豊穣のスーパーヒーロー
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦世界、26日、AM8:00、ホビーサロン隅田本舗『ちょんの間』――
サガ(優香、ハイエルフ処女)は、朝食をカップ麺(特盛キングサイズ)で、簡単に済ませてから、ファンタジア世界の彩香博士と通信しています。
通信ウインドウの彩香が言います。
『そうか、そう来たか‥‥
てっきり、オナホ化されて、顔とか、真っ赤っかになってるかと思えば‥‥
‥‥極限の才能「絶対官能」を獲得だなんて。
これ、才能『万能』が招いた、奇跡だから‥‥たぶん!』
「そっか、そうなんだ。万能って便利すぎ♪」
『それはそうと、優香ちゃんの身体を、リモートで調べてみる』
サガは、昨夜の成果報告をしていました。
また、彼女は、彩香によるリモート検査の間、コーラを、1.5リットル・ペットボトルで、片手でガブ飲みしています。
しばらくすると、彩香が、ニヤニヤしています。
気になって、サガが問い掛けます。
「なにか、わかったの?」
『優香ちゃんの身体に、副子宮が255個も出来てる♡』
「えっ?」
『まあ、副子宮って言っても、仮想子宮だけどね~♪』
「どうなるの、わたし!」
『最大で、255回分も、同時妊娠が出来る♡』
「なっ!」
『しかも、子宮と副子宮間で、インポート/エキスポートも出来ちゃう!』
「なによ、それ!」
『淫乱人生が、確定したわよ♡』
「‥‥」
『歓んで、良いのよ?』
サガは、呆然としていて、彩香の方は、満面の笑みです。
二人の間を、珍妙な沈黙が、支配しています。
そのころ、軍神ガンヒルドは、ある人物を、リモート調査していました。
やがて、ガンヒルドは、嬉しそうな笑みを浮かべます。
「逢坂歩、2020年に失踪‥‥そうか、ここが、アユミの世界なのか。
‥‥また、逢えるよな、マブダチ!」
彼女は、明るく呟きました。
きっと、マブダチに、再び逢えることを、期待して‥‥
ところで、話し戻って、西暦世界の『ちょんの間』では、フリーズが解けたサガが、赤面しています。そこで、サガは、彩香に確認をします。
「ママ、わたし、他は、変じゃないよね!」
『性格が、面白い♪』
「‥‥真面目に答えて」
『怖いわね‥‥性的バランスが、とことん上向きに良くなってる』
「良かった‥‥」
『‥‥良かったわね』
二人とも、安堵しています。サガは、自分に異常が無いことで、彩香の方は、サガに叱られずに済んで、安心していました。
でも、突然、ファンタジア世界の彩香の側で、通信が割り込んで来ました。
それなので、サガは、再びコーラをガブ飲みです。
しばらくして、彩香が、サガに確認します。
『逢坂歩って、2020年の生徒、知ってる?』
「知ってるよ。副会長の滝沢源之介くんの友達で、根っからの良い人だけど」
『そっか‥‥ちなみに、その生徒、あなたの前世での従姉弟なんだけどね』
「そうなんだ」
『で、詳しく知らない?』
「言い辛いんだけど‥‥性格以外に、取柄が無かった」
『‥‥その人物で、間違い無いそうよ』
「で、誰から?」
『軍神さまから』
「知り合いかな?」
『‥‥知り合いだそうよ』
「不思議だね?」
二人とも、軍神ガンヒルドが、西暦世界の人間のことを問い合わせることに、ひたすら疑問を感じています。
けれども、軍神からの問い合わせは、先ほど、終わったそうです。
逢坂歩‥‥彼は、とある世界の『命運を握る』重要人物なのです。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




