野良ゴブリン退治
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月29日(木)ファンタジア世界、タルナートの町――
昨夜、ハイエルフ美女のサガは、何だかんだで、ラブホテルでカラオケして燥ぐ『無神経な男性3名』の間近で、恥じらっている内に眠ってしまいました。
おかげで、わずかな寝不足と、質の悪い欲求不満とで、如何にもこうにも、頭がモヤモヤしています。
それは、兎も角、タルナートの冒険者ギルドは、喧騒に包まれていました。その原因は、ゴブリン退治依頼の殺到と、それに必要な人員の不足です。
仲間の戦士カルロが、窓口で情報を求めます。
「ゴブリン被害の情報が、欲し‥‥」
「情報? 四の五の言う前に、退治してこい!」
聞く耳を、持ってもらえませんでした。
そのため、依頼主から、情報を聞くことにします。
こうして、依頼主の農場では‥‥そこは、破壊され尽くしていました。無論、そこに、依頼主は、居なくて‥‥廃家屋の入口に、張り紙だけがあります。
{ゴブリンを、退治してくれ!}
先が、思いやられますが‥‥サガたち女1男3犬1のパーティーは、黙って、ゴブリンどもを退治することにしました。
ゴブリンどもは、件の農場近くの林で、20余匹が群れています。
それなので、魔道士ハインツが、魔法を使用し、剣舞士サガは、ウインクしながら、技巧を発動します。
「スリープ!」「快楽麻酔♡」
発動すると、ゴブリンどもは、大半が、ハインツの魔法で眠り、残りは、サガの技巧で麻痺しました。
そこで、素早く、戦士カルロと野戦士ルイが、短剣で止めを刺します。これにて、ゴブリンどもは、全滅して、依頼達成です。
簡単な依頼でしたが‥‥タルナートの町に、帰還する途中でも、10数匹のゴブリンどもと遭遇します。
もちろん、先程と同じく、サガたちは、楽々と、そいつらも全滅させました。
やがて、タルナートに帰還すると、やはり、町は、ゴブリンどもの話題で持ち切りです。なので、カルロが意見します。
「もはや、異常事態だな‥‥」
「そうだね」
サガも、カルロの意見に賛同しました。
それで、ハインツが提案します。
「明日、この町の人たちから、話を聞いてまわって、情報を集めましょう」
「それが、良いと思う!」
ルイも、ハインツの提案に賛成しました。
そこで、再び、例の宿『ラブホテル』に泊まって、英気を養います。
ところが、ラブホテルでは、男たち(童貞)が、シャワーを浴びるサガ(処女)の『恥じらいヌード』を眺めながらも、ひたすらカラオケ三昧です。
{挑戦者たち}(カラオケ水晶板の表示)
「漢だったら、恋より、夢を叶えろ~♪」(ルイの熱唱)
「「乙女の涙は、綺麗だね♪♪」」(カルロとハインツによるコーラス)
「勇気は、夢を生きる術~♪」(ハインツの熱唱)
「「美女の笑顔が、素敵だよ♪♪」」(ルイとカルロによるコーラス)
「ルララ、俺たち、挑戦者~♪」(カルロの熱唱)
「「挑戦者♪♪」」(ハインツとルイによるコーラス)
{――挑戦者たち(ロケ地:ルヴォア)}(カラオケ水晶板の表示)
その後も、童貞たちは、性交の意志など無いにも関わらず、サガに対して、無神経なことに、下ネタを披露したりもしました。
おかげ様で、サガの方は、滑稽にも、苛々しながらモヤモヤだらけです。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




