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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
江戸の花

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38/79

AIロボットは生徒会長

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 西暦せいれき2200ねんがつ22にちもく赤口しゃっこう)タワーマンション『サイバード浅草あさくさ』36かい、ベッドルーム――



 うらわかきハイエルフ美女びじょのサガが、めると、そこは、らぬベッドのうえでした。しかも、彼女かのじょは、はじめて部屋へやで、全裸ぜんらです。

 それも、サガが、自分じぶんが全裸だと意識いしきできるのは、おなかかれた『だれかのぬくもり』が衣類いるいとおしていないからです。


「‥‥いた?」


 そう男性だんせいこえがしました。

 それから、すぐ、その男性に、おもいきり、められました。


心配しんぱいしたんだ、二日ふつかも、まさないから!

 けど、よかった、会長かいちょうみたいにならなくて‥‥」


 そういながら、男性は、なみだこぼしました。

 サガは、ずかしさをかんじながらも、やさしいちにつつまれていました。なによりも、そのしたしげな温もりには、彼女が全裸であることをわすれさせてしまうほどのたよ甲斐がいがありました。



 優しい温もりのなかで、サガは、現状げんじょう把握はあくします。

 まず、彼女は、機械きかい精霊せいれいモードであること、りょううで(あし)皆無かいむで『あたま胴体どうたいのみの裸体らたい』あること、全裸なのに抱き締められていること‥‥現在げんざい自身じしんがアダルト人形にんぎょうとして、起動きどうしていることです。


「‥‥!」


 ずかしさで、サガは、全身ぜんしん‥‥とくに、顔面がんめん紅潮こうちょうさせます。彼女には、あるしゅのシステムトラブルに、セーフモードがてら、アダルト人形(ISO(イソ)準拠じゅんきょのラブドール)として機能きのうするという、余計よけい仕様しようがありました。

 一応いちおう、こっそりと、自身のステータスを確認かくにんしますが‥‥まだ、純潔バージン処女メイデンです。ですが、そのうち使用しようされれば、処女しょじょ喪失そうしつしてしまいます。



 けれども、会話かいわ機能には、異常いじょういらしく、普通ふつう会話かいわ出来できそうです。

 そこで、彼女は、男性に気持ちをつたえます。


(恥ずかしいので、抱き締めるのを、やめてくれませんか?)

「恥ずかしいけど、抱き締めて‥‥やめないでください!」


(えっ‥‥)

「ああっ♡」


 発言はつげんを、エッチな方向ほうこうに、自動じどう調整ちょうせいされてしまいました。なので、恥ずかしさから、サガの裸身らしんが、なまめかしいあせとかで、かぐわしくうるんでました。

 それでも、男性は、優しく耳元みみもとささやきます。


残念ざんねんだけど、おれには、きなひとがいるから‥‥」


(えっ、わたし、られた?)


 サガは、たとえようのないいらちを感じました。しかし、男性は、サガを女性じょせいとして、しばらくのあいだ、優しく抱き締めていました。



 やがて、サガは、解放かいほうされて、ふたたびベッドに‥‥大切たいせつに、安置あんちされました。

 けれども、男性のとなりには、なんと、学校がっこう制服せいふくブレザー姿すがた少女しょうじょがいることに、きました。少女は、います。


「マスター、そのかたは、ラブドール機能をゆうする改造かいぞう人間にんげんです」

「そうなのか、生徒せいと会長かいちょう?」


「おそらく、わけあって、アダルトモードでの起動を、余儀よぎなくされています」

回復かいふくは、出来るのか?」


こころみます‥‥残念ながら、推定すいてい72時間じかんは、復旧ふっきゅう不可能ふかのうです」

「‥‥そうか」


 美形イケメンの男性が、心配しんぱいそうにしています。それと、生徒会長なる少女は、AI(エーアイ)ロボットのようです。

 ところが、サガは、筆舌ひつぜつしがたい衝撃しょうげきけていました。



 なんと、学校制服ブレザーの少女こと、AIロボットの容姿ようしは、りにも寄って、サガの前世ぜんせ江戸前えどまえ優香ゆうか』なのです。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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