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*詩集*  作者: れむ
112/125

【詩】矛盾

なんでこの世界は 矛盾 に設定されたの?



もっと運命あらすじ 捻じ曲げて 君に手を伸ばせたなら…

もっと器用に 辻褄合わせで 構成できたら…




違う誰かを見ながら  「私は愛されてない」 と嘆くことはない

隣で手を繋ぎながら  心が離れてしまうようなことはない



なのに、なんでなの?


もうちょっと上手く 世界を回せたら 

互いに利害一致のばんばんざいです


だけど、なんでなの?


「そんなんじゃ悲しいじゃない…」と思えちゃう 僕もいるんです




この黒いハートのすみっこの 奥のほう

小さなわがままのくせに いつまでもこの声は消えちゃくれないんだよ



『ねぇ…いいでしょ? 

報われなくたって通したいモンがひとつくらいあるんだ…』


『ねぇ…いいだろう? 

儚く散ってしまうのもまた 恋 というんだろう』




ねぇ…いいかな?   

    まだあと少しくらい君を想ってみてもいいですか


僕を想ってくれてるあの子にしてれば

きっと、こんな苦しさは知らずに済んだんだ…


僕があの子に「僕も好き」ってそれだけ答えたら

それなりの幸せもあったはずなんだ…


だけど、やっぱり僕はバカなんだ…

もう叶わなくても、まだ君を想っていたいみたいで。

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