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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
美しい森と湖

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壊された馬車

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 西暦せいれき2200ねんがつにち)AM6:00、とある湖畔こはん――



 サガたちは、世界せかい通販つうはんで『【あさ定番ていばんけの懐石かいせき定食ていしょく』を購入こうにゅうし、ポータブル電子でんしレンジで『チン♪』してべます。


 そのは、サガ(ハイエルフ女性じょせい)が、愛犬あいけんワンダ(バイオAI(エーアイ)オスがた)を、補助収納スロット格納かくのうして、出発しゅっぱつ準備じゅんびととのいました。



 そうして、レーヌ街道かいどうを、各自かくじうま移動いどうしていると‥‥前方ぜんぽうに、馬車ばしゃなにかの残骸ざんがいがあります。ちかると、それは、ジャンヌたちのほろ馬車でした。

 しかも、うまは、すべうばわれ‥‥ちかくには、ジャンヌの父親ちちおや『マルタン』の死体したいがあります。


 にもかくにも、野戦士レンジャールイが、マルタンの亡骸なきがらを、死体(ぶくろ)れて、魔法収納ストレージ収納しゅうのうしました。

 サガが、戦士せんしカルロにいます。


「ジャンヌの死体がい、げられたのかな?」

「いや、奴隷どれいとして、つかまったかもな!」


 サガも、カルロも、心配しんぱいそうです。

 ところが、ルイがげます。


野盗やとうらしき足跡そくせきに、女性の足跡あしあとじってる。

 この様子ようすだと、一緒いっしょに、れていかれたみたいだ!」


「女性の足跡を、魔法まほうで『鑑定かんてい』します。

 ちがいなく、ジャンヌの足跡です!」


 魔道まどうハインツまでもが、悲劇ひげきうらけました。

 足跡は、もり方向ほうこうへと、つづいています。



 サガたちは、森までは、騎乗きじょうしてかいました。しかし、ここからは、馬での移動に無理むりがあります。仕方しかたなく、一行いっこうは、馬を放棄ほうきしました。

 これからは、徒歩とほでの移動です。それから、サガは、愛犬ワンダを、補助ほじょ収納しゅうのうからしています。


 サガたち(彼女かのじょ人間にんげん男性だんせいめいいぬぴき)は、野盗の痕跡こんせき辿たどりつつも、ジャンヌのことを心配しんぱいしながら、森をすすんできました。

 ほどなく、サガがつぶやきます。


「ジャンヌ、無事ぶじだといけど‥‥」


いのちだけは、無事でしょうね」(ハインツ)

「けど、おかされてるかも?」(ルイ)

大丈夫だいじょうぶだ。街道のちかくでは、そんなひまなどいからな」(カルロ)


「それでも、いそがないと」


 サガは、いかじりの真剣しんけん表情ひょうじょうです。

 しかし、しばらく進んでも、森は静寂せいじゃくで、野盗の気配けはいなどかんじられません。



 森は、ふかさをして行きます。徐々(じょじょ)に、木樹きぎが、おおしげってました。

 やがて、サガが、いらちながら呟きます。


「ジャンヌが犯されるまえに、たすけなきゃ‥‥」


「大丈夫です。彼女には、純潔じゅんけつのネックレスがあります」(ハインツ)

「そうだよ。だから、大丈夫だよ」(ルイ)

「ああ、絶対ぜったいに、無事なはずだ」(カルロ)


「だけど、1分(いっぷん)でも、1びょうでもはやく、つけるから」


 サガは、あせりながらも、冷静れいせいさをたもとうとしています。

 けれども、森には、いまのところ、足跡以外(いがい)かりがありません。



 それでも、サガたちは、あきらめることなく、森のなかを進んで行きます。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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