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極悪魔女の優雅な『お散歩』と、首輪(絶対服従の証)に屈する元英雄たち

 極上のモフモフたちとの同棲生活が始まってから数日が経過した。

 私の朝は、巨大な黒狼レオンハルトのブラッシングから始まり、白狐シオンの尻尾のトリートメント、雪豹クロードとの猫じゃらし遊び、そしてカーバンクル(ルカ)への特製プリンの配給という、前世の社畜時代からは想像もつかないほど豊かで規則正しいルーティンで構成されていた。

 討伐軍はあのお遊戯会(綿あめ事件)以来、すっかり心を折られたのか、城の周囲には静寂が戻っている。


「うーん、今日もいいお天気ね」


 寝室のバルコニーから外を眺めながら、私は大きく伸びをした。

 魔女の城を取り囲む『瘴気の森』は、本来なら毒の霧が立ち込め、凶悪な魔獣がうごめく地獄のような場所だ。しかし、私の結界が浄化の光を放っているため、城の敷地内と周辺だけは、まるでヨーロッパの美しい庭園のように澄み切った空気が流れている。


 ふと足元を見ると、四匹の魔獣たちが絨毯の上でゴロゴロとくつろいでいた。

 彼らはもう、私が近づいても威嚇してこない。それどころか、私がキッチンへ向かえば「今日のおやつは何だ?」とばかりにゾロゾロとついてくるし、ソファに座れば無言で膝の上や隣のポジションを奪い合うようになっていた。

 元英雄としてのプライドは、特製ガリバタステーキとサーモン味のにゃ〜る、そして極上のマッサージによって、すでに風前の灯火である。


「みんな、ちょっと運動不足じゃない?」

 私の言葉に、四匹が一斉に顔を上げた。


「お城の中も広いけど、やっぱりお外の空気も吸わないと健康に良くないわよね。よし、今日は特別に外へ『お散歩』に行きましょう!」


 お散歩。

 その単語を聞いた瞬間、レオンハルトの黒い耳がピクン!と過剰に反応し、その太い尻尾が床を「バンッ!」と叩いた。


レオンハルト(お、お散歩だと……!? なんだその、心を躍らせる魅惑の響きは……っ! いかん、犬の血が、犬の血が外の世界を求めて騒ぎ出している……!)


 彼は必死に尻尾を押さえ込もうとしているが、全く制御できていない。

 シオンやクロードも、インドア派かと思いきや、本能的に「外の縄張りをパトロールしたい」という欲求があるのか、ソワソワと落ち着きなく歩き回っている。


「でも、お外に出るなら、ちゃんと『お出かけの準備』をしないとね」

 私が空間収納魔法から取り出したものを見て、彼らの動きがピタリと止まった。


 私の両手には、四つの美しい『首輪』と、それに取り付ける『リード(引き綱)』が握られていた。


「「「「……………………は?」」」」


 部屋の温度が一気に氷点下まで下がった気がした。


「ガ、グルルルルルルッ!!!!!(ふざけるなァァァッ!)」

 レオンハルトが、かつてないほどの激しい怒りを込めて咆哮した。

「コンッ、コォォォンッ!!(首輪だと!? ペットの、いや奴隷の証ではないか! 断じて拒否する!)」

「シャァァァァッ!!(殺す……今度こそ、その首を掻き切る……!)」

「きゅあぁぁっ!(ボク、そんなの付けたくない!)」


 猛反発である。

 まあ、無理もない。彼らはつい数日前まで、王国を、帝国を、そして裏社会を牛耳っていたトップエリートたちなのだ。魔獣の姿にされただけでも屈辱なのに、その上「首輪とリードを繋がれて散歩に出る」など、英雄の尊厳を泥水で洗うような行為だろう。


「あら、そんなに嫌がらなくてもいいじゃない。これ、ただの首輪じゃないのよ?」

 私はニコニコと笑いながら、一番反抗的なレオンハルトの前にしゃがみ込んだ。


「ガウッ!(近寄るな! 俺は絶対にそんなものは付けん! 騎士の誇りにかけて――)」

「はい、装着」

 カチャッ。

 私が指を鳴らすと、魔法によって一瞬でレオンハルトの首に、漆黒の革製カラー(首輪)が装着された。


「……ッ!?(なっ、外せ、このいまわしき――え?)」


 首を振って暴れようとしたレオンハルトの動きが、ふんわりと止まった。

 私が用意した首輪は、ただのペット用品ではない。魔女セルリアの錬金術と、前世の私の「うちの子には最高級のものを」という妄想が合体した、超絶チート魔導具である。


「レオンちゃんの首輪は、最高級の『飛竜のなめし革』に、サンディレ王国の国章を銀細工で入れた特注品よ。しかも、内側には『自動温度調節機能』と『肩こり解消の微弱魔力マッサージ機能』が付いてるの」

「……ガ、ウ……?(な、なんだこの首周りを包み込む極上の温もりは……っ。それに、絶えずツボを押されているようなこの心地よさ……。首輪というより、最高級の医療器具……?)」

 レオンハルトの怒りのオーラが、シュルシュルと萎んでいく。


「シオンちゃんには、ルナリア帝国の伝統工芸に似せた『魔絹の組み紐』ね。毛に絡まない特殊加工で、動くたびに『自動ブラッシング効果』があるわよ。鈴の音には精神安定作用も付いてるわ」

 カチャッ。

「コ、コン……っ!(私の高貴な毛並みが、常に最高の状態に保たれるだと……? くっ、この鈴の音、頭がクリアになっていく……抗えない……っ)」

 シオンも、自身の首に巻かれた優雅な赤い組み紐に顔をすり寄せ、あっさりと陥落した。


「クロちゃんは首輪が苦手そうだから、気配を完全に消せる『隠密のリボン』よ。これを付けてる間は、どんなに動いても足音が鳴らないわ。暗殺者っぽいでしょ?」

 カチャッ。

「……にゃん(気配遮断……完璧だ。これなら、いつでも最高の奇襲が……いや、違う、私は喜んでなど……)」

 クロードは黒いリボンを誇らしげに胸に当て、なぜかドヤ顔(雪豹のドヤ顔)をしている。


「ルカちゃんは、引っ張っても首が痛くならない『妖精の羽ハーネス』ね! 魔力アップのバフ付きよ!」

 カチャッ。

「きゅっ!(魔力が溢れてくる! これなら魔法が打ち放題だー!)」


 ものの数分で、四匹は完璧に首輪とハーネスを受け入れていた。

 プライドよりも、実利と快適さを取る。彼らはこの数日で、私の圧倒的な福利厚生の前に「無駄な抵抗はしない方が得」という真理を学習してしまったのだ。


「よし! みんな似合ってるわ! それじゃあ、魔法のリードを繋いで、出発進行ー!」


 私は四本のリードの持ち手を束ねて握りしめ、意気揚々と寝室の扉を開けた。

 極悪魔女と、イケメン魔獣四匹による、異世界最強の「お散歩」の始まりである。


---


 城の巨大な正門を抜けると、そこは『瘴気の森』の入り口だった。

 うっそうと茂る黒い樹木、地面から立ち上る紫色の毒の霧。本来なら、人間が数分吸っただけで肺が焼け爛れ、正気を失うという死の森である。


「ガウッ(おい魔女、いくらなんでもこの森は危険すぎる! 俺たちならともかく、貴様のような――)」

 レオンハルトが警告の唸り声を上げたが、彼ら自身、今の獣の姿では強力な防御魔法を展開できないことに気づき、ハッとして足を止めた。

「コンッ(不本意ですが、今の私たちは戦えません。森の深部にはSランクの魔獣も生息しているはず。引き返すべきです)」

 シオンも、リードを引っ張って城へ戻ろうとする。

 彼らなりに、私の身(というより自分たちの命)を案じてくれているらしい。少し嬉しい。


「大丈夫よ、見てなさい」

 私が森に向かって一歩、足を踏み出した瞬間。


 ――ピキィィィィィンッ!


 私の足元を中心にして、半径数百メートルの空間に巨大な「黄金の魔法陣」が展開された。

『常時発動型・絶対浄化領域オート・サンクチュアリ』。

 紫色の毒霧が一瞬にしてシュワァァッと消滅し、黒く枯れ果てていた樹木には青々とした葉が蘇る。足元の腐葉土はふかふかの緑の芝生に変わり、どこからともなく色とりどりの花が咲き乱れた。

 そこはもう死の森ではなく、王宮の裏庭にある平和なピクニック広場そのものだった。


「「「「……………………」」」」

 四匹の魔獣たちは、顎が外れんばかりの顔でその光景を呆然と見つめていた。


レオンハルト(一歩……ただ一歩踏み出しただけで、数百年の呪いを受けた森の生態系を、完全に塗り替えただと……!?)

シオン(……神か。この女は、破壊神の類なのか……っ)


「ほら、お日様も出てきてぽかぽかよ。お散歩にぴったりね。さあ、好きなところの匂いを嗅いでおいで!」

 私がリードを少し緩めると、犬科の二匹は恐る恐る芝生の上に足を踏み出した。


 スンスン、スンスン。

「ガウ……(ふむ、確かに毒の気配はない。それどころか、信じられないほど清浄なマナが満ちている……)」

「コン(……ええ。ルナリア帝国の聖域よりも空気が澄んでいます)」


 安心したのか、彼らは本能の赴くままに芝生の匂いを嗅ぎ、木々の根元を調べ始めた。

 クロードは私が着けさせた『隠密のリボン』の効果を試すように、音もなく木から木へと飛び移り、木登りを楽しんでいる(リードは魔法で無限に伸びる仕様にしてある)。ルカは蝶々を追いかけて短い足で走り回っていた。


(ああ……尊い)

 私はリードを握りしめたまま、その平和すぎる光景に涙ぐんだ。

 前世では、休日の公園で犬の散歩をしている家族連れを、ベンチで缶コーヒーを飲みながら死んだ目で眺めていた私。

 それが今や、異世界で最強の魔女になり、国宝級のイケメンたちが姿を変えた最高級のモフモフ四匹を引き連れて、私有地(という名の森)を散歩しているのだ。

 これ以上の成功者が、この世にいるだろうか。いや、いない。


「レオンちゃん、そこは他の動物のオシッコの跡かもしれないから、あんまり顔を近づけちゃダメよー」

「ガウッ!?(誰がそんな下品な真似をするか! 俺は周囲の安全確認をしているだけだ!)」

「シオンちゃん、しっぽに草の種がくっついてるわよ」

「コ、コンッ(なっ、取れ! 早く取ってくれ! 私の美しい毛並みが!)」


 すっかり「世話焼きの飼い主」と「ワガママなペットたち」の構図が完成し、私たちは森の奥へと優雅な歩みを進めていった。


---


 しかし、ここは『瘴気の森』。

 私の浄化領域が届いていない森の深部には、依然として恐ろしい化け物たちが巣食っている。

 私たちがのんびりと花を摘んだり、フリスビーを投げたり(レオンハルトは結局また全力で取りに行った)して遊んでいると、突如、森の奥から地鳴りのような咆哮が響き渡った。


 空気がビリビリと震え、周囲の木々がなぎ倒される音が近づいてくる。

 浄化領域の境界線の外側、まだ薄暗い瘴気が立ち込める森の奥から『それ』は姿を現した。


 体長は十メートル以上。

 ライオンの頭、ヤギの胴体、そして毒蛇の尻尾を持つ、全身が赤黒い血に染まったような巨大な魔獣。

 王国ギルドの危険度ランクで「S級(国家級の脅威)」に指定されている伝説の化け物、『ブラッディ・キメラ』だった。


「「「「ッッ!!!」」」」


 キメラの放つ圧倒的な殺気と瘴気に当てられ、四匹の魔獣たちの毛が一斉に逆立った。

 ただのペットになりかけていた彼らの目に、かつての『英雄』としての鋭い光が戻る。


「ガウゥゥゥッ!!(まずい、キメラの変異種だ! 魔女よ、貴様は下がれ!!)」

 レオンハルトが、私の前に立ちはだかるように飛び出した。

 黒狼の牙を剥き出しにし、勝ち目のない巨大な敵に向かって、命を懸けて主人(?)を庇おうとする完璧な護衛の構えだ。


「コンッ!(ルカ、クロード! 陣形を組め! あの巨体なら死角はある!)」

 シオンが九本のしっぽを広げ、幻惑の魔力を練り上げながら私の右サイドを固める。

「シャァァッ!(……私が目を潰す。その隙に……)」

 クロードが木の上から、いつでもキメラの急所に飛びかかれるよう低い姿勢を取った。

「きゅっ!(ボクの魔法で足止めするよ!)」

 ルカの額の宝石が、攻撃魔法の充填で赤く激しく発光する。


 彼らは今、呪いによって魔獣の姿にされ、全盛期の十分の一も力が出せない状態だ。Sランクのキメラを相手にすれば、数秒で消し飛ぶことは明白だった。

 それでも彼らは、逃げることなく、私を守るために盾になろうとしたのだ。


(……え? 何この子たち……)

 私の胸の奥が、トクンと鳴った。

 前世で、誰も私を助けてくれなかった。過労で倒れた時も、誰も手を差し伸べてくれなかった。

 それなのに、昨日まで私を殺そうとしていたこの子たちが、私を守ろうとしてくれている。


レオンハルト(俺は……なぜこの女を庇っている!? こいつは憎き仇敵のはずだ! だが……あの温かいご飯と、至福のマッサージ……それに、俺のブラッシングのために、あんなに優しく笑ってくれた……。クソッ、犬の呪いのせいだ、これは呪いのせいだ!!)


 彼らの中の「英雄としての義理堅さ」と「ペットとしての忠誠心」がバグを起こし、奇跡の連携を生み出していたのだ。


 キメラが、獲物を見つけて涎を垂らし、巨大な前足を振り上げた。

 レオンハルトが決死の覚悟で飛びかかろうとした、その時。


「ちょっと」


 私の低く、冷たい声が、森に響いた。


「うちの可愛い子たちに、薄汚い泥足で近づこうとしてるんじゃないわよ」


 私はリードを左手に持ち替えたまま、右手の人差し指を、巨大なキメラに向けて真っ直ぐに突き出した。


「おすわり(グラビティ・プレス)」


 ――ズドゴォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!


「GYAAAA!?!?」

 空から見えない巨大な隕石が落ちてきたかのような、超質量の重力魔法。

 十メートルを超えるキメラの巨体が、一瞬にして地面にめり込み、クレーターを形成した。ライオンの顔が泥に埋まり、ヤギの胴体がひしゃげ、毒蛇の尻尾がピクピクと痙攣している。


 文字通りの、強制的な「おすわり(というより土下座)」である。


「「「「……………………え?」」」」


 決死の覚悟を決めていた四匹の魔獣たちが、完全にポカンとして固まった。


「ふん、躾のなってない野良犬ね。私の浄化領域に泥を持ち込まないでくれる? 次はないわよ」

 私が指先を軽く払うと、重力から解放されたキメラは「キャンッ!」という、大型犬の情けない悲鳴を上げ、尻尾を巻いて、来た道を猛ダッシュで逃げ帰っていった。

 Sランク魔獣を、文字通り「指先一つ」で追い払ってしまったのだ。


「……あ」

 私はハッとして、呆然としている四匹を振り返った。


「ご、ごめんねみんな! 急に大きなキメラが飛び出してきたから、びっくりしちゃったわよね!? よしよし、怖かったわねー」

 私は慌ててレオンハルトの首に抱きつき、ワシャワシャと毛を撫で回した。


「ガ、グルル……?(い、いや、怖いというか……今、お前、一瞬でSランクを……いや、それよりも……)」

 レオンハルトは、私の胸元に顔を埋められながら、ひどく混乱していた。

 自分たちが命を懸けて守ろうとした相手は、自分たちなど足元にも及ばない、文字通りの『世界最強』だったのだ。護衛など、最初から必要なかったのである。


「シオンちゃんもクロちゃんもルカちゃんも、怪我はない? あーよかったぁ」

 私は順番に彼らを抱きしめ、頬ずりをした。


シオン(……完全に、おもちゃ扱いでしたね。Sランク魔獣が。そして私たちは、ただの『怯えたペット』扱い……)

クロード(……私の覚悟は、一体……。だが……この女の背後にいれば、絶対に死ぬことはないという、この謎の安心感はなんだ……?)


 彼らの心の中で、私に対する「恐怖」が「畏怖」へと変わり、そして「絶対的な庇護者に対する謎の信頼(ストックホルム症候群の末期症状)」へと、急速に変異していく音が聞こえた気がした。


「さあ、変な野良犬のせいで少し汚れちゃったし、お散歩はこれくらいにして帰りましょうか。帰ったら、足を綺麗に拭いて、おやつにしましょうね!」

 私がリードを引くと、四匹はもはや一切の抵抗を見せることなく、大人しく私の後ろを歩き始めた。

 その尻尾は、全員、見事に「ピンッ」と上を向き、嬉しそうに左右に揺れている。


レオンハルト(クソッ……あんな化け物魔女、いつか絶対に殺してやる……! だが、今日のおやつが『特製ドラゴン肉のジャーキー』の続きなら、明日以降に延期してやってもいい……!)


 近衛騎士団長は、自らの揺れる尻尾を止めることを、ついに諦めた。


---


 城に戻り、エントランスに用意しておいた濡れタオルで、四匹の足を一本一本丁寧に拭いてあげる。

「はい、レオンちゃん綺麗になった。次、シオンちゃん」


 大人しく足を差し出す彼らを見ながら、私はふと、森で彼らが私を庇ってくれた時のことを思い出していた。

(呪いを解いたら殺されるって思ってたけど……案外、このまま懐かせていけば、人間に戻っても仲良くできるんじゃないかしら?)


 私の心に、ほんの少しだけ「逆ハーレムルート」への希望の光が差し込んだ。

 しかし。

 彼らの足を拭き終わり、私が見上げた彼らの顔には。


『(おやつ、まだかな)』

『(早くジャーキーを出せ、人間)』

『(にゃ〜る……にゃ〜る……)』


 という、完全に「餌を待つ野生を失ったペット」の顔しか存在していなかった。

 そこに、かつてのイケメンの面影や、ロマンチックな恋愛感情の欠片は、微塵も残っていない。


「……やっぱり、一生このままでいいわね」


 私は静かにそう決意し、彼らに最高級のおやつを振る舞うべく、鼻歌交じりでキッチンへと向かった。

 極悪魔女のモフモフスローライフは、首輪とリードという「絶対服従の証」を手に入れ、ますます盤石なものとなっていくのだった。

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