シャイニングゴッドハンドレフト
どうやら、あたしの打っているこの台は、スロットというらしい。
マックスベットを押して、レバーオンして、ボタンを3つ止める
基本は、これでいいのだが、
左リールにバーを狙って角にチェリーが止まれば、
右リールにボーナス図柄を狙う。
左リールにバーを狙ってスイカが滑ってきたら、
中右リールにスイカをねらう
とか、小役をとったり、判別したりと、いろいろテクニックがあるらしい。
しかし、知らなかったので、もちろん適当打ちだ。
そう、適当に残り一回転まで打ってしまった。
「この台がいいかも」
この空耳かもしれない、なんの根拠もない、牽強付会、拠り所無し、
根っこも、葉っぱもどこにもない、そんな事実無根の妄想収穫。
豊穣の女神はどこにいる?
すこし、空しくなったが、冷静にもなった。
もったいなので、つぎを打ったら帰ろう。
そう思って、少し左拳を握りしめて、振り下ろした。
その握りしめた左拳は、すこし輝いた気がした。
レバーに振り下ろした、その瞬間、一瞬目を疑った。
プチュンッという音が鳴ったかと、思ったら、突然、ブラックアウトした。
突然だったの、ポカンとしていたら、
次の瞬間、けたたましい音が鳴った。
そして、リールが逆回転したかと思うと、
「おめでとう!」
「狙って!」
と、台に祝福されたのだ。




