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*詩集*  作者: れむ
113/125

【詩】秘密ノ言ノ葉

――コンコン…。


電子世界へノックすると

ぐしゃぐしゃに押し込んできた声が今日も

触れた空気にそっと 溶け出すように

ゆっくり 声になる…

誰も知らない 欠片が 秘密が

少しずつ 言葉になる…


誰かに気に入られたいの…

もう一人になりたくないから


誰かにそばにいてほしいの…

もう木陰から枯れた声で 遠く離れる背中へ

「僕はここだよ…ここだよ…」 叫ぶのはやめにしてしまいから



誰かの重荷にはなりたくない

だから、君らの前で泣くのは もうやめるよ

だけど、強くはなれないから


せめてこの場所を…

せめてこの場所で… 吐き出すことを許してよ

本音で生きていけない今が嫌いなわけじゃない。


泣いてばかりいるのが好きなわけじゃない。


でも、情けないそのどちらもどうか…ここに置かせてほしい

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