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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
東京特許許可局

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49/79

コンビニ販売

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 西暦《せいれき》世界《せかい》、26日《にち》、AM11:00、ホビーサロン隅田《すみだ》本舗《ほんぽ》――



 ハイエルフのサガ(優香《ゆうか》)は、ファンタジア世界の彩香《あやか》博士《はかせ》と通信《つうしん》中《ちゅう》です。

 彩香が、しみじみと言《い》います。


『優香ちゃんが、わたしの弟子《でし》の竹《たけ》ちゃんの店《みせ》で、お世話《せわ》になるなんてね』

「いえいえ、こちらこそ、エロ方面《ほうめん》で、お世話になっております!」


「余計《よけい》なこと、言わないで!」


 通信に割《わ》り込《こ》んだ竹雄《たけお》を、サガ(処女《しょじょ》)が叱《しか》りました。

 ともあれ、彩香が、楽《たの》しそうに、サガに告《つ》げます。


『そうそう、優香ちゃんの「恥《は》じらい母乳《ぼにゅう》」を分析《ぶんせき》したらね。

 ‥‥薬効《やっこう》成分《せいぶん》を、検出《けんしゅつ》できたの!

 で、早速《さっそく》、それを使《つか》って、嬉《うれ》し恥ずかし「スタミナドリンク」を作《つく》りました♡

 これが、最高《さいこう》の出来《でき》栄《ば》えだから、東京《とうきょう》特許《とっきょ》許可局《きょかきょく》に申請《しんせい》しちゃいました♪』


「あんたは、娘《むすめ》の母乳を、お金《かね》にするつもりか!」


「俺《おれ》、それ、飲《の》みたいです!」

「黙《だま》れ、竹雄!」


 再《ふたた》び割り込んだ竹雄に、サガが怒《いか》りを向《む》けました。

 通信ウインドウの向こうでは、彩香が、楽《たの》しそうな笑《え》みを浮《う》かべています。



 しばらくすると、異《い》世界宅配(たくはい)(彩香のオリジナル・サービス)で、スタミナドリンクが72本《ほん》も届《とど》きました。スタミナドリンクは、1本(いっぽん)350ccで、商品《しょうひん》名《めい》には『アムリタ~優香の恥じらいミルク~』とあります。


 そこで、サガ(会長《かいちょう》)と、竹雄と源之介《げんのすけ》(副《ふく》会長)が試飲《しいん》しました。

 すると、源之介が、感動《かんどう》しながら、竹雄に言います。


「これ、会長の『おっぱい』と、同《おな》じ味《あじ》がする♡」

「効能《こうのう》も‥‥サガさんのと同じだ。あれを、1本300円《えん》で再現《さいげん》するなんて!」


『効能と味だけは、優香ちゃんの「おっぱい」と同じにしました♡』

「余計《よけい》なことしないで!」


 通信で割り込んだ彩香に、サガが怒声《どせい》を浴《あ》びせました。

 早速、サガは、彩香にクレームを付《つ》けます。


「このドリンクは、いますぐ、廃棄《はいき》処分《しょぶん》にして!」

『けど、もう‥‥大量《たいりょう》コピー生産《せいさん》して、コンビニとかに置《お》いたわよ』


「えっ!」

『そうね、30分《ぷん》ほどで‥‥2千《せん》万《まん》本《ぼん》ぐらい、売《う》れてるかな』


「なっ、なんで、そんなに、売れるわけ?」

『世界販売(はんばい)だから♡ わたし、仕事《しごと》だけは、早《はや》いのよ♪』


「そんな‥‥」


 愕然《がくぜん》とするサガに対《たい》して、彩香は、満面《まんめん》の笑みです。

 しばらく、サガは、立《た》ち直《なお》れそうにありません。



 竹雄と源之介は、サガの母乳ドリンク『アムリタ』の2本目(め)を味わいます。それに対して、サガは、打《う》ちひしがれたまま、ひたすら恥じらい赤面《せきめん》です。

 竹雄が、彩香博士に問《と》います。


「これ、濃縮《のうしゅく》しないのですか?」

『濃縮すると、練乳《れんにゅう》化《か》して飲みづらいわよ』


「そうか‥‥」

『あと、薬効があるから、珈琲《コーヒー》ポーションにも向いてない』


「そうですね」


 竹雄と彩香は、打ちひしがれるサガを他所《よそ》に、技術《ぎじゅつ》者《しゃ》トークです。

 一方《いっぽう》、源之介は、サガの胸部《バスト》を見《み》詰《つ》めながら、3本《ぼん》目を飲みはじめています。



 こうして、サガの母乳の味が、あからさまにも、世界中(じゅう)に伝《つた》わりました。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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