七蝉水 豪華 その4
あたしの名前は、七蝉水 豪華。
ゴージャスの豪華、豪華絢爛の豪華。
地獄の業火のごうかではない。
そんな豪華なあたしの、好きなものといえば、
酒、たばこ、ギャンブル、食事、女 と大きな欲の見本市だ。
煩悩に忠実に生きている、いたってまともな大人女子大生だ。
たぶん、教会で育てられ、大学で自由を得た反動なのだろう。
こんな5大欲フルコースな生活を送っていたら、
すぐに、仕送りのお金は底をつき、豪華な暮らしはできなくなると思われるが、
そうはなっていない。
なぜだ?おかしいだろ?女子大生?とつっこみをいれられそうだが、
豪華な暮らしの、理由としては、仕送りもあるが、
2つ目としては、ギャンブルだ。
ギャンブルといっても、宝くじで一等当たったとか、そういう話ではない。
競馬や競輪、競艇で大穴当たったとか、そういう話でもない。
では、何かというと、パチンコ・パチスロが強いのだ。
そう、あたしは、パチンコ・パチスロが異常に強い。
きっかけは、大学のとなりにある、大きな商業施設の一階のパチンコ屋に、
間違って入って、申し訳ついでに、打ってみたら、
ビギナーズラックで大当たり!!!
いたって、誰にでも起こる、よくある話、そんな理由だ。
しかし、そこからが、違ったのだ。
たいてい、ビギナーズラックなどは、最初だけ、あとはずるずる蟻地獄。
それがお決まりのパターンだが、あたしの場合はそうではない。
ずるずる、引きずられるどころか、ぐんぐん加速し、大ジャンプ、
ロケットが噴射したような勢いで、月まで届きそうなくらいに、脱出した。
もはや、安全圏到達だ。
もちろん、そこには、秘密があるのだが…




