若さの特権
リアル多忙の為、執筆意欲が全く湧かなかった一ヶ月m(__)m
名前を考える力も無かったよ
幾つもの戦闘を潜り抜け、無事に野営地に辿り着く。ほぼ時を同じくして別ルートを進んでいたメンバーも到着し、互いの無事を喜び合った。
ここで残りのメンバーをさらりと紹介。
三人娘のアイ・マイ・ミイ。性格は気怠げ、怒りんぼ、小悪魔系ロリとそれぞれ違うが大変仲が良く、その真価は連携を組んだ時に発揮される。
そしてマイの使い魔、白い仔狐まいん。
もうなー、めっちゃ可愛いねん!小っさくってコロコロしてて毛並みはフッワフワのモッフモフ。一目でズキュンと心臓を撃ち抜かれたね!
それと竜人族の青年(名前忘れた)。戦闘力は受講者中随一であるが、少々拗らせてしまっている為、協調性に難あり。
離れた場所から見ている分には楽しいんだけどな。自分の事を『闇竜の末裔』とか言っちゃっててさ。
一応言っとくけど、竜と竜人は身体の作りからして全く違う。──喩えるなら、卵生かつ淡水魚であるメダカが「俺、大きくなったら海に出て鯨になるんだ」って言ってるようなものだ。微笑ましいじゃないか。
先輩方が見守る中、まずは受講者達だけで話し合い。互いに情報を出し合い、認識の共有を図る。
「じゃあ、そっちにはメイジとホブゴブリンが出たんだ。うちらの方もここいらじゃ見ないゴブが出たんだよねー。何か黒いの」
「……奴らはブラックゴブリン。その身は闇の神の祝福を受けたとされ、魂は闇と共に在る……まさに闇の眷属」
アイが気怠そうに報告すると、離れた場所に佇む竜人の青年が魔物の正体を口にする。
けど、種族名以外は何も分からない説明だよな。せめて『つよさ』や『とくぎ』といった情報を出してほしい。
「あー、そういうのいいから、ホントいいから。……もうホントコイツのノリって何なワケ?真名だの末裔だの眷属だの、ワケ分かんない設定付けて悦に入ってたりするし」
確かにちょっとウザ……凝り過ぎな部分はあるとは思う。真名とやらは寿限無レベルに長いので、折角凝った名前を付けても誰一人彼の名を呼ばないという結果に終わっている。
「そうねえ。私の故郷のごく一部では、少年期に罹り易い病の一つと認識されていたわね。たまに拗らせちゃう人が出るのよ」
考えてみれば恐ろしい病だ。拗らせたら最後、完治は難しく、黒歴史という名の後遺症に生涯悩まされる。
唯の説明に、マイとミイが口を開く。
「ハッ!夢見がちだこと!それを私達が鵜呑みにするとでも?」
「無理があるよねー。ミイちゃん達がいっくらおバカに見えるからって、嘘を教えるのはいけないと思いまーす♪」
「グ、グヌヌ……」
やめたげて。ピュアな少年のガラスのハートを粉々になるまで叩きつけるのはやめたげて。竜人族の表情がいかに読み難いったって、涙目になってたら流石に気付くでしょう!?
「そ、そんな事より報告、報告。他に気になった事はなかった?」
パンパンと手を打ち鳴らし、別方向に逸れた議題を元に戻す。
「んー?他にっつーか気になる所だらけだったよ。うちら、何度かここいらまで来たことあんだけど、今まで黒ゴブはおろかメイジやホブゴブなんて見たこと無かったし」
「そうそう。普段は虫さんと、あとは兎さんが多いんだよ?だけど今日は殆ど姿見せてくれなかったねー。何処に行ったのかなあ?」
「そちらもですか。僕らの方も出るのは大抵ゴブだったんですよ」
「そうそれ!ホントそれ!いっくらなんでも多すぎるよねゴブの奴!前来た時は精々はぐれのゴブが数匹うろついてた程度だったのに!そもそもアイツらじゃ全然稼ぎになんないし!」
「ゴブって魔石くらいしか売るとこ無いもんな。でも黒ゴブの魔石はゴブよりは高く売れるんじゃねえの?」
「だってアレ、そこの彼が一人で討伐しちゃったし。しかも売らないって言ってるし」
……ああ、うん。妙な物を集めたがるのも例の少年期特有の病の症状に当て嵌まる。とはいえその程度ならまだ初期症状。
その内右目が疼き出したり、腕の封印が解けたり、その身に宿した何かが目覚めかかったりしそうだけども。
まだまだ多忙&不調。エタらない様頑張ります




