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第48話 試験勉強

第48話 試験勉強


蒼魔視点

ふむ。

勉強を始めて2時間。

吸収力がやばいことに気づいた。

7年前と比べて明らかに内容が頭に入りやすくなっている。

ルナの記憶能力を俺の固有スキルが増幅しているのは間違いなさそうだ。

速読ではないが、教科書に目を通すだけで理解出来てしまう。

完全にチートになっているな。

ありがたいと言えばありがたいが。

試験範囲の内容を理解、咀嚼、昇華できたので、今回の試験は問題ないだろう。

どうせたかしがまた勉強教えてくれーと泣きを入れてくるのはわかっているし。

香織は問題ないし、小百合も行けるだろう。

あと泣きついてきそうなのは、俊彦かな。

英語が壊滅的だから泣きは確実にはいるだろうな。


たかし視点

やばい。

ノートを見返して勉強しているがわからない。

参考書を引っ張り出して読み込むもわからない。

やばい。

てかなんで俺特進に受かってんのよ。

記念受験で精華国際大学附属高等学校の特進を受けるぜと言っていた過去の俺を殴りたいぜ。

また蒼魔に泣き尽くしかないか。

あいつの教え方、わかりやすいからなぁ。

俊彦と2人で居残りか。

香織も手伝ってくれるかな?

あいつ、蒼魔に惚れていたけどこの前の校門での騒動で彼女いるのを知って少し落ち込んでいたからな。

笑いながらあんだけいれば私も加えてくれないかな?とか言っていたけどさ。

うーん。

弱みに付け込むのも違うしなぁ。

あー、もう。余計な雑念が入って集中できない!

もう蒼魔の補修教室を当てにするか。

そう思って俺は勉強をやめてゲームに勤しむことにした。

まぁ、集中力が続かないのが悪いんだけどね。


香織視点

よし、ここまでできれば大丈夫かな。

私はグッと伸びて今日の勉強ノルマを振り返る。

蒼魔ほど頭は良くないけど、これでも上位勢だからね。

ヘマはできないわ。

私は気分転換であるメールを開く。

ターゲットはこの会社ね。

早速攻略開始よ。

実は私はホワイトハッカーとしても活動しているんだよね。

侵入方法を考えるのもいい頭の運動になるのよね。

ただ、毎回思うんだけど日本の企業のセキュリティ弱すぎよ。

簡単に突破できちゃう。

つまらないけど腕を磨くにはちょうどいい。

はい、侵入完了っと。

私は依頼者に送る報告書を作りどういった攻撃に弱いのか、今後どうするべきかを記載した。

この企業、私にとれば難易度並ってところね。

あとは、怪しい社員のログを引っ張れるソフトを作って依頼者に送れば完了ね。

ほんと、いい小遣い稼ぎよ。

ただ、このせいでお母さんが仕事辞めちゃったんだよね。

お父さんはお母さんにパートでもいいから働けと言ってくれているけど、お母さんは私の収入を狙っているんだよね。

何度か私の口座から下ろそうとした形跡があったけど、全部潰したのよね。

まだ諦めないとか正直ドン引き。

今度蒼魔に相談してみよっかな。

できれば妾枠でもいいから私も蒼魔のハーレムに加わりたいなぁ。

独占したいけど、あのレベルの女性に勝とうとは思わないね。

はあ。

なんで蒼魔のこと、好きになったのかなぁ。

いっそたかしで妥協しようかしら。

あいつとの夫婦漫才も楽しいし。

どうするかなぁ。

あー、悶々するわ。

明日たかしの頭叩いてスッキリしよう。

そうすればこの悶々も少しは軽くなるかな。

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