第20話 留守番組の午後
第20話 留守番組の午後
レア視点
ルナ殿が作った昼食を食べた後、我はルナ殿が使っていたタブレットを使って我が好きそうな曲がないかを調べていた。
というか、色々聞いてみたが、どれも良いとか、何なのだ!?
これでは選べないではないか!!
異国の言葉もルナのおかげで聞き取り、意味を理解することはできるが、同じように歌えるか?となると正直できるかわからんな。
ただ、40年も前の曲でもいいものがあったりと調べれば調べるほど我は沼にはまってしまう。
メタル、ロック、ポップス、レゲエ、ユーロビート、バラード、演歌…。
どれも良く、本家のヒューマンは歌に魂を乗せて歌っているのがよくわかる。
素晴らしいではないか。
我がいた世界にはなかった分野だ。
いや、多分あったのだろう。
ただ毎日の戦いで疲弊している中で歌え、というのは酷というもの。
精々軍歌くらいか。
だが、士気は挙がらんな。
あれこれ聞きながらどれを覚えるか考えながら、我の昼の時間は溶けていくのであった。
そして主様を迎えに行くというルナ殿の声を聞いたとき、我の再生リストにある曲が150曲くらいあって固まってしまったのだ。
「いつの間にこんなに…」
こう呟いても後の祭りというものであるな。
しかし、どうしてこうなった?
そんなにリストに入れてなかったはずなのだが。
エルシア視点
レアから使い方を聞いたパソコンを使ってあーしはギャル、コスプレについて調べていた。
たまにエッチなところに入ってしまうこともあったけど、ただ絡んでいる、咥えているだけで正直興味はそそらなかった。
だってあーしら普通にヤッてるし。
で、調べていくとギャル風メイクのやり方とか、ヘアセットの方法とか、メイク繋がりで地雷系、宝塚系、コスプレ系、ナチュラルメイクといった色んなジャンルの動画があって、あーしはそれを片っ端から見ていった。
あまり勉強は好きじゃないけど、美容やおしゃれなら話は別。
あーしの武器を磨くことに繋がるからね。
動画を見つつ、あーしはメモを取り、今、何が足りてなくて、何が必要なのかを控えている。
やばい。
楽しい。
可愛いし。
ゴスロリとかもいいわね。
あ、でもこれあーしがやったら違和感すごいわ。
やるならサンかしら?
…やばい。
可愛すぎて鼻血が出そう。
ルナやレアがやったら絶対に似合うものまであるわね。
これは絶対そろえなきゃ。
でもまずはあーしのギャル系ファッションから覚えなきゃね。
こういう服はルナも好きそうだから作ってくれるかも。
しかもこの服装、ダーリンの夜のおかずの雑誌にも載っていたから、あーしが着るとダーリン、燃えてくれそうね。
あはっ♡
絶対物にしなきゃ♪
ルナ視点
これまで学んできた和食について、私の中で一区切りできました。
早速ほうれん草の白和え、お吸い物、鮭の西京焼き、きんぴらレンコンを作っていきます。
顆粒出汁についてもある程度理解が深まっていますので、もうすぐ自作はできそうですわ。
今日から本格的に掘り下げていきますので、皆様、楽しみにしておいてくださいね。
あら?
そろそろお迎えに行く時間ですわ。
レアさん、エルシアさん、お迎えに行きますので、そろそろご準備をお願いしますね?
なんかエルシアさん、バタバタしていますが大丈夫でしょうか?
まあ、変なことはしてないでしょうからあまり気にしないでおきましょう。
さて、あなた様とサンを迎えに行きましょうかね。
どんな話が聞けるか楽しみですわ。




