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*詩集*  作者: れむ
124/125

【詩】フェンス

鉄格子の向こう  僕らの青い空が黒い飛行機に侵される



この向こうの空は  僕らの空だろう


この向こうの芝生は 僕らの地面だろう



切りつけようと思えば  破壊してしまおうと思えば


この手でだって今すぐできるはずなのに…


正義はやつを守るんだ


火薬を詰め込んだ黒いあいつを


耳をふさぎたくなる鳴き声で飛ぶあいつを



手をかけた指先に グッと力を込めたならすぐにでも壊せそうなのに



どうして その向こう側がこんなに遠い?


どうして この脆い戒めをいまだ崩せずにいる?




小さな言葉は  理不尽な倍の数値で潰される


行き場のない  思いだけ空しく木霊するよ








         「NO!! 基地反対」

小さな言葉おもい


         膨大な数値データの前に


                   空しくかき消されてく…

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