浅草剣客隊
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月20日(火、仏滅)PM6:30、東京浅草――
――街は、混乱と喧騒に、包まれています。
いきなり、悪魔の一種『邪魔』が、大量発生したのです。
目下、警察は、市民の避難誘導で、天手古舞しています。
その最中、日本刀を手に『黒のロングコート』集団が、さっそう現れます。
――浅草剣客隊です。
「いくぜぇ!」
「「‥‥「おうよーっ!」‥‥」」
彼ら、男8名女4名は、掛け声と共に、邪魔の群れへと突撃しました。
しかし、此度は、彼らにとって、多勢に無勢の不利な戦いです。邪魔の数が、あまりにも多すぎるのです。
さらに、そこから、少し離れた場所では、浅草の救命団が活動しています。
「死傷者の搬送を急げ!
――今回は、邪魔が多すぎる。
死者が、魂を喰われる前に、御遺体を結界で確保‥‥
早期の死者蘇生も、怠るなよ!」
団員は、皆、真剣な面立ちでした。
尚、救命団とは、消防団の別称です。
ところで、200メートルほど向こうで、とある異邦人が、騒ぎを聞きつけます。彼女は、赤いドレスを着ていて『エルフのコスプレ』をしていました。
おまけに、彼女は、火事と喧嘩が、大好物なのです。
しばらくすると、浅草剣客隊は、決断に迫られます。
体育会系の副隊長が、美男の隊長に促します。
「源ちゃんよぉ、こりゃあ‥‥ポーション使うしかねえぜ!」
「金、掛かりそうだな‥‥」
隊長の滝沢源之助は、そう悩みました。
もし、ポーションを使えば、出費が助成金を越えてしまいます。
そのとき、エルフのコスプレをした美女が、やって来ます。
副隊長が、怒鳴ります。
「チューバーの類は、危ねえから下がってろ!」
「違います。わたしは、魔法系の戦闘要員です」
「おう! そりゃ、助かるぜぇ!」
「じゃあ、お助けするからね♡」
赤い女は、うそぶきながら、前に進み出ます。
けれども、魔法系にしては、前に出過ぎです。
しかも、終いには、剣客たちの最前列を、越えて行きます。
隊長の源之助が、怒鳴り散らします。
「てんめぇえ、なぁにぃ、やってぇやがぁる!」
「‥‥変身」
なんと、赤いエルフ女は、空気も読まず‥‥変身アクションをしています。
さらには、突如、壮麗なるBGM(背景音楽)が始まり‥‥全自動ストリップ空間が展開されました。
全自動ストリップ空間で、エルフは、美爆乳グラマーなる裸足全裸を、艶やかに晒します。しかし、恥部だけは、ひかり効果で、艶やかに隠されました。
そして、すぐさま、艶めかしい下腹部に、処女の証『純潔紋』が、ウォーターマーク様式で浮かび上がります。
やがて、生身の両腕両脚が、ひかり効果で包まれて、次には、金属製の機械義肢に変わりました。
同時に、美しい両目が、ゴーグル型の『黒いディスプレイ』で覆われ、そこに『SETUP READY!』(準備完了)と表示されます。
その上で、エルフ美女は、ほとんど全裸のまま『金属化した機械の両腕』を頭上で交差させたセクシーポーズを取りました。それに加えて、恥部を隠している持続的『ひかり効果』が瞬間的に超発光して、システム音声が轟きます。
『爆炎のサガ、Enter!』
ここに、スーパー・セクシーヒロインが光臨しました。彼女は、金属機械の両腕両脚を輝かせ、その恥部は、発光体だけで隠し彩られています。
一方、浅草剣客隊は、唖然としながらも、凄艶な勇姿に見惚れています。
こうして、爆炎のサガが、東京浅草で、華麗に見参しました。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




