不老不死
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月26日(月、仏滅)AM9:30、東京都台東区駒形1丁目、ホビーサロン隅田本舗――
今朝から、サガ(ハイエルフ美女)は、装いを新たにしています。
それは、タイトワンピースとスリングパンプスで、美しく体型を強調するエレガント・ファッションです。
ともあれ、目下、店内では、サガ(会長)が、胸を隠すように両腕を交差させて、恥じらい戸惑っていました。一方、滝沢源之介(副会長)は、サガの胸を見詰めながら、幸せそうに放心しています。
そこで、店長の万代竹雄が、源之介に聞きます。
「9時ごろ、サガさんに土下座してたが‥‥その後、何かあったのか?」
「会長の胸で、甘えてたら‥‥本当に、母乳が出てきた♡」
「なっ?」
「あったかくて、コクがあって、やさしい香りがして、まろやかで‥‥」
唖然とする竹雄に対して、源之介は、惚気きっています。
それで、すぐさま、竹雄は、サガに土下座します。
「サガさん。俺も、甘えてみたいです!」
「え、あ‥‥わ、わたしも、もう一度、確認したいから、いっ、い、良いわよ」
サガは、激しく赤面しながらも、そう承諾しました。
そのため、サガと竹雄は、通称『ちょんの間』へと向かいます。
やがて、数十分後、サガと竹雄が『ちょんの間』から出て来ました。この時、サガは、エルフ耳まで、恥じらい真っ赤っかで、対する竹雄は、やはり、サガの胸を見詰めながら、得意気にしています。
ここで、竹雄が、呟きます。
「何より、味わい深く、香り高く、まろやかさにも優れ、総じて至福の美味なり。
‥‥しかも、吸い心地が豊潤で、飲みごたえも潤沢で、たんまり堪能できる。
あれぞ、まさに、新鮮なる成分未調整、天然由来『女性の神秘』の正解なり!
また、あの生搾りには、優しい滋養強壮と、緩やかな不老長寿の効果がある」
竹雄は、そう長々と呟いて、感極まりました。
一方で、サガ(処女)が、とことん恥ずかしそうに呟いています。
「わたし、副会長のせいで、特性『聖乳』に覚醒しちゃった。
‥‥極限の才能『絶対官能』も原因だろうけど、こんなの恥ずかしすぎる。
なんで、デザバトで対戦するための交換条件が、こんなことに‥‥
けど、何故か、真正特性『永遠の生命』にも目覚めてる」
これまた、サガも、長々と呟いてから、しばらく、考え込みます。
他方では、源之介も、竹雄も、サガの胸部に、見惚れています。
けれども、サガは、我に返ると、ファンタジア世界へと、通信ウインドウを開き、いきなり、彩香博士に告げます。
「カルロ、ルイ、ハインツ、アリスに、西暦世界の不老長寿薬を飲ませて!」
『いきなり、なに? まあ、面白そうだから、飲ませてみるけど‥‥』
彩香が、そう応えてから、数分が経過すると、通信ウインドウの向こうで、カルロたちの歓声が上がりました。
『『うおぉーっ!』』『『のわぁーっ!』』
なんと、カルロたち4人も、真正特性『永遠の生命』に覚醒しました。無論、4人とも、感動しながら喜んでいます。
ちなみに、真正特性『永遠の生命』は、以前、軍神ガンヒルドが、サガたちに資格だけを与えた『不老不死』特性です。また、あれは、不老不死フラグが、不老長寿薬という切っ掛けで、発動したのです。
ただし、サガの場合には、不老長寿系の特性『聖乳』に覚醒したこと自体が、その切っ掛けです。
こうして、サガと4名は、意外な切っ掛けで、見事、不老不死となりました。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




