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*詩集*  作者: れむ
109/125

【詩】おなじ欠片

清純なふりをしたいのではなく

汚れを知らないままでいたいのではなく

誰かを責め立てたいのではなく


誰かを残酷と呼ぶのなら   それはきっと

僕にも突き刺さる言葉となるだろう


僕らはおなじ      心はおなじ      

悲しいことを嫌うのも    独りが怖いのも




伝える術が違うだけ


描く  歌う  詠む  創る  奏でる  書く  言う





抱えた想いの考え方が違うだけ


「きっと僕じゃダメなんだろうな…」


「そんなことは関係ないさ!伝えたいから伝えてやるさ!!」


「もう少しは秘密にしていようかな…」




抱えた涙の数が違うだけ

振り絞った勇気の量が違うだけ

知っている言葉の数が違うだけ

出会ってきたすべてと分かれてきたすべての

手に入れたすべてと失ってきたすべてがほんのすこし        


…違うだけ



そんな少しだけが違うだけで    きっと心の底はわかりあえるよ



人は皆それぞれ違うというけれど    同じ欠片は持っているよ






誰かを優しい人と呼べるのなら   それはきっと

僕から僕へ  手渡してもいい言葉となるだろう


僕らはおなじ     心はおなじ       

しあわせな世界を願うのも   守りたいと思うのも


みんなが嫌いなことならみんなしなきゃいい。

みんなが幸せになれることならみんなするといい。


そんな風に割り切れたなら、もうちょっと上手く生きていけるはずなのにね…

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