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*詩集*  作者: れむ
125/125

【詩】理想の二人は

あたしまだ恋を知らないの


あたしまだ唇を重ねたことはないの


あたしまだどうにもならないほど、”好き”になったことがないの


いいなって思えた子はいたよ


でも、先走った噂が勝手にあの子に”好き”と伝えてしまったの


答えはダメだったけど、それに傷つかないことが悲しかったよ


本当に恋だったのなら、こんな小さな胸がえぐられるように痛いんでしょ?


あたし、少しも痛くなかったよ


本当に恋だったのなら、こんな初恋はあまりに寂しいものじゃない…


だから、きっと恋じゃなかったと思うけど。




友達はきっというの


「理想が高いんじゃない?」と


そうなのかな?


あたし、普通に笑いあえる誰かを好きになりたいだけだよ


でも、誰でもいいなんて投げ出したくはないだけ




ね 理想の二人はね、


ただそばにいるだけでお互いが嬉しくなれたらいいの


お互いが支えになって、生きていたいだけなの


高学歴も高収入も、かっこいい顔も高い身長もいらないから


ただ自分以上に大切に思えるあなたがいてくれたらいいの


『ただいま』と『おかえり』を当たり前に紡げる家にしたいの


そんな日常を描いていくことって         難しいですか………? 

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