表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
104/133

第104話 配信の前の確認事項

第104話 配信の前の確認事項


レア視点

おお、我らの配信設備がだいぶん出来上がってきたな。

コンデンサマイクやカメラが設置されるといよいよとなる。

が、ここで問題が一つ出てくる。

主殿が準備してくれたAG06MK2という機械についてだ。

我もミカエルもメカ音痴なので、これの使い方を学ばねばならぬ。

そもそもどこにどの線を繋げばいいのかが皆目検討もつかぬ。

ということで今、我とミカエルは主殿に説明を受けている。

スマートホンで録音しつつ、メモをしながらな。

我々でやるのだから操作や準備も我々でできるようにならねばならぬ。

しかし、聞けば聞くほどこのAG06MK2という機械はすごいな。

マイクだけではなく、ギターやキーボードまでつなげるらしい。

しかも話している声にエフェクトという音声効果もつけられるとは。

我もミカエルも黙々と主殿の説明を聞いていく。

しかし実際に使ってからでなければわからんな。

「主殿、配信前に一度我らだけできちんとできているか確認する方法はあるのか?」

「んー、問題なくできるよ。実際この説明が終わったあとにローカルでやろうと思っていたし」

ローカルというのがよくわからん。

意味は地方…だったか?

「いやいや、そういう意味もあるけど、今回のローカルはネットに繋がってない状態の話。まあ、ここだけという決まった場所だけでやるからローカルと言う言葉にもなるわけよ」

ふむ。

同じ言葉でも意味が違うのか。

面白いな。

主殿はAG06MK2の使い方を懇切丁寧に説明してくれた。

多分…使えるようになったと思う。

それにコネクタをつなぐ場所を間違えても機械が爆発したり燃えたりはしないのだろ?

で、あればミカエルとともに使いこなせるようになるまでいじくり回そうではないか。

それにしても、人間の技術はすごいな。

向こうの世界では誰もこのような機械は絶対に作れないぞ。

こういう電子機器、というものは概念すらないから今から作るにしても数百年かかるだろうな。

まあ戦争ばかりしてるから育つ技術は兵器ばかりだが。

開発の主力を担うのは技術者集団のドワーフも兵器の開発がメインで辟易しているのを何度も見たな。

しかし、ドワーフの技術に対する好奇心はとんでもないからな。

こういう未知の物は間違いなく分解されてしまうからな。

奴らのタチが悪いのは分解したものをもとに戻さないのだ。

奴らは分解して、構造を理解して、自分で作って組み立てるまでがワンセット。

しかも分解して壊したとしても、奴らは壊したことを悪いと思わないのだ。

自分の知識の糧になったのだから壊れても問題はないだろうというドワーフ特有の文化が有るからな。

よく王国でも魔国でも勝手に分解して壊したドワーフを裁く裁判が開かれて、被告のドワーフがよく逆ギレしていて主張に笑わさせてもらったものだ。

もちろんそういうドワーフは有罪になって豚箱にぶち込まれるんだけどな。

魔国の場合は豚箱じゃなく、兵器の開発部屋にぶち込まれて仕事をさせられるわけだ。

まあ、我が言いたかったのはここにドワーフがいなくて本当に良かったということだな。

うむ。


蒼魔視点

とりあえずレアもミカエルさんも使い方を理解してくれたようだな。

色々触っている間に俺はローカル配信の準備をしておこうかな。

しかし技術の進歩ってすごいよね。

PAとか見たこと有るけど、それがギュッと詰まったものって感じなのかな?

まあ俺もこういうのをほとんど使わないから知識を咀嚼するのに苦労したよ、

うまく説明できたみたいで良かったけど。

よし、とりあえず配信できる環境になったな。

OBSの準備もできたし、あとはレアたちの準備ができれば試験配信できるね。

きゃあきゃあ言いながらAG06MK2を触っている二人を見ながら待つことにした。


ミカエル視点

おお!

私もレアもきれいに写ってるね。

レアさんもかっこいいなあ。

天然物のドラゴンアイとかそう見る機会ないよ。

ドラゴンなんて天界にもいないからこういうのを見れる私ってほんと持ってるなぁ。

ゼウス様のケラウノスを食らったときはこのボケナスがぁ!!って思ったけど、最近ではあの色ボケジジイも役立つことが有るんだなぁと少し感心してる。

私は結局目隠れのままで行くことにした。

私の素顔は家族にしか見せてあげないよ。

あ、そうそう。

先日なんだけど私もやっと蒼魔くんの嫁にしてもらえたんだ。

あと体も重ねたけど、私は堕天しなかった。

これは私も予想外だったんだけど、心から愛する人と体を重ねても堕天しないみたい。

色に溺れたらわからないからなんとも言えないんだけどね。

恋人になったときルナちゃんやエルシアちゃんはものすごく喜んでくれたんだよね。

ルナちゃんなんか一緒に愛するあなた様を幸せにしましょうねと言われたときは認められたんだとうるっときちゃったんだよね。

結果的にレアさんもサンちゃんも喜んでくれてお嫁さん5人体制になりました。

私だけの曜日も設定してもらったし、みんなで楽しむのもいいなと思ってしまった私。

私こんなにエッチだったっけなぁ…。

熾天使の頂点ということとゼウス様の警備とかで精神すり減らされてたのかな。

あれだけ盛り上がったのはその反動と考えたい…。

まあいいや。

蒼魔くんが試験的に録画を始めてくれたから私とレアさんで雑談してみたり、エフェクトを掛けてみたり、軽く歌ってみたりした。

録画を止めて撮影した動画を確認する。

うん、私もレアちゃんもきれいに写ってる。

魔眼とかも効果は出てないようだし普通の人間が見ても問題はなさそうだね。

だけどBGMはちょっと大きいかな。

「ちょっとBGMが大きいね。-20db位でちょうどいいかも」

「そっか。0dbだとちょっと大きいんだね」

蒼魔くんも気づいたんだね。

私も実際に聞いてみないとわからなかったよ。

実際に配信する前に確認してよかった。

BGM以外にも意外と改善しないといけないこともわかったし、このあとはレアさんと反省会かな。

でも、これが私たちの天魔の回廊を育ててくれると思えば頑張れるよね。

さあ、レアさん。

ルナちゃんが作ってくれたおつまみを食べながら反省会をやりましょう。

多分今回の試験配信で、何がまずかったのかがわかったから初回配信は問題なくできるよね。

グチッターに初回配信の告知をしなきゃね。

この前のストリートピアノのときに配った名刺のお陰でチャンネル登録数がすごいことになってる。

この中で何人の人が来てくれるかなぁ。

楽しみにしておこうかな。


次はピアノを選ぶ話になります。

パット見写真じゃ何が違うのかわかりませんよねぇ。

私自身そこまで耳が肥えている方じゃないので、聴き比べしても分からないと思います(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ