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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
暮らしと冒険者

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やさしさのレシピ

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 西暦せいれき2200ねんがつにちすい)ファンタジア世界せかい要塞ようさい都市としベルファスト『ロマーヌのやかた地下ちか研究けんきゅうしつ――



 本日ほんじつも、優香ゆうかこと『サガ』への追加ついか改造かいぞうおこなわれました。

 おかげで、検査けんさのため、彼女かのじょは、またも、裸足はだし全裸ぜんらにされています。


 ただし、現在げんざい、サガは、ハイエルフの身体からだです。

 前世ぜんせでの実母じつぼ江戸前えどまえ彩香あやか博士はかせは、サガにいます。


「ネックは、優香ちゃんの『主職能メインクラス娼婦しょうふ固定こていされてしまうのろい』なのよ。

 ‥‥職能しょくのうは、自分じぶん自身じしんが、その職業しょくぎょうであることを、自覚じかくするのが原動力げんどうりょく

 で、BIOS(バイオス)で『自分が自分らしくある事を自覚する』のをサポートした。

 しかも、それは、性的せいてき自覚とかもふくむからね!」


「ありがとう。今後こんごは、自分を自覚するだけで、ランクアップ出来できるのね?」

「そう」


 サガは、うれしそうにしています。

 一方いっぽうで、彩香は、思案しあんにしています。



 けれども、彩香博士は、なにかを決意けついしたようです。

 そこで、サガに告白こくはくします。


貴方あなた転生てんせいしたから、もう、時効じこうよね。

 秘密ひみつにしてた『貴方のおとおさん』のことだけど‥‥

 ‥‥じつは、自称じしょう『お父さんの父親ちちおや』が、本当ほんとうの父親なの。

 つまり、わたし恩師おんし逢坂おおさか優斗ゆうと』博士が、そうなのよ!」


「えっ?」


「けど、私、体外たいがい受精じゅせいはらんだから、いまでも、シングルマザーで処女しょじょだから♪」

「あっ、そ!」


 彩香の告白に、サガは、最初さいしょ深刻しんこくそうでしたが、なんともおこはじめています。

 しかし、彩香は、責任せきにんそうに、ほほんでいました。



 そうして、しばらくのあいだだけは、沈黙ちんもくつづきましたが、彩香博士は、論点ろんてんを『すりえ』ようとしています。


「ところで、優香ちゃんの才能ギフト万能ばんのう』だけど‥‥

 その正体しょうたいは、やることすことすべてへのプラス補正ほせいみたい!」


「えっ‥‥すごい!」


「それで、万能を、性臭せいしゅうにも、適用てきようできるようにしてみました♪」

「‥‥最悪さいあく


「これで、優香ちゃんの淫臭いんしゅうは、てきたいして、どく属性ぞくせいにもひとしいからね♡」

最低さいてい‥‥」


 ところが、ふざけていた彩香の口調くちょうが、いきなり、やさしくわります。


「だけど、みんなのはなしだと、万能の最大さいだい効果こうかは、優香ちゃんのやさしさかな?」

「‥‥ん?」


本来ほんらい、優しさは、非力ひりきじゃない? でも、万能が、優しさにちからあたえてる」

赤面せきめんしてもいですか?」


「それに、力ある『やさしさ』は、周囲しゅういの『やさしさ』にも影響えいきょうするわよ」

「つまり、連鎖れんさ‥‥するんだ」


「それと、優香ちゃんの『やさしさ』は、父親の優斗博士にたのかも?」

「そうなんだ‥‥」


 サガは、しあわせそうにしています。

 また、彩香は、おだやかな微笑えみうかかべていました。



 こうして、サガの未来みらいは、幸せな『やさしさ』で、あかるく祝福しゅくふくされました。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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