第23話 校門パニック 後編
第23話 校門パニック 後編
蒼魔視点
「待ちたまえ!!」
ん?
誰か来た?
あ、芸能科の、誰だっけ?
水鏡なんとかって奴だったな?
「そこのレディたち、そんな凡人ではなく、エリートの俺と付き合わないか?」
あ、馬鹿!!
地雷を踏むんじゃない!!
俺はそーっと恋人たちを見る。
うわぁ…
ルナは夜叉モード、レアはめっちゃ蔑んだ目で見ていて、エルシアは…うん、言わずもがなヤバい。
「お前ら」
そう言って水鏡の野郎の目の前で恋人たちを落ち着かせるために優しく抱きしめて恋人たちにキスをする。
よし、ラブラブモードになったな。
「きゃーー、ここでキスするの!?」
「やっば!あれはされると落ちちゃうわ!!」
おー、水鏡のやつ、真っ赤になってやんの。
「わりぃんだけど、俺の恋人たちにちょっかい出さんでくれんかな?」
「貴様!!俺は芸能科の水鏡達也だぞ!?」
「だから?」
「…だからだと!?」
「それが、何か関係あるのかって話だが?」
「あるに決まっているだろ!?芸能科のエリートだぞ!?」
「ふーん。じゃあ特進科首席の俺はあんたよりさらにエリートとなるわけだが?」
「首席!?」
「俺は冷泉蒼魔。冷泉の名は聞いたことくらいあるだろ?」
「くっ」
あらあら、茹でダコみたいに真っ赤になって悔しそうでちゅね?。
ククク。
あいつ、なんだかんだでけっこう人気あるみたいだからな
ここはひとつ水鏡くんの天狗の鼻をへし折ってやるとしよう。
「それにさ、この状況を見て、まだ自分がはいる余地あると思っているの?」
オレはレアを抱き寄せキスをし、エルシアの巨乳を鷲掴みにして見せ、ルナをバックハグで抱き寄せる。
「ダーリン、なんかあーしの扱いだけちがくない?」
「…気のせいだ。」
「ダーリン?こっち見ていってくれる?」
あ、水鏡泣きながら逃げてった。
ダッサ!!
うわダッサ!!
まあ、水鏡君もこんだけ公衆の前で恥をかいたんだ。
奴の芸能生活も終わりになるだろうね。
「ここであの巨乳をためらうことなく鷲掴みするとかマジでやべえ!!」
「うわあ、あの赤髪の子、幸せそう」
「金髪の子のあのバックハグやばすぎない?」
「クソ!!もげろ!!」
「爆発してしまえ!!」
あー、余計周囲に燃料を投下しちまったか。
でもこうでもしないと、水鏡君、確実に死んでいたのよねぇ。
これも緊急回避策ということで。
「おにーーーちゃーーーん!!」
ドムッ!!
サンがロケットのように飛び込んできた。
「ぐぼぁ!!」
完全に不意打ちだった俺の腹部にサンロケットが直撃。
「お兄ちゃんだと!?」
「あの子、今日スポーツ科に編入した子よ!?」
「まさか、彼女4人体制なのか!?」
「どんだけ徳積んでんだよ!!」
ますますカオス。
で、俺はざわめく声を聞きつつ、サンロケットの痛みで意識が遠くなっていったのだった。




