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東京チョーコーサッカー部・ソク・ソンミン part13
1980年 12月初め 午後 東京法務局府中出張所前
ソク・ソンミンは、帰化するための相談の為、東京都府中市宮西町の東京法務局府中出張所前に来ていた。
富士丸の人事部が、日本代表に内定し、その為の帰化の手続きをするソンミンに配慮して、午後からの半休を特例で認めたのだ。
ギィ。
ソンミンは、ガラス製で出来ている法務局の入り口の開き戸を開けた。
キョロキョロ。
中に入りながら法務局内を軽く見回すソンミン。
(意外と人多いな・・・・・・)
平日の中頃だから、閑散としていると思っていたのだが、意外と人が多く混雑している事にソンミンは驚いた。
ガヤガヤ。
法務局内は、知り合い同士の雑談や、担当職員と申請してきた人との会話で意外とうるさかった。
その喧騒を、紙の「番号札」を持ちながら聞いていたソンミンは、自分の番を待つ為に緑色のベンチソファーに腰を下ろした。
(終わるまでどれくらいかかるんだ?時間かかりそうだなぁ・・・・・・)
内心、完了までの手続きの長さを想像して憂鬱になっていたソンミンの帰化申請の手続きが、こうして始まろうとしていた。




