表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/73

第53話

 「はい。大樹木が割れてしまい、立ち直ることが出来るかが、わからないとのことです。」


 「そうか。我輩としては、情けない限りで、無理な発注をしてしまっているのやもしれぬ。不満も殺到していることも承知の上だ。我輩は、火の属性世界をどのように解決策を学ばねばならないからだ。」


 そう考えてもしょうがないはずだ。


 スバルも意見があるようだ。


 「だったら、火の属性世界の名物を出してゆくのも良いし、火の柱を立てることって出来るのではないかと思うが。」


 アグラスも分かっているかのように性格が変わった。


 「お前は、言ってくれたな。火の属性世界に来客の方法がわからなかったんだ。そうすれば、こんなことにはならなかったからな。我輩としては、愚かだった。」


 アグラスも対策を練らねばならなかった。


 火の属性世界で、治まり切れない熱さを何とかしなければならなかったのだ。


  全ての土地に熱を伝えさせることでは無く、柱か火山に志位注させることが出来ていたのではないのだろうかと。


 「ただ、火の属性世界に住むみんなのことを考えなければならないからな。」


 火の属性世界の改装を考えなければならないようだ。


 「我の市民が受け入れてくれるかが、様子見だ。」


 やってくれるかが、わからないこともありうる。


 「説得することで、やる気を取り戻せれば、変えられるのやもしれぬ。」


 桜花とスバルは、どうしようも無かった。


 角之助は、提案した。


 「だったら、この俺が、変えて見せよう。」


 「お主にそんなことが出来るのかっ!」


 「俺がいなければ、進むことが出来なかったのだろう。」


 アグラスも険悪な表情だ。


 「桜花殿、スバル殿、角之助と話したいことがあってな。このまま、退出しても良いぞ。」


 桜花とスバルは、“えっ!?”と思った。


 アグラスは、鐘を鳴らして、城内の執事を呼び出した。


 「お呼びでしょうか。」


 「そちらの桜花とスバルをお連れしなさい。我輩は、角之助と話さないといけないからだ。下がってくれたまえ。」


 「はっ!」


 「お待ちください。角之助は何も言っていなかったんですが、一体何を・・・。」


 「角之助のことを心配してくださってくれていることを感謝します。」


 スバルは、アグラスの言葉に従うことを判断した。


 「桜花。ここは、従うしかない。」


 アグラスの言葉に従い、桜花とスバルは退出した。


 城内の執事は、声を掛けた。


 「角之助のことがきになられるのであれば、我が城の待機室か食堂でごゆるりとなさってください。」


 「そうね。角之助の本当のことを聞きたいわ。」


 「左様でございますか。アグラス様の話が完了次第で待機することを勧めます。」


 桜花とスバルも待機することにした。


 アグラスも角之助と対面することになった。


 アグラスは、角之助に睨みつけた。


 「角之助よ。なぜ、無断で火の属性世界を出た。運びの船で貴様が乗っていたことを分かっておる。」


 つまり、火の属性世界を放棄したことと同じことだ。


 「貴様は、何をしたかったのか。」


 「俺は、俺なりの修行をしたかったんだ。遠い場所で様子を見たかった。あるいは、漆黒の魔王の姿を見たからだ。」


 「なぬっ!貴様は、漆黒の魔王を見たというのか。」


 「ああ。漆黒の魔王が現われる条件は、断定できん。もしかしたら、各属性世界でkン欄に陥るか、あるいは属性世界で源が弱くなることを狙っていることかもしれぬ。」


 アグラスも火の属性世界を一刻も早く、立ち直らせることが必要なのだ。


 「だとすれば、我らが弱まれば、現る可能性があると言う事なのか。」


 角之助もこくりと頷いた。


 角之助も木の属性世界で、漆黒の魔王の姿を見たのだからだ。


 「お前の言っていることが本当ならば、早く動き出すことになるな。」


 断定はできない程だ。


 だが、火の属性世界で問題を抱えている。


 活火山が、弱まり、火の属性世界の市民も不安がっていた。


 「早く動き出すことなんだが、今の火の属性世界で大変なことになっているんだ。全領地で火の魔力が弱まっているんだ。我輩が支えることしか出来なかったことは承知だが、限界もあるんだ。」


 角之助も火の属性世界を離れてしまったことで悔やんでいた。


 「俺のせいで、火の魔鉱石が無ければ、成り立たなかったのか。」


 「そうでも無い。我輩は、竜の力が無ければ、復刻も難しいと考えた。」


 角之助も竜達は、何をやっているのか。


 角之助も分かっているように火の魔鉱石の力じゃ、敵わなかった。


 「そこでだ。角之助に頼みがあるんだ。」


 どういうことだと思った。


 「角之助の火の魔鉱石を貸して欲しい。」


 角之助は、渡すわけにはいかないと思っていたが、火の属性世界が危うくなっていることに変わりがな

いと。


 止むを得ず、差し出した。


 「角之助よ。すまぬ。」


 アグラスは、王の椅子に座り、儀式が始まった。


 アグラスの身体が光り出し、火の魔鉱石を利用したことで、本当の火の属性を拝めることになった。


 「これは・・・。」


 角之助もアグラスの本当の姿に驚き、竜を呼び出す儀式が始まった。


 火の城で空が暗くなってきた。


 その瞬間に火の竜があらわれた。


 「呼んだのは貴様か。」


 城の外の周りに声を掛けていたが、首を振っていた。


 火の竜もなぜだと思っていた。


 アグラスもバルコニーから出て来た。


 「我輩が呼んだ。それに活火山の魔力が低くなっている。」


 承知の上で、火の竜に聞きだした。


 「貴様は、火の王を背負っているくせに何もできなかっただと・・・。」


 王としては、異変に気付いたら、対応していたはずだ。


 「我にまかせろ。」


 火の竜の身体に魔力を集めて、火の属性世界の様子を確認していた。


 (これは・・・。)


 火の属性世界の活火山が急激に魔力が落ちていた。


 「よかろう。活火山を何とかしよう。」


 火の竜は、火の属性世界の火山にめがけて、上空に止まり、魔力を放出した。


 アグラスも火山の魔力が回復していた。


 「すまなかったな。竜の会談が長引いた。」


 しかし、急激に魔力が枯渇してしまい。地上にひびが割れた。


 異変に気付いた桜花達も地震が起きていた。


 「えっ、何っ!?」


 角之助も火の属性世界の魔力に気づいた。


 「あっちだっ!」


 角之助も飛び出し、桜花とスバルも続いた。


 離れた場所の火山から漆黒の魔王が現われた。


 「グオオオオッ!!」


 出てきた瞬間に雄たけびを上げ、混乱に陥った。


 アグラスもこの事態を優先に一般市民を避難させるよう、兵士に指示を出した。


 「諸君、一刻も早く全ての市民を避難させよ。」


 「「「はっ!!!」」」


 一刻の猶予も無く、安全な場所に避難させた。


 角之助も漆黒の魔王の元に向かい、立ち向かう。


 「桜花っ。俺達も超モードだっ!」


 桜花も頷いた。


 それぞれの魔鉱石を取り出し、超モードとなる。


 「超光・桜花っ!」


 「超水・スバル・アクアっ!」


 「超火・角之助っ!」


 角之助が先に飛び出し、剣を構える。


 「伝説の大火炎斬っ!:レジェンド・ストームフレイム:」


 漆黒の魔王に当てたのは良いが、効き目も無い。


 漆黒の魔王が、漆黒の吐息を放った。


 「避けろっ!角之助っ!」


 瞬時に片手を構えて、火の波動を放った。


 瞬発的にかわした。


 だが、火の属性世界に地上には、穴が空きへこんでいた。


 また、異臭も漂っていた。


 「これは、漆黒の吐息もそうなのか。」


 「その様だな。」


 桜花も気づき、早く漆黒の魔王を止めないといけなくなった。


 「大変だわ。漆黒の魔王を早く追い払わないと。」


 火の属性世界で一般市民に被害が及ぶと思っていた。


 桜花も剣を構えて、剣に光の魔力を集めた。


 「シャイニング・ルミナスフラッシュっ!」


 縦向きに曲線を描いて、漆黒の魔王に向けた。


 だが、相打ちとなった。


 再び、漆黒の吐息を吐き出した。


 「シャイニング・ディメンジョンウォールっ!」


 光の壁を展開し、漆黒の吐息を真上に方向を変えた。


 「いいぞ、桜花。」


 漆黒の吐息も消え、被害を抑えた。


 漆黒の魔王が足踏みして突進してきた。


 スバルは、槍の先に水の魔力を集めた。


 「アクア・スプラッシュっ!」


 漆黒の魔王の足元に水を地上にかけ、重量で沈んだ。


 「アクアっ!大丈夫っ!」


 超土・土石器が駆け付けてきて、漆黒の魔王の頭部に突撃してきた。


 「超土・突進落としっ!」


 充分なダメージを与えた。


 角之助は、動けない状態でチャンスと動き出した。


 だが、角之助の魔力も足りていなかった。


 「ぐぐ・・・。こんな時に・・・。」


 火の竜が現われて、火の竜の魔力を角之助に分けた。


 「火の代行者よ。我の力を使えっ!」


 「えっ!!?」


 「あれは・・・。」


 「まさか・・・。火の竜なのか?」


 角之助も最大限の魔力で、再び剣に火の魔力を集めた。


 集めた後に炎の剣がメラメラと沸き立っていた。


 「ぬうううんっ!火神・火炎斬りっ(ゴッド・フレイムカッター)!」


 大きくなった炎の剣が、漆黒の魔王に振りかざした。


 真っ二つに割れたが、沸騰したように消えた。


 「倒したのかしら。」


 「いや、逃げたようだ。」


 追い払うことに成功し、まだ、火の属性世界は、荒れていた。


 「後は、我に任せよ。」


 火の竜は、火山にめがけて、噴火したように火の属性世界の大地が一つとなった。


 「すごい。地上が一つとなっているわ。」


 だが、漆黒の吐息で腐敗した跡も残っていた。


 「私が、漆黒の吐息を浄化しましょう。」


 桜花の剣を真上にかざして、光の魔力を放った。


 「シャイニング・ホーリー・ヒル」


 輝きだして、地上の邪気を浄化した。


 このことを解決し、火の城に戻り、火の竜は、あるべき場所に戻っていった。


 土石器は、港に戻り、シーホープ号に何があっても船を守るお役目を担っている。


 桜花達は、火の城に到着し、アグラスと報告会を行っていた。


 「桜花殿。本当に感謝いたします。火の属性世界の魔力も回復しました。」


 「いえ、漆黒の魔王を食い止めることが使命です。でも、どこかで現われるかがわからないわ。」


 8代属性の会談もあったことで、漆黒の魔王を何とかしないといけなくなる。


 スバルは、わかっていることを話した。


 「俺達が漆黒の魔王が現われる条件で分かっていることは、どこかで悩んでいたり、混乱に陥ったことを喰いつくのだと思われる。また、荒れる場所も狙うことになるだろう。」


 「うむ。先程の活火山で魔力が枯渇していた。その為に漆黒の魔王が現われる条件が整ったことか。本当に無茶な戦いをさせてしまいました。本当に感謝します。」


 アグラスは、角之助のことを考えていた。


 「角之助。貴様は、火の属性世界から勝手に出ることは何事か。」


 「独断で、外の世界で修行したかった。その為に強くなることを決めたんだ。」


 「我輩の許可を出したと思うか。自己勝手もいい加減にしたまえ。」


 角之助も沈黙していた。


 「桜花殿もすまなかった。漆黒の魔王を立ち向かうことが出来るのは、桜花殿とスバル殿、代行者みなさんに頼りにしています。これからの長旅も頑張ってください。」


 「はい。ありがとうございます。」


 桜花とスバルも頭を下げ、王室から退出した。


 火の城から出て、港に戻った。


 「ただいま。」


 「おかえり。桜花。スバル。」


 土藁氏が出迎えて、ロープのハシゴを降ろして、船に乗った。


 「おかえり。桜花。」


 甘恵も出迎え、桜花を寝室に連れた。


 スバルも出航することを断念し、1日休むことだ。


 「今日は、漆黒の魔王の戦いで休もう。明日には、出航しよう。」


 シーホープ号のメンバーは、明日に出航することにした。


 アグラスの説教が長くなっていて、角之助もフラフラだ。


 アグラスの処分を進められて、火の属性世界の守護を背負うことになった。


 火の城の寝室に入って、眠ってしまった。


 (今日は、疲れたな。)



 説教のことを忘れて、身体の疲れを癒すことに優先した。


 明るくなれば、本格的に業務を務めることになるだろう。


 Dr.ガイの様子では・・・。


 火の属性世界の離れの領域の隠れ家で、休憩していた。


 「漆黒の魔王が現われたが、あの忌々しい桜花によって、倒された。」


 すでに隠れ家が崩壊していて、火の属性の犯罪者は、拘束されていて牢に閉じ込められていた。


 僅かな、洞穴を利用して、燃料になるものを構築し、補給した。


 「どこへ行ったのか。漆黒の魔王は・・・。」


 サイボーグ1・2号は、サイボーグ3号を開発していた。


 タツミゾンビもDr.タニック号の点検と燃料のタンクを確認した。


 サイボーグ1・2号も3号を完成した。


 「親方。サイボーグ3号を完成しましたぞ。」


 「えっ!3号か。どれどれ、ワシにも見せておくれ。」


 「へい、親方。」


 館内の扉を開いて、サイボーグ3号が登場した。


 「3号です。よろしく。」


 「それとこれなんだが。修理と補給は完了したのかな。」


 タツミゾンビも出てきて、報告してきた。


 「うす。全ての燃料タンクも満タンだ。」


 「おっしゃ。すぐに出航だ。」


 「「「ガイガイッサーっ!!!」」」


 Dr.タニック号のエンジンを立ちあげて、出航した。


 「次の属性世界に向かう場所は、雷の属性世界に向かうとするか。」


 「「「ガイガイッサー!!!」」」


 Dr.ガイは、水晶で漆黒の魔王の行方を掴んでいる。


 雷の属性世界で何を起こすのだろうか。


 桜花達は、朝になり、出航の準備をして、火の属性世界から出航し始めた。


 港の周りでは、火の属性の市民と角之助が見送られていた。


 桜花は、今後のことについて、考えた。


 「それにしても漆黒の魔王がどこに現れるかがわからないわね。」


 「そうだな。」


 土藁氏は、桜花に声を掛けた。


 「オラの故郷が心配なんだ。一度、土の属性世界に向かう事って出来るかな。」


 「ええ。いいわ。故郷が心配なら、様子を見に行ってみましょう。」


 「あたしも賛成よ。」


 甘恵も土藁氏に率先した。


 すると、上空から大型の鳥がシーホープ号に迎えられ、アジサイ丸が庭園に飛び移った。


 「あっ、アジサイ丸。」


 「久しぶりでござる。拙者に伝わる秘宝を桜花に届けに来たんだ。」


 「えっ。秘宝って。」


 「まずは、これ。漆黒の魔王を探し出す、方角の球なんだ。もう一つは、魔鉱石を統一する石板があるんだ。」


 スバルも驚いている。


 「これは、ありがたい。それに魔鉱石の石板と言っていたな。」


 「その石板は、統合の魔鉱石と呼ばれている。それを使えば、歪んでしまった世界を救うことができると噂されているんだ。」


 それを手に入れれば、全ての世界をやり直すことが出来るからだ。


 「拙者も分からないことだらけで、統合の魔鉱石の行方が不明だ。それぞれの属性世界にあるとは限らなかった。」


 ただ、探すしかないようだ。


 「ありがとう。アジサイ丸。使い方って・・・。」


 「それなら、中央の切れ目を開ければ反応する。」


 開けた瞬間に方角の球が反応し始めた。


 「これは・・・。属性世界に分かれて、一部に集まった。」


 反応したのは、雷の属性世界に集まってきた。


 「助かったわ。また、助けが必要になって来たら、また呼ぶわ。」


 「わかった。木の属性世界に戻る。」


 上空に飛んでいる大型の鳥に向かい、瞬間移動で飛び移った。


 そして、木の属性世界に戻っていった。


 まずは、土藁氏のリクエストで土の属性世界に向かうことにした。


 いつもの様にナイトは、ラリットを握り、土藁氏は、高い柱で見張っていた。


 三夏は、昼食を作っていて、出来上がった料理を分担し、昼食を取った。


 「桜花。昼食が出来たから、食べに来て。」


 「わかったわ。」


 三夏から呼び出されて、食堂に入った。


 次も仲間達も食事していた。


 食事が終わったころには、土の属性世界に到着していた。


 「土藁氏。土の属性世界に着いたわよ。」


 「うん。すぐに行く。」


 桜花と土藁氏が足を踏み出すことになった。


 スバルは、船に残ることにした。


 土藁氏も安心していた。


 歩いている間に姉の土朱里と再会した。


 「土藁氏。桜花。久しぶり。」


 「お姉ちゃん。良かった。」


 久々の再会で抱き合っていた。


 桜花も二人の再会を見守っていた。


 「良かったら、私の家に来ませんか。」


 「はい。喜んで。」


 土朱里の家に甘えることにした。


 土朱里は、これまでのことを聞き出した。


 「土藁氏。代行者になってから辛いことってあったの。」


 「大丈夫だよ。仲間がいるから平気。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ