爆炎のAI
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月27日(火)AM10:00、ファンタジア世界『ロマーヌの館』豪華リビング――
リビングには、ジラルド王子を始め、主だったメンバーが集まっています。
まずは、ジラルドの報告です。
「昨夜の人形の件だが、例によって‥‥
――逃げ出した、自立型兵器であることが、判明した。
まあ、悪を以って正義を為す。
我が国では、よくあることだ」
「そのうち、この国、自滅するんじゃない?」
「それは無い!」
サガ(ハイエルフ♀)のツッコミを、ジラルドが、キッパリと否定しました。
もちろん、否定の根拠など、欠片もありません。
次は、新人メイドの自己紹介です。
新人メイド(エルフ♀)が、サガ(優香)に挨拶します。
「初めまして、ハイエルフ型のAIロボットのアイです。
――またの名を、爆炎のAIと言います。
カルロ様たちの性欲処理も、担当しています。
どうぞ、お見知りおきを!」
「えっ、それって、おまんこの使い回しじゃ‥‥」
「優香ちゃんだって、将来、使い回されるでしょ?」
サガの不快感からの発言に、彩香博士(永遠の17才)がツッコミました。
ルイ(野戦士♂)が、告げます。
「そうだよ、僕たち、サガのことは、アイちゃんよりも汚く使うからね!」
「そうです、ぐちゃぐちゃのベトベトにしますから!」
「非道すぎない?」
ルイの発言や、それへのハインツ(魔道士♂)の相槌で、サガが、あからさまに、むくれています。
その様子に、ジラルド王子や、彩香博士が微笑んでいました。
続いては、カルロ(戦士♂)の決意表明です。
カルロが、真面目な表情で、サガに宣言します。
「俺たち、サガに掛けられた呪いが解けるまでは、結婚しないことにした。
――いまや、サガは、冒険しながら、子育てが出来るらしいが‥‥
ケジメとして、呪いが解けるまでは、サガには、処女でいて欲しい!
身勝手な願いかな?」
「そんなこと無いよ、わたしも、そう思ってた」
「気が合うな!」
「婚約者だからね♪」
サガとカルロは、見つめ合って、微笑んでいます。
続けて、ジラルドも宣言します。
「僕も、サガ君との結婚は、呪いが解けてからだ」
「あたりまえでしょ!」
「冷たいな!」
「冷たいわよ♡」
そう言って、サガとジラルドは、楽しそうに笑い合います。
そうして、和やかな雰囲気が、拡がりました。
最後は、彩香博士の連絡事項です。
彩香が、得意気に告げます。
「デザバトこと、デザインバトルのネットワークに接続できたわよ。
――これで、西暦世界の竹ちゃん達とも、バトル出来るからね。
もちろん、日本大会への応募も、オンラインで出来るわよ。
けど、優香ちゃん、気を付けてね!」
「なにが?」
「東京大会の予選は、指定の雑魚メカと、1回だけ戦うことだけど‥‥
――そのとき、かなりの個人情報が、運営側に知られる事になる。
もちろん、機体の設計データとかもね!
まっ、これは、プレゼント付きアンケートとかにも、言える事だから♪」
「あっ、よくある、情報収集系の詐欺か‥‥」
「そうそう♪」
「気を付ける!」
彩香の忠告に、サガは、納得した様子です。
ともあれ、真面目なことは、それを最後にして、楽しく雑談が始まりました。
相変わらず、ロマーヌの館は、明るく楽しい場所です。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




