《とおか》ほど、堪能《たんのう》するはずだ。

 時間の余裕《よゆう》だけは、十二分《じゅうにぶん》にある』


「‥‥」


 ワンダの情報《じょうほう》は、処女《しょじょ》のサガには、刺激《しげき》が強《つよ》すぎたようです。

 彼女《かのじょ》は、呆然《ぼうぜん》と、立《た》ち尽《つ》くしています。



 そこで、サガが、呆然としている間《あいだ》に、他《ほか》の者たちで、彼女を安全《あんぜん》そうな場所へと、エスコートして行《ゆ》きました。

 今夜は、ここで、火《ひ》を焚《た》かずに、暗夜《あんや》の夜営です。


 しばらくして、サガが、我に返《かえ》りました。

 ハインツが、サガに問《と》います。


「眠《ねむ》れそうですか、眠りの魔法《まほう》が必要《ひつよう》ですか?」

「大丈夫《だいじょうぶ》、冒険《ぼうけん》者《しゃ》技巧(スキル)で眠るから‥‥」


 サガは、落《お》ち着《つ》いているようですが‥‥内心《ないしん》では、焦っていました。

 しかし、程《ほど》無《な》くして、彼女は、急《きゅう》に座《すわ》り込《こ》みます。


(なんで、わたし‥‥濡《ぬ》れてるのよ!)


 いまや、サガは、赤面《せきめん》しながら、凄《すさ》まじく恥《は》じらっていました。

 それを察《さっ》して、ワンダが告げます。


『性的《せいてき》情報で、性的反応(はんのう)が起《お》きるのは、性的健康(けんこう)なことだ』

「えっ、サガ、濡れてるの?」


「‥‥」


 サガは、輪姦《レイプ》なんかを想像《そうぞう》して、濡れていることを、ルイを始《はじ》めとして、皆《みんな》に、知《し》られてしまい、恥ずかしさのあまり、気絶《きぜつ》してしまいました。



 ともあれ、こうして、残酷《ざんこく》な時間が、刻《こく》一刻《いっこく》と、過《す》ぎ去《さ》って行きました。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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