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チョーコー!朝鮮高校喧嘩列伝改  作者: 姜公紀


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朝鮮高校vs目黒高校 船上での激突 part5

夜に起こった東海汽船「さるびあ丸」でのチョーコー生と目黒高校生の激しい乱闘から数時間後の翌朝。

「さるびあ丸」は、目的地である東京・竹芝客船ターミナルで入港しようとしていた。

そして、そこには、数十名の私服刑事と制服を着た警察官が待機していた・・・・・・。




「なぜ、朝高生だけ連れて行くんですか!?」


竹芝客船ターミナル内に、チョーコーの英語教師・チャン・ウォンシクの怒鳴り声が響く。


「いや、事情を警察署で聞くだけですから」


愛宕警察署の刑事・黒田が、なだめるように言う。


「先につっかかってきたのは、相手の目黒高校の生徒ですよ!」


刑事・黒田の他人事のような言い方のせいか、チャン・ウォンシクは、さらに怒気を強める。

他のチョーコーのソンセンニム(先生)たちも、刑事たちに抗議する。

だが、刑事は、先ほどと同じ事を何度も繰り返すだけで、にべもつかない状態であった。

そうしてる間にも、騒動の中心人物と思われるチョーコー生5名ほどが警察官に連れられて、パトカーに乗せられようとしていた。

一方、目黒高校の生徒たちは、病院へと搬送されるために救急車にのせられている所であった。

愛宕警察署の警察官が、乱闘の当事者の目黒高校生数人の身柄を確保している様子はなかった。


「すぐに、弁護士の佐々木さんに連絡を」


チャン・ウォンシクは、同僚のアン・ヨンギルに小声で素早く伝えた。

チョーコーの顧問弁護士である佐々木宗平に、警察署に連れていかれたチョーコー生5人の弁護をしてもらうためである。

そして、チャン・ウォンシクは、アン・ヨンギルに、続けてこう伝えた。


「本岡明先生たちには、私から連絡しておきます」

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