黒駒通りの人形
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月13日(火)黒駒通り『ロマーヌの館』リビング――
豪華なリビングには、サガ(優香)、ジラルド王太子、江戸前彩香博士、愛犬ワンダ、執事エドウィン(聖霊)が居ました。
まずは、ジラルド王子からの報告です。
「結局、此度の魔人騒動は、魔神による能力強化の失敗例らしい。
‥‥つまりは、意外にも、国内問題だった。
私は、てっきり、他国の破壊工作か何かだと‥‥
何れにせよ『悪を以って正義を為す』我が国では、よくある事だ」
「じゃあ、魔人は、被害者だったの?」
「否、自分勝手な能力強化で、増長したのだ!」
「そっか」
サガは、ジラルドの答えで、納得したみたいです。
これにて、魔人騒動は、一件落着しました。
ところで、サガは、女1名男3名『アリス、カルロ、ルイ、ハインツ』の姿が無いことを、気に掛けました。
そこで、彼女は、執事エドウィンに問います。
「そう言えば、アリスやカルロたちは?」
「実は、愚娘アリスが、武神フローラ様より、天啓を賜りまして。
‥‥何でも、純潔の誓いの根幹は、心意気だと。
決して、男性自体の存在を、否定するものでは無いそうです。
そこで、愚娘は、カルロたち親戚と、特訓中です」
「もしかして、裸で人形みたくして、野郎どもにマッサージされてるとか?」
「左様に御座います」
サガとエドウィンの会話を聞いて、ジラルドが、下心からの発言をします。
「それでは、私も、あとで参加することにしよう」
「たとえ加護が破れても、合体禁止だと思うけど?」
一応、サガが、ジラルドに、そう忠告しました。
すると、ジラルド王子は、いわば男らしく公言します。
「破れれば、王族権限で合体する!」
「あらかじめ、そのこと言ってから、参加しなさいよ!」
そう言いながらも、サガは、ジラルドに呆れています。
それと、後日談ですが‥‥ジラルドの参加は、承認されますが、加護を破ることが出来なくて、合体には失敗したそうです。
さておき、彩香博士には、純潔防護についての考えがあるようです。
そこで、彩香は、スマートシステムを、しばらく操作してから語り始めます。
「爆炎のサガに、純潔防護を実装したわよ。
‥‥けど、敗北後は、主動力が使えないから、補助動力方式ね。
まあ、補助動力と言っても、化学方式だから、かなり頼り甲斐があるわよ。
それに、化学方式は、アイテムで補充が出来るから、便利だしね!」
それを聞いて、サガが問い掛けます。
「えっと、変身前の防護は‥‥無いの?」
「今から開発‥‥出来た!
化学方式の補助収納アイテムで、原価500コイン(約5千円)だけど?」
「効果時間とかは?」
「いわゆる永続性で、金属甲冑程度の耐久力がある」
「じゃあ、1グロス(144個)欲しい!」
「それなら、1024個を、無料で提供する!」
彩香は、そう言いながら、任せろという態度です。
ちなみに、化学方式とは、化学動力での化学触媒シールド方式で、それらは、使い捨てデバイス(リサイクル可能)に収められています。
こうして、サガの貞操力が、エクシード(卓越)に、強化されました。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




