表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/27

第6話 まぁお袋らしいといえばらしいけど

蒼魔視点

リビングで両親、俺、恋人の4人でテーブルを囲む。

俺はかいつまんで異世界に行ってから戻ってくるまでの経緯を説明したんだが、普通異世界とか言われても理解できんわなぁ。

「蒼魔ちゃんが嘘を言う子じゃない、というのはわかっているんだけど⋯」

「蒼魔の言葉を鵜呑みにできるほど俺たちもそこまで柔軟じゃないからなぁ」

まあ、そりゃそうか。

お袋はアメリカで国際弁護士やっているし、親父は外資系の企業の営業部長だからなぁ。

いかにサブカルが豊富な日本出身とはいえ、我が子に真顔でこんなことを言われればそういう反応になるわなぁ。

「それに蒼魔ちゃん、異世界で7年ってことは今、23歳ってこと?」

「ううん、感覚の話だね。鏡を見て確かめたわけじゃないけど肉体的には16歳だと思うよ。」

「じゃあ精神年齢が肉体年齢よりも高くなったということか。それに向こうの、世界で修羅場もくぐってきたんだろ?」

「まあねぇ。特にレアとの戦いはマジで死ぬかと思ったけど」

「む!?主殿?あの死闘がなければ我は主殿に惚れてはいないのだぞ?」

「まあ⋯そうなんだけどさ。」

「確かに本気でキレていたレアさんとあなた様の死闘は割り込む隙もありませんでしたからね。」

「だねぇ。前のレアは切れたら手に負えないからなぁ。今じゃダーリンが近くにいればレアは乙女化するからチョロいんだけどねー♡」

「エルシア、うるさい」

「にひひ」

「そ、そんなに蒼魔ちゃんすごい戦いしていたの?」

「うん、お兄ちゃんの拳がピカーって光ってたよねー」

「そうか。蒼魔に習わせていた総合格闘技も無駄じゃなかったんだな」

「あー、それは異世界に行ってマジで感謝したわ」

ここで一息つく俺たち。

「なあ、蒼魔」

「ん、何?」

「できればでいいんだが異世界にいたという証拠となるもの、見せてもらうことはできるか?」

さて、どうするか。

想定内の確認ではあるな。

俺の親だし問題はないとは思うが⋯。

親に愛する人のことを隠し通すのも罪悪感あるし⋯

うーんうーんと悩む俺にルナが、

「良いではありませんか。将来の義父、義母になるお方に隠すものでもないですし。」

ルナさん?その笑顔反則ですよ?

そんな顔されたら俺ははいしか言えなくなるじゃないですか!!

「わかったよ、ルナ。親父、お袋、驚くなよ?」

「わ、わかった」

「気合入れるわ!」

ルナがみんなの認識誤認魔法を解いていく。

まあ俺には変わっているようには見えないんだけど。

うわぁ⋯親父たちの顔、すげえことになってるな。

あ、オヤジ、エルシアをガン見してんじゃん。

お袋、おやじの頭ひっぱたいてる。

まあ、そうなるよなぁ。

お袋マジで親父ラブだもんなぁ。

まあ、こんだけ美人ならお袋ラブの親父でもそうもなるよなぁ。

うんうん。

「いや、正直恐れ入った」

「エルシアちゃんの角とかサンちゃんの尻尾を触らせてもらったけど本物ね。」

「親父、お袋、これで納得できた?」

「ここまでのものを見せられたら信じざるを得まい」

「本当、世の中不思議なこともあるものねえ」

お袋は感慨深そうねぇ。

まあ、信じてもらえてよかったかな。

うんうん。

「ところで蒼魔ちゃん」

「なに?」

「蒼魔ちゃんの孫にはいつ会わせてくれるのかな?」

茶を吹き出す俺、レア、ルナとほえー?顔のサン。

「あー、ママさん、ダーリンとの子供はなかなか難しいの。異種族間での妊娠って物凄くしにくいのよ。」

エルシアさん、真顔で答えないで!!

お袋も残念そうにしない!!

むせてる俺は反論することもできなかった。

お袋?その質問、ここでしなくても良くない?

俺、帰ってきてまだ数時間だよ!?

まぁ、お袋らしいといえばらしいけどさ。


第6話から4月いっぱいは毎日1話更新していきます。

もし気に入っていただけましたらブックマーク、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ