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第18話 連休明けの登校と編入試験

第18話 連休明けの登校と編入試験


蒼魔視点

「「行ってきます」」

俺とサンはルナが作った弁当を受け取り学校へと向かう。

俺達の愛の巣から高校までは徒歩15分。

近くもなく、遠くもないって距離だ。

やはり、通学が交通手段に振り回されないっていうのはいいね。

俺は少なくとも通学の時に満員電車で芋洗いにはされたくないな。

ちなみに、サンは俺と手を繋いでいるからかかなりご機嫌だ。

音痴な鼻歌を歌いながらスキップしている。

俺の恋人可愛すぎだろ。

制服も似合いすぎだ。

ふふ。

サンのクラスメイト、どれだけサンに惚れるかな?

まぁ、奪わせないけどな。

そうそう。

ルナたちの本当の姿を認識できなくするためにかけていた認識誤認魔法だけど、ルナが誤認度を調整する方法を思いついたらしく、今では種族的特性のみを誤認させることができるようになった。

今のサンは狐耳と尻尾が見えなくなっているって感じだな。

さすがにクラスメイトに顔を覚えてもらえないとか、卒アルで撮影されても写ってない、ってのは可哀想だしな。

さて、そろそろ高校に着くな。

星華国際大学附属高等学校、特進科…か。

俺、よくこの高校の特進科コース、受かったよなぁ。

ギリ届くか?ってレベルだったんだけど、過去問の傾向でヤマを張ったのが当たったのが大きいよなぁ。

まあ、いいや。

今の俺にはルナの瞬間記憶の恩恵がある。

授業自体はまず問題ないと思う。

昨日予習していてスルスル入ってきたから、授業で補完してみてどうなるか、だな。

俺の予想通りだと、かなりやりやすくなると思ってるんだけどな。

まあ、楽しみだ。

さて、ついたことだし、サンを職員室に連れていくか。

しかし、お袋もアメリカに戻る前によく手続きできたよな。

申請書、サンの苗字以外全部埋まったし。

敏腕弁護士ってだけはあるな。

さすがだ。

あとは昨晩夢に出てきたクソ女神が言っていた事が達成されているか、だな。

俺の恋人全員分の戸籍を作ったとか言っていたけど、あのポンコツにできんのか?

問題なくサンの手続きができればクソ女神、汚名返上かな。


サン視点

お兄ちゃんに職員室ってところに連れて行ってもらったあと別れたんだけど、あの「頑張れ」って何に言ってたんだろ。

ボクはメスのヒューマンに連れられて別の場所に移動しているところ。

なんでも、ボクはスポーツ科というコースに「へんにゅう?」することになっているらしい。

なんか広い場所に連れてこられたけど、ここで何するの?

ん〜?

なるほどね。

ボクの足の早さや投げる力、ジャンプする力を知りたいのね?

わかった。

お兄ちゃんから6割くらいでいけって言われたけど、あのオスのヒューマン、ボクを侮ってるな。

ザコのヒューマンなんかに舐められたくないし、全力でやってやる!

お兄ちゃんにはあとで謝ればきっと許してくれるよね?


受験担当の男性体育教師視点

なんか中途半端な時期に編入試験をすると校長に言われたんで準備したんだが…何だこのチビ。

こいつがスポーツ科に編入?

舐められてんのか?

そう思っていた過去の俺を今猛烈に殴ってやりたい。

何だこの化物。

50メートル走…2.38秒

走り幅跳び…16メートル

垂直跳び…3メートル

走り高跳び…背面跳びで4.2メートル

ソフトボール投げ…校舎に当たったため計測不能

しかも柔軟性もすごすぎる。

180度開脚から上半身地面にベッタリかよ。

とんでもない逸材だ。

鍛えればオリンピックどころかギネスに何個も記録が載るぞ。

ん?

あれは何かって? 

跳び箱とモンスターBOXだが?

は!?

あいつ今何段飛んだ?

29段!?

やばすぎる。

俺は鳥肌が止まらなかった。


面接官視点

実技試験担当に連れられてきた女の子。

なんか純真そうだな。

でも実技担当の教官、なんかげんなりしていたけど何かあったのか?

普段の彼なら「この子はどうだった」という報告もありそうなのに、ただひと言、化け物としか言わなかった。

この子が化け物?

むしろ純真すぎて圧迫面接しなきゃいけないのが申し訳なくなるんだが。

でも、これも仕事。

やるしかない。

当たり障りのない質問からしていくか。

動機…お兄ちゃんがいる高校だから

は?

何かを目指してではなく兄?

目標…いろんな運動を楽しむ

まあ、わからんでもない。

興味がある競技…よくわかんない

あー、この子、本当に純真なんだな。

多分嘘つけない子だ。

このご時世こんだけ純真な子も珍しい。

将来の展望…よくわからないけどとにかく大きなこと。

ビッグマウスなのに憎めないって何?

だめだ、この子天然の癒し系だ。

うん、圧迫面接はやめとこう。

多分この娘にはプレッシャーをかけてもどこ吹く風って感じになるの、やらなくてもわかる。

普通に、当たり障りのないことだけ聞くことにしよう。

それだけでこの子の魅力は伝わるから。

「燦、ね…。」

本当に、これほどまでに名前がぴったりな子も珍しいよ。


学科試験担当視点

あの渋い面接官の顔が緩んでいたんだけど?

この子何かしたの?

とりあえず席についてもらって学科試験を始めてもらう。

あれ?

あまりペンが進んでない?

そこまで難しい問題じゃないはずなんだけど。

あ、頭抱えた。

大丈夫かしら。

スポーツ科だから正直学科の重視度は高くないんだけど、白紙はやめてよ?

全くペンが進んでないわけじゃないみたいだからいけるのかしら?

とりあえず試験が終わるまで待つとしましょう。

さて、どうなるかしら?


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