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第5章 : 笠島の龍と、消えた洞窟

ギィ、と鈍い音を立てて木扉が閉まると、白鴎丸の船倉は一瞬にして外界の光を拒絶した。


焼き尽くすような真夏の太陽も、この分厚い木壁をうがつことはできない。


船体の隙間からわずかに差し込む幾筋もの光の帯が、暗がりに舞う埃を金色に染め上げている。


まるで、人目を避けて隠れ港に錨を下ろした、本物の海賊船の底にいるかのようだった。


手製のいびつな木製テーブルを囲み、四人は押し黙っていた。


その中央には、隆が鳴浜で拾い上げたあのダカット金貨が、冷たい輝きを放ちながら鎮座している。


四人の前で、並々と注がれた麦茶のコップがじわじわと冷たい汗をかき、テーブルに丸い輪をいくつも描いていた。


「……間違いない」


隆が、コップの結露で濡れた指先をジーンズで拭いながら、静かに口を開いた。


「この金貨は江戸時代の密貿易で使われたダカット金貨なんじゃないかと思う。」


「龍が目を覚ますから、夜は、笠島の海へ近づくな、か……」


定夫が麦茶のコップを両手で包み込み、低く呟いた。


「子供の頃、よくじいちゃん達に脅されたっけな。あれ、ただの子供騙しの怪談じゃなかったんだな、

 きっと」


「おばあちゃんがね、よく歌ってくれた歌があったよ」


優希が膝の上で小さな拳を握りしめ、思い出したように顔を上げた。


「りゅうがねむるよ、かさしまに……っていう、不思議な歌」


「それ、俺も聞いたことあるぞ」


航が工具をいじる手を止め、真剣な眼差しで優希を見た。


「うちのばあちゃんも、時々口ずさんでた。確か、不気味な節回しのやつだろ」


「やっぱり、何かある」


隆がテーブルを軽く叩き、全員の視線を集めた。


「この海に伝わる古い話の中に、宝への鍵が隠されてるはずだ。伝承を詳しく調べる必要がある。

 ……伝承といえば、源さんだな。優希のじっちゃんだ」


「源さんなら、朝の漁から戻って、そろそろ、おか仕事が終わって一息ついている頃ずら……

 あ、いや、頃だな」


定夫が思わず源三の口調を真似て笑いを誘う。


「でも、のんびりしてると夕方にはまた網入れに出ちまうぞ」


「優希を送り届けるついでに、みんなで押しかけよう。くつろいでいるところを悪いけど、一刻も早いほうがいい」


隆の言葉に、全員が力強く頷いた。



一ノ瀬の祖父母の家は、幸浦漁港から潮の香りが立ち上る急な坂道を少し上ったところにある。


昔からの木造家屋で、庭には大きく枝を広げた夏みかんの木が濃い影を落とし、冷たい水を湛えた井戸がひっそりと佇んでいた。


ここが、優希のもう一つの家だった。


夏休みに入ってから、優希は小田原の自宅よりもこの場所で過ごす時間の方が圧倒的に長い。


特に、隆たち「白鴎丸」の仲間と出会ってからは。


縁側に足を向けると、そこにはすでに仕事を終えた源三が腰を下ろしていた。


日に焼けてごつごつとした手でビール瓶を持ち、小皿に盛られた「カメノテ」をつまみながら、夕前の風を楽しんでいる。


「こんにちは、源さん。優希君を送ってきたよ」


隆が声をかけると、源三はゆっくりとこちらに顔を向けた。


そして、優希の姿を認めた瞬間、その険しい漁師の目元がみるみるうちに細く、優しく崩れていった。


「白鴎丸の連中か、と言いたいとこずらが、隆、ウチの優希が世話になってるようだな。優希がおめえの

 話ばっかりしてるずら」


「お、おじいちゃん!」


優希の白い頬が、夕日を浴びたように一瞬で真っ赤に染まった。


慌てて隆の後ろに隠れようとする優希の様子を見て、定夫がニヤニヤしながら小皿に目を留めた。


「おっ、カメノテですね。これ、うまいんだよなぁ!」


「ここいらのガキゃ喜ぶずらが、優希は気持ち悪いって食べもしねえ。いっぱい塩ゆでしたから食ってけ

 ずら」


「いただきます!」


定夫を筆頭に、隆も航も、遠慮なく縁側へ腰掛けてカメノテに手を伸ばした。


見た目は確かに奇怪な怪獣の手のようだが、殻を割って口に運べば、カニやエビをさらに濃厚にしたような海の旨味が口いっぱいに広がる。


優希だけは、「これ、やっぱり気持ち悪い……」と顔を顰めて、頑なに手を出そうとしなかった。


それを見た源三が、ふっと豪快に笑った。


「カメノテは、海の先生ずら。カメノテが群れてる場所より、その上は、満潮の時でも水没しねえずら。 

 イワフジツボも同じずら。それより上には潮はこねぇ」


「……満潮の時の水位を知ろうと思ったら、岩に付いている貝を見ろ、っていうことですね」


隆はカメノテを噛み締めながら、その言葉の重みを脳裏に深く刻み込んだ。


海と共に生きる者だけが知る、自然の絶対的なルールだ。


「はい、みんな冷たい麦茶をどうぞ」


奥から、優希の祖母である幸恵が、氷の音をカラカラと響かせながら大きな麦茶のピッチャーを持って現れた。


優希は冷たいコップを受け取るや否や、身を乗り出すようにして聞いた。


「おばあちゃん。あの、『りゅうが ねむるよ かさしまに』って歌、どんなのだっけ? もう一度教えて」


幸恵は驚いたように目を丸くしたが、すぐに目を細めて、どこか遠くを見るような優しい声で調子をとり始めた。


それは、この地に何百年も前から息づく、静かなわらべ歌だった。



りゅうが ねむるよ かさしまに


きんを ひろえば かえれない


ひが しずむころは ふりむくな


りゅうが めをあけ なをよぶぞ


きんを ひろえば かえれない


ひが しずむころは ふりむくな


りゅうが めをあけ なをよぶぞ



歌が終わると、四人の間に水を打ったような静寂が訪れた。


ただの子供の歌ではない。「きんを拾えば帰れない」―


それは、紛れもなくあのダカット金貨、そして海の底に眠る「黄金」そのものを指し示していた。


隆はゴクリと唾を飲み込み、源三に向き直った。


「源さん。笠島と、その龍の言い伝えって、昔から何か言われているんですか?」


源三はビールを喉に流し込むと、短く息を吐き出した。


「昔から言うずら。笠島の龍は金を喰うってな」


「金を喰う……?」


「海へ金を落とすと龍が喜ぶずら」


「どうしてですか?」


「さあな。だが、だからこそ昔の漁師は、夕暮れ時になると笠島へは絶対に近づかなかったずらよ。

 それに……」


源三は、少し声を潜めて続けた。


「昔から、御船神社にもな、『笠島の沖合に夜ごと龍が現れた』って記録が残ってるずら」


隆、定夫、航、そして優希は、互いに顔を見合わせた。


そういえば、港を見下ろす御船神社に奉納されている古びた絵馬には、どれも鎌首をもたげる恐ろしい龍の姿が描かれていたはずだ。


源三にとっては、ただの生まれ育った土地の古びた常識に過ぎないのだろう。


彼は四人のただならぬ緊張感に気づき、不思議そうに眉をひそめた。


「なんでいまさら、そんなこと聞くずら?」


「あ……夏休みの、自由研究だよ」


隆は咄嗟に作り笑いを浮かべたが、その顔はこわばっていた。


源三はふん、と鼻を鳴らした。


「また、宝探しの真似事でもするのかと思ったずら。よくいるずらよ、汐見堂の修一にも、若い頃に

 ずいぶんとこの話を、根掘り葉掘り聞かれたものずら」


「え……修一さんが?」


「修一は何年も潜ってたずら。冬でもな。結局、何一つ見つけられんかったが」


隆の背中に、冷たいものが走った。やはり、あの古物商の男は、ずっと前からこの伝承の裏にあるものを追っていたのだ。


「それだけじゃねえ。恒一まで、一時は学校の勉強をおっぽり出して、この宝の謎に夢中になってたずら。まあ、若い時分に一度はかかる、はしかみたいなもんずらな」


「え……パパまで……」


優希は信じられないといった様子で、小さな口を手で覆った。理知的で、いつも白衣を着ている医者の父親が、かつてこの海の黄金を追っていた。


それほどまでに、この海の「黄金」は、関わった大人の人生を狂わせる強力な磁場を持っているのだ。


夕暮れ時。


沖へ網を入れにいく源三の漁船「大源丸」を漁港で見送りながら、四人は、茜色から深い群青へと変わりゆく相模湾を見つめていた。


龍の眠る入江。それは、決しておとぎ話などではない。この海の近くに、今も確実に、誰に見つかることもなく息を潜めているのだ。


一枚だけ流れ着くなんて不自然だ。どこかに元になった場所があるはずなんだ。


「ボク、今日はおじいちゃんの家に泊まるよ」


優希が、夕闇に沈みかける海を見つめたまま、静かに、しかし決意を秘めた声で言った。


「明日、みんなで御船神社に行ってみよう。もうじき、例大祭だし、何かわかるかもしれない」


隆が言うと、「ああ、そうだな」


定夫と航も神妙な面持ちで同調した。


「明日、朝、神社の境内に集合だ」


迫り来る夜の気配と、どこか不気味に響く潮騒に急かされるようにして、四人はそれぞれの帰路へと、散っていった。


四人の姿が見えなくなったころ。


笠島の沖では、夕日が海へ沈みかけていた。


その赤く染まった海面の下を、何か巨大な影が、ゆっくりと横切ったことを誰も知らなかった。



鴎ヶ崎漁港の喧騒を背に、真夏の強烈な光を浴びながら白く乾いた石段が天へと伸びている。


御船神社は、平安時代からこの港町を見守り続けているという。


その古社は、百八段もの「清めの石段」を登り切った峻険な崖の上に鎮座していた。


見上げるばかりの石段のふもとで、優希は小さな身体をすくめ、途方に暮れたように上を仰ぎ見ていた。


九歳の細い足には、この絶壁のような階段はあまりに高く、険しい。


そこへ、足音を響かせて隆がやってきた。


「おはよう、優希。どうした、突っ立って」


「あっ、おにいちゃん、おはようございます。神社って……この上、だよね」


優希の大きな目が、少しだけ不安そうに揺れる。隆はその様子を見て、ニッと悪戯っぽく笑った。


「なんだ、びびってんのか。しょうがねえな、おぶってやろうか?」


優希は一瞬、はっと息をのんで躊躇ためらうような仕草を見せた。しかし、すぐに嬉しさを隠しきれない顔になって、小さく両手を広げた。


「うん。うれしい。ありがとう」


「甘えん坊め。いいぜ、掴まれ。お前ひとりくらい、ゴミの重さに比べりゃ軽いもんだ」


隆が背中を向けて腰を落とすと、優希は迷わずにその背中へと飛び乗った。細い腕が隆の首にしっかりと回される。


小学生にしては並外れて大柄で逞しい隆は、優希の小さな身体をしっかりと支え、ふん、と一息に足に力を込めると、一段ずつ力強く石段を登り始めた。


「えへへへ……」


隆の背中から伝わる確かな温もりと、視線が高くなっていく浮遊感に、優希は本当に嬉しそうに声を漏らして笑った。


まるで本当の兄弟のような、夏の朝の他愛のない光景だった。


だが、そんな幸福な時間は、百八段を登り切った瞬間に唐突な終わりを迎える。


境内に入り、緑深い木々に囲まれた静謐な空気に包まれたそのとき、一人の巫女が竹箒を持って境内を掃いているのが目に入った。


朱色の袴に、清らかな白い小袖。凛とした佇まいで振り返ったその顔には、見慣れた快活な笑みが浮かんでいた。


まぎれもない、夏帆だった。


隆は文字通り、顎が外れそうなほど口を開けて硬直した。


「えっ……!」


夏帆は竹箒に体重を預けると、可笑しそうに片眉を上げた。


「何、その顔」


「か、夏帆さん……ここで何してるんですか!?」


「何って」


夏帆はクスッと悪戯っぽく笑い、隆と、その背中の優希を交互に見た。


「うち、神社だから。そっちこそ、朝からアツアツじゃん」


その言葉が終わるか終わらないかのうちに、優希の顔が爆発したように真っ赤になった。


「あ、ううんっ!」


慌てて隆の背中から飛び降りると、地面に着地した勢いのまま、隆の後ろへと身を隠した。耳の裏まで朱に染まっている。


「はぁ、はぁ、……クソ、置いてくなよ隆!」


「待てって、定夫……!」


ちょうどその時、遅れて階段を登り切った定夫と航が、肩を大きく上下させながら境内に滑り込んできた。


定夫は膝に手を突いて息を整えていたが、巫女姿の夏帆と、完全に固まっている隆の姿を見るなり、ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべた。


「夏帆さん、おはようです。もうじき例大祭ですね。書き入れ時ですねぇ」


「まったく、せっかくの夏休みだっちゅうのに。朝からこれだよ、ほんとメイワクー!」


夏帆は冗談めかして箒を振ってみせた。


定夫は、いまだに石像のように動かない隆の肩を小突いた。


「あれ、隆のやつ、知らなかったんだ。お前、本当に鈍いよな。女のことに関してはさぁ……」


いつぞや海の家で夏帆が呆れたように言った言葉と、全く同じセリフだった。


航も呆れたように小さく首を振っている。


「で、何? 今日はみんな揃ってお参りってわけでもないでしょ。何か用?」


夏帆が問いかけると、隆は慌てて頭を振って我に返り、真剣な表情をとり戻した。


「ちょっと、夏休みの自由研究で調べたいことがあって……この神社の歴史について。」


夏帆は四人の尋常でない眼差しを感じ取ったのか、少し表情を引き締めると、社務所の奥に向かって声を張り上げた。


「お父さん! 子供たちが何かお話聞きたいんだって!」


現れた神主は、五十前後の凛とした、清廉な空気を纏った人物だった。


日に焼けて潮の匂いを漂わせるサーファーの夏帆とは、似ても似つかない厳かさがあった。


「例大祭の準備でお忙しい時に、突然すいません」


隆がまず大人の礼儀正しさで頭を下げると、神主は穏やかに微笑んで四人を社務所の畳に迎えてくれた。


「構いませんよ。それで、何を知りたいのかな?」


「夏休みの自由研究で、笠島の『龍』について調べています」


隆は真っ直ぐに神主を見つめた。


「この御船神社の御神体も、龍ですよね」


神主は深く頷き、静かに語り始めた。


「平安時代のことです。笠島の沖合に恐ろしい龍が現れ、それを社家である当白石家の祖先が龍を鎮め、

 村の鎮守とするために社殿を建てたのが、この神社の始まりと伝えられています」


「本殿の奥には、今でも旧社殿にあしらわれていた古い龍の彫刻が安置されているんですよ」


「平安時代……。笠島沖の龍の伝承って、そんなに昔からあるんですね」


航が感心したように呟くと、傍らで聞いていた夏帆が、ふんと鼻で笑った。


「龍なんているわけないじゃん。昔の人がクジラか何かを見間違えただけでしょ」


しかし、神主は娘をたしなめることもなく、静かな口調を崩さなかった。


「伝承は、伝承として残っています。昔の人が海の底知れぬ恐ろしさや、抗えない渦潮の力を『龍』の姿

 に例えたのは間違いありません。ただ……」


神主はそこで一度言葉を切り、四人の顔を見回した。


「興味深い記録が、一つだけあります」


その一言で、部屋の空気が張り詰めた。四人が一斉に身を乗り出す。


「大正十二年の、関東大震災のあとのことです。この相模湾沿岸の海底は、大地震によって一気に数メートルも隆起しました」


神主は立ち上がり、古い棚から大きな桐箱を取り出してきた。


「隆起によって、それまで海の下にあって見えなかった岩場や磯が、一晩にして姿を現したのです。神社にも、その頃に撮影された古い写真があるのです」


神主が桐箱から取り出したのは、セピア色を通り越して黒ずんだ、一枚の古い白黒写真だった。


そこには、笠島の沖から写したと思われる有名な三つの岩とその先の岸壁の岩肌が写されていた。


「……?古い絵葉書の写真? よくある三石の写真じゃん。」


定夫が写真を覗き込みながら、不満そうに呟いた。ただの景勝地、三石の絵葉書の写真にしか見えない。


神主は笑う。「岸壁近くの岩を見なさい。」


よく見ると、海中から突き出た龍の首ような細長い岩と、今は存在しない岩棚が見える。


優希「この細長い岩……」


神主「龍の首と言われていた岩です。昭和三十年代の台風で崩れました」


海面から突き出た目立つ細長い岩と、その先に、波飛沫の上がる岸壁の根元―


―そこには、現在の笠島には影も形もない、不自然に平らな「岩棚」が、海面へと突き出ていた。


まるで、船を横付けにするために作られた天然の突堤とっていのように。


「あ……!」


優希が短い悲鳴のような声を上げた。小さな指が、その失われた岩棚の、さらに奥にある「黒い影」を指す。


「この岩棚の奥……影になってる。これ、洞窟があるんだ!」


「その通り」神主は静かに頷いた。


「昭和三十年代の巨大台風によって、その突き出ていた細長い岩と、その先の岩棚は激しい波に打たれ、完全に崩落して海へと沈んでしまいました。」


「洞窟だった場所も、崩れた巨岩と砂に覆われ、今ではもう入ることはできないでしょう。今の海は、

 昔の海ではないのです」


ガタガタ、と窓ガラスが風で揺れた。


四人は、言葉を失ってその古い写真を凝視し続けた。


「この写真は海の不思議を移しこんだものなのですよ。」 



社務所の裏。木立の陰。


夏帆が掃除を終えて、本殿の脇に箒を片付けようとした時だった。


ザッ、ザッ、と乾いた足音が聞こえ、誰かが静かに石段を下っていくのが見えた。


この猛暑の中、不釣り合いな背広。頭には、目深に被った麦わら帽子。


汐見堂の店主、松崎修一だった。


夏帆は不思議そうに首を傾げ、その背中に声をかけようとして口をつぐんだ。


「あれ……修一さん?」


修一は振り返らない。


ただ、下りかける石段の途中で一瞬だけ足を止め、社務所の窓の方を一度だけ見上げる。


その冷酷なまでに研ぎ澄まされた視線は、中にいる子供たちに向けられたものではなかった。


神主が今まさに広げているであろう、かつての海の記憶を写した、あの古写真へ向けられていたのだった。


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