ハイポリマー装甲ドレス
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
西暦2200年5月15日(木)黒駒通り『ロマーヌの館』地下研究室――
ここには、サガ(優香)と、彩香博士とジラルド王子が居ます。
それなので、彩香が、ジラルドに提案します。
「優香ちゃんの新衣装だけど、透明ビニールでプレートアーマーを作りたい!」
「ビニールですか? 正確には、ハイポリマーですね!」
「で、汗や垢とかは、消費アイテム『浄化ユニット』に任せる。
さらに、浄化ユニットに、偏光迷彩機能を持たせて、下着を完全不要化する」
「なるほど! 淫紋は、どうします?」
「光のウォーターマークにする!」
「それと、デザイン様式は、3Dゲーム系のソードダンサーで?」
「そうそう。だけど、少しだけSFをブレンドしてね!」
「それで、ウォーターマークは、百合が寄って来そうなアレンジで?」
「それ最高♪ 優香ちゃん、モテモテだあ♡」
「ですが、光学的ウォーターマークのデザインは、もう少し詰めたいですね」
「そうね。官能性の限界を、引き出したいわね♪」
「なんで、ウォーターマークばっか、力入れるわけ!」
サガは、ジラルドと彩香の会話を、打ち切りました。
けれども、彩香もジラルドも、涼やかな笑顔をしています。
しばらくの間、珈琲タイムです。
その後、ジラルドは、サガに語り出します。
「これから、採寸と行きたいところですが‥‥
‥‥実のところ、そんなものは、見ればわかります。
それに、例え以前の約束を、順守して頂いても‥‥
『サガ君、純潔シールドなんて、聞いてません! 公約違反です』
『それを言うなら、挿入しようとした、ジラルドが悪いんでしょ!』
‥‥という、嬉し恥ずかしい喧嘩になるだけです。
そこで、唐突ですが、告白します。
――正妻として、結婚してください!」
「良いけど、結婚は、呪いが解けてからで、それまでは、合体厳禁だよ?」
「それで、構いません」
「しかも、あんた‥‥貴男との結婚は、カルロたちの後だからね?」
「それも、承知の上です」
「それと、基本、フレンチキスは、拒否するわよ」
「わかりました。フレンチキスのタイミングは、二人の仲の進展に任せます!」
「じゃあ、本気みたいだし‥‥ジラルド王子、婚約してください!」
「慶んで、婚約いたします!」
こうして、サガとジラルドは、意外と幸せそうに婚約をしました。
それと、二人は、気恥ずかしさから、お互いの視線をそらして、楽しそうに笑い合っています。
しばらくして、二人は、婚約のフレンチ‥‥キスをしました。なので、ジラルドの頬には、見事な手の平の跡があります。
程無くして、思い出したかのように、ジラルド王子は、彩香博士に問います。
「ところで、新型ドレスの名前は、どうします?」
「子供の名前は、男の子だとジョンで、女の子だとジェーンかな?」
「違います。二人の子供が、女の子だったらユウカです!」
「よし許す。すぐに押し倒して、いっぱい頑張って、朝までに孕ませなさい!」
「お~い、却下だよ!」
サガが、会話に、割り込みました。
そこで、気を取り直して、ジラルドが、サガに提案します。
「君だけのドレスだから、EUCA‥‥ユウカドレスで?」
「じゃあ、EUCAGE‥‥ユウケイジで!」
「だったら、優れた利便性の透明アーマーの意味で‥‥
エクセレント・ユーザビリティ・クリア・アーマーで、EUCAに決定!」
勝手ながら、彩香は、サガの新型ドレス名を『EUCA』に決定しました。
もちろん、サガもジラルドも、微笑みながら頷いています。
こうして、新装備『EUCA』の開発が、楽しく幸せそうに始まりました。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




