表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

248/253

11


 王都と魔法学院の話を避ければ、ジャニーンは古臭い因習の中で育ったとは思えぬ、話しやすい良い子だった。


 毎晩の寝る前のおしゃべりを、俺は外で見張りながら楽しく聞いている。


「その『ねこさん』とは、ずいぶん長く一緒にいるの?」


「うん、私が三歳の時に生まれたの。

 母犬のラスはテックスに似た白と黒のきれいな犬だったわ」


「ふーん・・・

 じゃあ十歳近いのか。

 牧羊犬は普通十歳から十二歳で引退するんだけど、この子はずいぶん若く見えるわね」


 犬の寿命を知らなかった姫さんはびっくりしたみたいだ。



 翌朝、ごはんの後で俺に近づいた姫さんは。


「ちょっと、見せてね」

 って、かぱっと俺の口を開いて・・・


 あがが・・・


 え、歯を見たいって?

 まだ若犬のきれいな歯だよー。

 骨をかじって歯磨きしてるし、ちゃんとクリーンかけてるし。


 あががが・・・


 ・・・そう、歯で見る俺の年か。

 ・・・俺の寿命はね・・・


 ジャニーンが近くにいないことを確かめて、俺は姫さんに『お手』をさせる。

 そう、小さなころよくやったみたいに、ゆっくり魔力の交換をする。

 俺が魔法を使えるってことは、俺と姫さんとノアだけの秘密。


 ほら、人間の魔法使いって、普通の人より長生きするだろう?

 犬も魔法が使えれば、人間並みに長生きするんだよ。

 だから大丈夫。心配することはないからね、姫さん。



 ・・・人間並み?

 うん、まあ、そういう事にしておこう・・・

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ