表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
colorful 〜rainbow stories〜 encore  作者: 宮来 らいと
最終部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
435/444

第1章 ブロンズストーリー 後編

(星野シキア視点)


 先生方が慌ただしい。それもそうだ昨日からタクトたちと連絡が取れなくなっている。


 星野シキア

「……………………。」


 古金ミカ

「ああもう! アイのやつ連絡が取れないじゃない!」


 来川ナナ

「ケントも月川さんも行方がわからないみたいね…………。」


 星野シキア

「……………………。」


 来川ナナ

「シキア…………?」


 私は音楽室へ向かうことにした。



 六郭星学園 音楽室



 音楽室に向かうとそこに若竹色のメモ用紙が落ちていた。


 星野シキア

「これは…………タクトの…………?」


 メモ用紙には五線譜と音符が書かれていた。…………曲?


 古金ミカ

「シキアっちょ! 急にいなくならないでよ!」


 来川ナナ

「…………それは一体…………?」


 星野シキア

「ごめん。1人にさせて。」


 来川ナナ

「ああ…………うん。」


 私は、あの場所でこの楽譜を演奏してみることにした。



(古金ミカ視点)



 アイと連絡が取れなくなっているなんて…………。まさか、あの母親が…………!?


 来川ナナ

「ミカ…………。」


 古金ミカ

「えっ…………ああ。ナナ様…………。」


 来川ナナ

「いつもの元気がないわよ。…………でもこの状況だしね…………。」


 古金ミカ

「ええ。…………3人とも…………。」


 アイ…………どこに行ったの…………?


 するとそこにあの氷のように冷たい、リカがやって来る。


 春井リカコ

「何しているの…………邪魔くさい。」


 古金ミカ

「何しているのって、それは…………。」


 来川ナナ

「行こう…………。」


 歯向かいたい気持ちを抑えて、音楽室をあとにした。



(春井リカコ視点)



 春井リカコ

「……………………。」


 また…………誰かを傷つけてしまった。どうして…………?


 夏目ホノカ

「春井さん。」


 名雲メイ

「リカコ。」


 いつもの2人がやって来る。この2人といるときは落ち着く。


 春井リカコ

「…………何よ。」


 夏目ホノカ

「…………大丈夫ですよ。私はあなたを信じてますから。」


 春井リカコ

「あなた…………。」


 名雲メイ

「……………………。」


 彼女も微笑む。でも…………どうしても…………辛い。


 春井リカコ

「やめて…………苦しい。」


 そう言って、音楽室から出ていく。



(名雲メイ視点)



 リカコは出て行ってしまった。ホノカも追いかけようとするけど、なんとなく止めてしまった。


 夏目ホノカ

「…………名雲さん。」


 名雲メイ

「信じましょう。リカコが戻って来るのを。」


 夏目ホノカ

「…………わかりました。」


 私はなんとなく戻って来ると思った。そう思って、私は音楽室で待つ。


 ホノカはピアノを弾きながら待つ。…………この感覚…………どこかで…………?



(夏目ホノカ視点)



 私は弾きなれないピアノを弾く。何故だか弾きなれないのに頭の中でこの曲が思い浮かぶ。


 名雲メイ

「その曲…………。良い曲ね。私たち3人に合った曲ね。」


 夏目ホノカ

「ありがとうございます。私もなんとなくこのフレーズしか弾けないですが…………。」


 名雲メイ

「…………私もこの曲にアイディアが浮かんだら良いんだけど…………。」


 名雲さんがそう言うと、春井さんが戻って来た。


 名雲メイ

「リカコ…………。」


 春井リカコ

「何しているの? ピアノの前に座って…………?」


 夏目ホノカ

「はい。このフレーズが気になって…………。」


 春井リカコ

「…………ここはこうして…………こうしたら良いんじゃないの?」


 春井さんのアイディアを取り入れると、もっと良くなった気がする。


 名雲メイ

「あ。だったら私も…………。」


 名雲さんもアイディアを加える。負けじとアイディアを私も加える。


 3人が出したアイディア…………次第に曲になり、録音して聞くことになった。


 夏目ホノカ

「できましたね。では…………。」


 私たちは音源を聞くことにした。



 曲が終わる。私たちはしばらく黙り込んでいた。そして…………すべてを思い出した。


 夏目ホノカ

「莉緒さん…………。」


 真瀬志奈と真瀬莉緒…………はっきりと思い出した。


 名雲メイ

「莉緒…………志奈ちゃんも…………。」


 春井リカコ

「ええ。…………私の…………大切な人。」


 夏目ホノカ

「莉緒さんは今どこに…………? 急いで探さなければ!」


 名雲メイ

「ええ。ひとまず音楽室から出ましょう。」


 春井リカコ

「莉緒がいる場所…………?」


 私たちは急いで音楽室をあとにして、中庭に向かう。



 六郭星学園 中庭 (名雲メイ視点)



 中庭には来たけれど…………莉緒は一体、どこに…………?


 春井リカコ

「展望台かしら…………? そこに行きま…………」


 その瞬間、リカコの肩に何かが刺さる。それを見た私たちは、動揺する。


 夏目ホノカ

「春井さん…………!?」


 リカコの近くにホノカが向かうとホノカの背中に何かが命中する。2人は意識を失い、倒れる。


 名雲メイ

「リカコ!? …………ホノカ!?」


 そして、私の背中にも何かが刺さり、意識を失ってしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ