表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
爆炎のサガ  作者: 大和奏時
江戸の花

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/79

進撃の猛虎

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 PM6:45、邪悪じゃあく跋扈ばっこする浅草あさくさに、正義せいぎたる爆炎のサガ(ダイナマイト・サガ)光臨こうりんしました。



 爆炎ばくえんのサガは、すぐさま、邪悪のれ『邪魔ジャマー』どもとたたかはじめます。そして、彼女かのじょは、機械きかい腕脚わんきゃくかがやるわせ、生身なまみ胴体どうたいつやめきたわませます。


 とはえ、浅草剣客(けんかく)たいは、サガが『本当ほんとう味方みかた如何どうか』をさだめるため、専守せんしゅ防衛ぼうえいてっしています。

 しかしながら、剣客隊長(たいちょう)滝沢たきざわ源之介げんのすけには、サガの発光はっこうたいかくされているだけの恥部ちぶやら秘所ひしょばかりが、はっきりクッキリとうつっていました。


「うねるうごきに、たわわな弩迫力どはくりょく‥‥アダルトビデオなんかよりも、男魂おとこさぶられるぜぇ!」

げんちゃんよぉ‥‥」


 ふく隊長の坂元さかもと涼真りょうまが、こまてた様子ようすです。

 他方たほうで、隊員たいいん御剣みつるぎ桃花ももかが、世迷言よまいごとです。


「エルフむすめけてる『くろいゴーグル』のディスプレイ機能きのうしい!」

「おいおい、おまえまで‥‥ぼけんな!」


 副隊長が、あきれながらいさめます。

 もちろん、エルフ娘とは、爆炎のサガのことです。


大体だいたい不謹慎ふきんしんだろう、あのしたぱら淫紋いんもんとか!」

「「‥‥「とうといだろっ!」‥‥」」


 副隊長の涼真が、っても、そのこえは、だい多数たすうの隊員に、否定ひていされました。

 おまけに、隊長の源之介にいたっては、かたなかまえながらも、サガのなまめかしい勇姿ゆうしに、唯々(ただただ)れていました。



 ともあれ、爆炎のサガは、悪辣あくらつなる邪魔じゃまれを、たおします。うつくしくうように、あでやかにおどるようにして、邪魔どもを粉砕ふんさいしてきます。

 きらめく金属きんぞくうでで、邪魔どもをくだき、輝く機械のあしほろぼします。


 そのスピードは、目まぐるしく、すでに、邪魔どもの大半たいはん消滅しょうめつしました。


 ところが、邪魔の群れのなかに、なぜか、人間にんげんの『ぱらおとこ』がいます。

 しかも、突然とつぜん、酔っ払いの全身ぜんしんが、あおほのおつつまれて‥‥とら頭部とうぶをした化身アバター出現しゅつげんします。


 トラ化身けしんは、いきなり、爆炎のサガに、かりました。

 サガは、咄嗟とっさに、機械のみぎ腕で、トラ化身を薙ぎはらいます。


<ギシャァーン!>


 しかし、彼女の右腕は、化身の超絶ちょうぜつパワーで、砕けりました。


「くっ!」


 さらに、トラ化身は、サガのひだり腕までも、なぐり砕き‥‥つぎには、右脚までをも、蹴り砕きました。


「くうっ!」


 右脚をうしない、サガは、あおけにたおれます。すると、すぐさま、トラ化身は、彼女の左脚さえも、み砕きました。

 もはや、爆炎のサガは、すべての手足てあしを失いました。



 まもなく、トラ化身は、サガの両目りょうめおおうゴーグルを、乱暴らんぼうります。

 すると、サガの恥部を隠している発光体が、消滅しょうめつしました。


 いまや、サガは、あたまと胴体だけの『あせまみれの裸体らたい』にぎません。

 ほどくして、トラ化身は、自身じしん下半身かはんしんを、卑猥ひわい変化へんかさせて、サガに覆いかぶさろうとしました。


 ところが、そのとき、ひと振りの刀が、トラ化身のこう頭部に命中めいちゅうしました。それは、剣客隊長の源之介が、げ付けたのです。

 ‥‥しかし、そのやいばは、トラ化身の防護ぼうごに、はじばされました。


なんのつもりだ、むしけら!」

「うっせえ、へっぽこドラねこが、人間さまをめんな!」


 源之介は、化身に虫けらばわりされて、そう啖呵たんかりました。

 もちろん、トラ化身の殺意さついは、源之介にかいます。


「だったら、お前の心臓しんぞうを、えぐり取‥‥ぐわぁーっ!」


 突如とつじょ、サガの周囲しゅういが輝き始め、その輝きで、トラ化身がはじき飛ばされました。

 これは、サガの腕や脚を構成こうせいしていた『ナノマシン』の輝きです。れば、機械の腕脚の破片はへんすらも、ナノマシンにまで分解ふんかいされ、輝きにわって行きます。



 すぐさま、輝き(ナノマシン)が、サガの腕や脚をさい構築こうちくして‥‥もなく、サガは、素顔すがおさらし、胴部どうぶは裸体、右腕が『電磁でんじキャノン』で、左腕はく、りょう脚が骨格フレームだけの設置せっちきゃくという形体けいたい変化へんかしました。


 やがて、トラ化身が、ふたたがろうと‥‥すると、電磁キャノンから『輝き(ナノマシン)かたまり』が射出しゃしゅつされ、化身の心臓をつらぬきます。


「ごがっ‥‥!」

「‥‥ばく‥‥め‥‥つ‥‥」


 サガが、ちからなく、そうつぶやくと、トラ化身の肉体にくたいが、炎に包まれ消滅しました。また、化身アバターが消滅すると、邪魔ジャマーの群れもります。


 けれども、その直後ちょくご、サガは、を失い‥‥彼女の腕脚も消滅しました。

 そして、路上ろじょうには、腕脚の『エルフの裸体』が、なまめかしくのこされます。



 すぐさま、剣客隊長の滝沢源之介は『汗だらけの裸体』にり、ひたむきに、それをめました。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ