第100話 ルナちゃん、どうしてくれるの!?
<<祝>>100話到達!
自分の連載者でここまで続いたものがないので感無量であります!
元々足の怪我で入院していてなにか時間つぶしにならないかなぁとぼんやり考えていたものが、ここまで更新できるとは思いませんでした。
まだまだ蒼魔たちの話は続きますが、楽しんでいただけると幸いです。
第100話 ルナちゃん、どうしてくれるの!?
蒼魔視点
相変わらず美味しそうな匂いだな。
本当にルナの料理は香りでも楽しませてくれるね。
サンなんかお腹の虫がぐうぐう鳴いているしな(笑)
今日の献立はおすましに、銀鱈の西京焼き、だし巻き卵、ほうれん草の白和え、納豆餃子か。
エルシアのやつ、当初は納豆をめちゃくちゃ嫌っていたのに、今じゃ毎朝食べるヘビーユーザーだもんな。
美容の力は偉大だわ。
お袋が缶ビールを俺とサン以外の前に置く。
クソ…俺も飲みたい…。
転移する前の時間軸に戻れたことは感謝するけど、体まで若返っているから酒も飲めん!
畜生!
まあ、しかたないんだけどさ。
「みんな揃ったわね。じゃあルナちゃんが作った和食をいただきましょう」
「「「「「「いただきます」」」」」」
さて、まずはおすましから。
うん。
出汁の風味がきいて最高だね。
わかめと鞠麩も色合い良し。
白和えも…うん。
最高。
まあ、サンのハムスター食いを見ていれば納得なんだけどね。
というか、サンはどうやってあんなにほっぺに詰め込んでいるんだろ。
狐の獣人だよね?
リスの獣人じゃないよね?
レアとエルシアは味わって食べている。
ミカエルも満足そうだ…。
3人とも口角が緩んでいるから心の底から味わっているんだろう。
ルナはニコニコしているから予想通りの味で満足ってことかな?
で、親父たちは…まあ、固まるわなぁ。
多分自分の中の和食が塗り替えられているんだと思う。
これ、親父たち、アメリカに帰って生活できるのかな。
食うものに困りそうな予感がプンプンするんだけど…。
ルナをアメリカに連れていくとか言い出さないよな?
空間転移魔法、ルナ使えたっけ?
使えるならアメリカへの出張もワンちゃんありかもだけど…。
あとでルナに聞いとこ。
これ、絶対後でお袋がゴネるやつだ。
氷美香視点
やばい。
これは想像以上だったわ。
私も接待で和食の名店に行くことはあるけれど、ルナちゃんの味はそれをも凌駕する。
こんな物を食べさせられたら向こうで生活できなくなるじゃない。
おすましだけでこれなのよ…?
だし巻き卵がどれだけ危ないか簡単に予想できるわ。
主人はだし巻きから行って硬直しちゃっている。
好物なだけに余計に衝撃が大きかったようね。
でもどうしよう。
私、こんな料理作れないわよ?
ルナちゃんに出張サービスとかしてもらう?
でも時差があるから厳しいわね。
これはお出汁の引き方だけでも教えてもらわないと私たちのQOLだだ下がりになっちゃうわ。
日本に帰ってくるという選択肢もあるけど、さすがに息子の嫁の料理が食べたいからと帰るのも私のプライドが許さない。
仕方ないわね。
ルナちゃんに出汁の引き方を聞いて、それを私流にズボラ化しましょう。
多分これしか方法はないわね。
…あれ?アメリカで本枯節とか干し椎茸、手にはいるのかしら?
最悪蒼魔ちゃんに送ってもらうしかないわね。
というか、私はまだアメリカで働きたいけど、主人が日本支社への転属願いを出す可能性もあるわね。
これは阻止しないとね。
旦那だけ美味しいルナちゃんの料理、食べさせるわけには行かないわ!
蒼一郎視点
はっ!?
意識が飛んだ、だと!?
だし巻きを食べただけでか!?
ルナさんの料理、恐るべしだな。
そもそも、息子の話だとルナさんが和食を習ったのは前回帰国したときだそうだ。
3カ月でここまでよく腕を上げたものだ。
ビールで口をリセットし、西京焼きを頬張る。
風味も最高だな。
というか、こんな料理を毎日食べている蒼魔が羨ましい!!
氷美香には面と向かっていうことは絶対にできないが、俺もこんな美味い料理を作る嫁がよかった!
ん?
氷美香の視線がジト目に!?
まさかバレたのか!?
視線はすぐそらされたが内心ドキドキだ。
ふう。
日本支社に帰るという選択肢もあるが、たぶん嫁に却下されるだろうなぁ。
だが、アメリカの料理はカロリー爆弾になる物が多いから正直気は進まない。
俺も少し料理勉強しようかな。
出汁の素とかを使えば少しは…。
今晩氷美香に聞いてみるか。
バッサリあんたには無理と一刀両断されそうだが、な。
【次回】晩酌(その1)
今回の夕食の流れから晩酌にもつれ込みます。
そんなにヘビーな内容にはしてませんので、お楽しみいただければと思います。
※この話から次回の予告を入れようかなと思ってます。
いらないという意見が多ければやめようかなとは思ってます。
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