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第54話

 土藁氏の答えも最もだ。


 土朱里は、代行者としての誇りを持っていて、心も強くなっていることを安心していた。


 「土藁氏。あたしは、何も言う事は無いけど、いつでも家族だからね。」

 

 「うん。オラは、絶対に忘れない。」


 土の属性世界で無事であることを安心した。

 

 桜花も今後は、どうするか考えていた。


 「今から戻って、すぐに出航しようかしら。」


 「そうだな。雷の属性世界までもうすぐだ。」


 すぐに港に戻った。


 港に到着し、船に乗った。


 「みんな、すぐに出航だ。」


 出航の準備をし、港から離れて、移動した。

 

 まさか、雷の属性世界で、漆黒の魔王が現われる可能性があるのやもしれぬ。


 Dr.ガイの様子では・・・。


 個室にこもっていて、漆黒の魔王の行方を探っていた。


 「どうやら、漆黒の魔王が、雷の属性世界に移動している様だね。」


 両手で水晶をかざしていて、方角にしたがっている。 


 ピンポーンと鳴り、サイボーグ1号の報告が上がった。


 「親方。もうすぐで雷の属性世界でございますぞ。」


 「うむ。そこに着けて、潜伏して、事件を起こそうとしよう。」


 Dr.ガイも雷の属性世界で、見つからない場所で潜伏し始めた。


 Dr.ガイは、計画的に雷の属性世界を乗っ取るつもりだ。


 港の無い場所に着き、様子を伺っていた。


 「ふむ。漆黒の魔王の気配も残っておるな。」S


 雷の城の周りでは、賑やかになっていた。


 王様と奥方様が、一般市民に奉仕活動を行っていた。


 「労働者の皆さま、ご苦労様です。あなた達の賄いを差し上げます。」


 一般市民の労働者は、ヒソヒソ、ざわざわと騒いでいた。


 「いいんですよ。あなた達もお困りも承知しております。」


 空腹に困っている労働者も1人進んでいった。


 すぐに、3人も増え、数えきれなかった。


 だが、押しつぶされるわけにはいかなかった鈴谷も指揮を執った。


 「そんなに慌てるでない。其方達の賄いもすぐに出てきます。守れなかったら、追放処分もありうるのだぞ。」


 労働者も鈴谷の声を聞いて、列に並ぶしかなかった。


 そうすれば、取り合いも無かったのだ。


 労働者もそれがあって嬉しいものだ。


 だが、主催者限定で、毎日の予算が難しいことになるだろう。


 雷の城を管理している秘書官の銭亀男爵は、財政管理を行っていた。


 (奴が、貴族に目を覚まさねば、立場的に危ういのでは・・・。)


 その考えでは、鈴谷の王とクシナの奥方様もそう望んではいないのだろうからだ。


 ポチのやっていることは、なぜか、お米も出てきているのだからだ。


 鈴谷についている兵士も、調理に参加していて、奉仕活動に参加していた。


 そうでもしなければ、不満と全ての世界が壊滅に繋がる。


 Dr.ガイは、今の光景を眺めていて、苛立っている。


 (おのれぇぇっ!!!平和になっているのも今のうちだぞっ!!!)


 どこかで、王様と奥方様が離れた瞬間を狙っているようだ。


 Dr.ガイは、銭亀男爵の気配に気づいた。


 近づいたDr.ガイは、銭亀男爵と話し始めた。


 「あんたは、誰なんだい。」


 「ワレは、銭亀男爵と申します。ワレは、雷の属性世界を混乱に貶めていきたいと思っておりまして、王の立場を崩すことが出来れば、雷の城も乗っ取ることも出来ると思います。」


 「ほほう。あの騒ぎが治まれば、混乱に落としれると。」


 「左様でございます。王か奥方のどちらかが離れてくれれば、行動することもできます。良ければ、隠れて、操れれる手段があればと・・・。」


 「なに、ワシに任せとけ。このワシが、操るのも得意からだ。」


 夕刻になった瞬間が、離れる瞬間だ。


 巡回を終わってきたエルナは、戻ってきた。


 「ご苦労様。エルナよ。クシナの監視役に回りたまえ。」


 「畏まりました。」


 エルナとクシナと共に城に戻った。


 Dr.ガイもエルナがいることを厄介だなと判断した。


 別の方法で、手段を選ぶことにした。


 雷の城に忍び込んで、2人同時に操ることが出来るかと思っていた。


 クシナが入っていった部屋は、更衣室で城内のドレスに着替えた。


 出入口でエルナを待機させ、不審者が通らぬよう、見張っている。


 Dr.ガイの闇の属性の能力を活用し、隠蔽し、様子を見ていた。


 (ここは、ワシが、闇の吐息を王室に放って、入室する瞬間を待っていた。)


 クシナが、ドレスに着替えた後に出てきて、エルナは、王室と共に誘導した。


 エルナは、王室の扉の前に気配を感じた。


 「奥方様。ここから離れてください。」


 「えっ!」


 エルナは、ハンカチをクシナに渡し、口元を当てる様に指示をした。


 「変な臭いを嗅いでしまう前に抑えてください。」


 クシナも頷き、口元を抑えた。


 エルナは、扉を開けて、何事も無かったようだ。


 王室の窓を開けて、空気を喚起した。


 だが、クシナは、倒れてしまった。


 身体に闇の魔力に蝕まれて、性格が変わった。


 そのまま、王室の席に座り、支配の決定権を乗り移った。


 「なんて言う事なの・・・。」


 エルナは、奥方様の様子を見ながら、固まっていた。


 マクシナの右手を上げて、城内の兵士を召喚した。


 「えっ、ここって・・・!」


 「クシナ様っ!」


 さらに人差し指を指し、兵士に闇の間量を当てて、操った。


 「私の元に従うか。」


 操られている兵士は、マクシナの元にひれ伏し、従った。


 「仰せのままに。」


 この状況を何とかせねばと思っていた。


 エルナは、空いている窓に飛び掛かって、飛び出した。


 兵士は、エルナを捕らえることが出来ず、マクシナに呼び止められた。


 「良い。放っておきなさい。」


 「しかし・・・。」


 「私の言うことが聞けないのか。」


 「失礼しました。」


 床からDr.ガイの姿が出て来た。


 「ふむふむ。うまくいったようだ。」


 扉が開き、銭亀男爵も現れた。


 「ほほう。本当にやってくれるとは思わなかった。感謝する。」


 「なに。ワシが支配者になるのだからさ。」


 「お間違いはございません。」


 「あんたたちは、何者かしら。」


 マクシナもよそ者かと思っていた。


 銭亀男爵は、束ねている書類を開いた。


 「ただいまより、ガイ様がここの支配者となりまして、雷の属性の王として配属となりました。」


 「ほう。どのように支配するのかしら。」


 Dr.ガイは、右手を構えて、銭亀男爵を下がらせた。


 「今すぐ市民の全財産を没収するんだ。」


 「良い提案だわ。」


 Dr.ガイとマクシナもあざ笑うように雷の城と雷の属性世界を支配しようとしていた。


 Dr.ガイが闇の魔力を放ち、雷の城を新たに展開することを始めていた。


 城の外の兵士は、闇の魔力にとらわれず、すぐに逃げ出した。


 逃げ出している間に鈴谷王にこのことを報告することにした。


 だが、エルナがすでに到着し、このことを報告しいていた。


 「なに、城が大変なことになっているんだって。」


 鈴谷もこのことを何とかしなければならなかったのだ。


 「まさか、Dr.ガイが現われたのか。」


 エルナも頷いた。


 「仕方がない。別の場所で避難するしかない。」


 操られていなかった兵士達と市民は、一斉に地下に避難することにした。


 だが、鈴谷も安心していることが出来なかった。


 Dr.ガイは、王室でふんぞり返り、不景気になっていることを喜んで、漆黒の魔王が現われることを楽しみに待っているのだからだ。


 「にゃはははは。これでワシも平和になるんだからな。」


 城に闇の魔力を注ぎ込まれて、覆われている。


 「ワシにとっての要塞じゃっ!」


 ふと気づいたことがあった。


 「ところで、市民からの資金を回収したのか。」


 兵士は、答えた。


 「ははっ。少人数を捕らえたが、少数の資金しか確保できませんでした。」


 「ふむ。その程度か。」


 マクシナは、そのまま抑えていた。


 「まぁ、待ちなさい。漆黒の魔王が出てくるまで楽しみにしなさい。」


 Dr.ガイは、闇の魔力を強化し、漆黒の魔王が出てくることに専念した。


 いずれは、漆黒の魔王が現われることになるだろう。

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