第42話 サキュバスクイーン
第42話 サキュバスクイーン
蒼魔視点
山村さん、大丈夫かな?
帰るとき顔色悪かったけど。
エルシアの立ち位置はちゃんと説明しておかないと後々トラブルになりそうだしね。
普通は日本でハーレム築いている男と会うこと、そうないからなあ。
あってもそういう企画物のAVくらいだろうしな。
向こうの世界だと貴族とか王族は複数の奥さんがいる人が多かったな。
子孫を残すという意味では正しいとは思うけど、倫理観が強い日本じゃ非難の的になるからな。
とは言え、本人たちがそれでいいと思っているんだから本音を言えばそっとしたおいてほしいんだよね。
さて、バカどもがぞろぞろと出てきたね。
運がないな。
「よう、色男さんよ。見せつけてくれんじゃねぇか」
「お前みたいな平凡な兄ちゃんにはもったいないぞ」
「そうだな。俺たちのようなハイスペにこそふさわしい」
…こいつらゴブリンか?
いや、日本語喋っているオークか?
的確にエルシアの地雷踏み抜いてくれちゃって。
俺知らね。
絡んできたことを一生かけて償うんだな。
エルシア視点
タンドールを出て家路についたあーしたち。
うーん、充実したデートだったわ。
あーしはダーリンと腕を組む。
もちろん自慢の胸を押しつけるのを忘れない。
まぁダーリンは動揺すらしないんだけどね。
でも、モデルか。
うまく行けばコスメとか洋服とか色々提供してもらえるかも?
しかもお給金ももらえるならみんなで旅行も行けるわね。
確かルナママが投資をしたらいい稼ぎになるかもとか言っていたから相談してみよう。
ルンルン気分で帰っていたんだけど、無粋な奴らが絡んできた。
はあ。
やっぱりくるわね。
断ったスカウトもいるみたいだし
あーし、今日はちょっと虫の居所悪いんだけど?
しかもダーリンを侮辱するとか万死に値するわよ?
ダーリンをちらっと見るとあーしの好きにしろと言われているように感じたので、あーしはやりたいようにやるわ。
「あんたたち、今ダーリンを侮辱した?」
「なんだ?見た目だけじゃなく威勢もいい女だな」
「こんな女を屈服させる名は楽しいんだよな」
ホスト、チンピラ、見習いヤクザ、色欲男、ヤリ狂い。
こいつら救いようがないわね。
「あんたたち?覚悟なさい?」
「お?来るか?軽く遊んでやるよ?」
ゲラゲラ笑う男をよそ目にあーしは簡易的な結界で周囲を覆う。
これは防音と認識阻害の結界で、あーしたちサキュバスが捕食や、暗殺の時に使うもの。
赤子のような地球人のオークどもは気づかないし、破ることもできないわ。
実際結界に閉じ込められたことも気づいてないし。
さっさと終わらせましょう。
あーしは近くのひげ面の男の腕をつかむ。
本当は触りたくないけどね。
「げひ!?」
一瞬で白目をむいて崩れる男。
痙攣して一箇所にシミができているわ。
うん。
このレベルなら容易い。
他の男どもは何が起こったか分かってないようね。
あーしは次々と男の腕を握って昏倒させていく。
2秒で昏倒するんだからあっという間に終わる。
「さて、とどめよ」
あーしは色魔法を唱え、ダーリン以外にむけて放つ。
ピンク色の雷が絡んできた男たちを撃ち抜き、ジ・エンド。
これでコイツラは男として死んだわね。
あー、コイツラの精気まずかったわ。
お口直しをしたいけど、ここじゃできないわね。
いや、できなくはないけど。
「相変わらずえげつないね」
ダーリンは苦笑いしていた。
まあ、あーしはこういう戦い方はあまりしないから仕方ないわね。
「スッキリした?」
「うん、スッキリしたわ」
「こいつら、もちろん生きているよね?」
「生きているよ?体の一部は死んでいるけど」
「もしかしなくてもさっきのピンク色の雷?」
「そ。完全男性不能魔法。アレが大きくなるために必要な海綿体をずたずたにしちゃう魔法」
「うわぁ。コイツラには死よりもツラい結末だな」
「虫の居所が悪いあーしの前に出て、ダーリンを侮辱したのが運の尽きよ」
あーしは路上で痙攣している男たち20名を見下ろす。
「でもスッキリしたけど、滾っちゃったからあーしの体、沈めてほしいな」
甘えてもいいでしょ?
恋人なんだし。
「じゃあ、夜まで我慢な?」
「もう焦らさないでよ〜♡」
ここで焦らしプレイとかダーリン鬼畜♡
今夜思いっきり貪ってあげるから覚悟しといてね?ダーリン♡。




