ゴブリンダンジョン(後篇)
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
サガたちは、ゴブリン隔離ダンジョンの後半『迷宮部分』の入口に居ます。
ここは、広間になっているので、一行は、ここで休憩していました。
戦士カルロが、言い出します。
「なあ、ダンジョンコアとか言うやつ、直せないか?」
「それなら、彩香博士に、発注済みだよ!」
「そうか!」
剣舞士サガの応えで、カルロが朗らかになりました。
そこで、魔道士ハインツが、サガに確認します。
「仕様とかは、如何なんですか?」
「彩香が、ギルドに確認するって、言ってたよ」
「安心しました」
彩香博士を信頼しているハインツは、本当に安心していました。
それで、休憩開始から30分後、一行は、再び、ダンジョンを進みます。
それから、4時間ほど経ち‥‥サガたちは、ゴブリンに遭遇することなく、ダンジョン最深部に到達しました。そこは、大広間で、奥には、祭壇らしきと、砕けた巨大水晶球の破片が散らばっていました。
そこで、サガは、彩香博士に通信します。すると、空中にウインドウが開きました。そこには、彩香の姿が、映し出されています。
サガが、彩香に言います。
「ママ、ダンジョンコアは、完成した?」
『とっくの昔、いま、送るから♪』
返事の後、サガの魔法収納に、ダンジョンコアが出現しました。
それで、早速、奥の祭壇に、ダンジョンコアを設置します。
けれども、新しいダンジョンコアは、水晶球というよりも、スーパーロボットか何かの動力炉に見えました。
それは、正12面体の形で、金属フレームに縁取られ、中心部が恒星の如く、煌々と輝いていました。
おまけに、その周囲では、動力コンディションが、ステータスウインドウによって表示されています。
なので、サガが呟きます。
「このダンジョン、変形合体するんじゃ‥‥」
『するわよ、緊急時とか』
「えっ?」
『題して、階層合体ラビリンガーよ♪』
「凄いんだ‥‥ね」
『凄いわよ』
もはや、サガは、彩香に『呆れるほか有りえない』気持ちです。
ちなみに、このダンジョンは、後に『ゴブリン大迷宮』と呼ばれる有名ダンジョンに成長します。
ところで、大広間の壁の『隠し扉』を、野戦士ルイが発見しました。そこには、手付かずの財宝が、残されています。
それで、ルイが、サガに言います。
「こんな簡単に見つかる扉を、並み以上の冒険者が、見落とすわけがない‥‥」
「じゃあ、やはり、勇者は、偽物だね!」
『同感だ!』
サガの見解を、愛犬ワンダも支持しました。
その後、一行は、財宝を獲得してから、タルナートの町に帰還します。
こうして、PM11:00に、サガたちは、宿屋を探しますが‥‥空いている宿は、例によって、ラブホテルしかありません。
サガが、涙ながらに呟きます。
「どうして‥‥」
「今夜は、サガも、カラオケしようよ♪」
「‥‥うん」
サガは、ルイの誘いに乗りました。
またしても、サガ(処女)は、童貞3人とオス犬1匹と、ご宿泊です。
ともあれ、明日は、いよいよ、自主クエストの成果と『ゴブリン騒動の真相』を、冒険者ギルドに報告します。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




