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第22話 校門パニック 前編

第22話 校門パニック 前編


校門正面の八百屋の大将視点

わしの店の前にある星華国際大学附属高等学校は名門の高校で、いろんな生徒が登校しておる。

特に女子の制服が可愛いということで人気もあるそうな。

数年前に芸能科ができてからはテレビに出ている子もちらほら見かけのう。

普段は微笑ましい光景や、若々しい生徒を見ておったんじゃが、今日は違った。

というか別次元と言えるかもしれん。

なにせ周囲とレベルが全然違う女が3人も校門のところに立っておる。

空気が違うというか、オーラが違うというか、とにかく別次元なのじゃ。

タッパの高いボンキュッボンの姉ちゃんに、切れ長のクールな姉ちゃん、ニコニコふわふわな感じの姉ちゃんが楽しそうに話しておる。

わしの家内も別嬪じゃが、次元が違う。

ほあー。

こんな美人、存在するんだなあ。

長生きするもんじゃわい。

眼福眼福じゃ。


エルシア視点

ルナ達と一緒にダーリンとサンを迎えに来たんだけど、認識誤認魔法を軽くしたせいか、視線がすごいわね。

確かに、あーし達は目立つわ。

特にあーし、身長高いくせにヒールまで履いているから特に目立つのよね。

「エルシア、いささか視線が鬱陶しくないか?」

レアもちょっと居心地悪そうと言うか、苛ついているわね。

「仕方ないじゃない。ダーリンの恋人なんだから目立って当然でしょ?」

「むう、そうは言うが、どうもこう、ジロジロ見られるのは性に合わんのだ。」

まあ、レアならそうでしょうね。

ルナは、まあ、ね。

ママらしくこの状況もどこ吹く風って感じね。

「あ、あの…」

ん?

だれ?この男?

なんであーしを見ているの?

「あなたに一目惚れしました!!僕と付き合って下さい!!」

いや、いやいや。

なんであーし、知らない人に告られてるの?

直角にお辞儀されてお願いされても困るんだけど!?

いや、ルナ?

そのあらあらまぁまぁはやめてよ。

あー、もうめんどくさいわね。

あーしは軽くため息をついて

「ごめんねぇ。あーし、ダーリンいるから無理なんだわ、悪いけど諦めて♡」

これでいいかな?

残念そうだけど、スッキリしているみたいだし良かったのかも。

というかダーリンとサン、早くこないかな?


蒼魔視点

なんか、校門のところすごい人だかりができているんだけど…。

まさかレア達が来ているのか?

来るなら来ていいとは言ったが…

うわあ。

三人ともすごい囲まれてんじゃん。

フフ、さすが俺の恋人たちだな。

いいだろ?

あ、告白する勇者もいるのね。

エルシア、どうする?

うわぁ、面倒くさそうな顔してんなぁ。

まあ、普通に断るわな。

俺は三人が恋人であるという事実の優越感に浸りながら前へ出る。

「あ、ダーリン!」

エルシアが満面の笑みで抱きついてきた。

こら、俺の顔をお前の凶悪な胸部装甲に埋めるな!!

息ができん!!

ギャラリーざわついてんじゃん!!

レアも後ろから抱きつかない!!

いや、柔らかいからいいよ!?

てか甘く囁かないで!!

ルナはうん。

さすがママ。

一歩ひいてみているわけね。

嬉しそうで何より。

ある意味あのクソ女神のおかげとは言え、俺も幸せ者だな。

うん。

というかギャラリーすごいことになってんな。

「彼氏だと!?」

「一人でもすごいのに三人とかふざけんな!!」

「嘘!?三人とも彼女なの!?修羅場は!?」

「いや、見ろ、あんな状態で修羅場はないだろ?めちゃくちゃ幸せそうじゃん」

ふふ、俺の自慢の恋人たち、どうだ?

誰にも渡さんがな。

エルシアとレアに離れるように促し、迎えに来てくれた礼を伝える。

「迎えに来てくれたありがとな」

「主殿を迎えるのは当たり前のことだ」

「ダーリンに早く会いたかったんだもん」

「あなた様、お疲れ様でした。」

またギャラリーがざわめく。

「ダーリンとか言われてえ!!」

「あなた様とか上品すぎるでしょ」

「主殿とかクールすぎるわ!」

「もげろ!」

「不公平だ!!」

あ〜、こりゃ収拾つかねぇな。

サンが参加したらなおカオス化しそうだ。

どうすっかなぁ。

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