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第47話

 Dr.ガイの様子では。


 すでに船の修理が完了し、あらゆる手段を考えているようだ。


 「ぐぬぬ。桜花め、ワシの計画を邪魔しておって・・・。」


 「親方の心の声が駄々洩れておりますぞっ!」


 サイボーグ1号の言っていることが正しい。


 「バッカモンッ!このワシに気を配ることを出来ぬのかっ!」


 「ガイガイッサーッ!」


 それからも計画を考えているようだ。


 (それにしても、忌々しい光の属性世界が生意気なんだな。)


 光の属性世界に復讐するつもりだ。


 ふと、気づいたことがあったようだ。


 (そうか。もし、王が不在なのならば、結構のチャンスなのかもしれぬっ!)


 「サイボーグ達、光の属性世界に向かうぞっ!」


 「「「ガイガイッサーッ!」」」


 Dr.ガイタニック号も光の属性世界に向かって行った。


 水の属性世界にいる桜花達は・・・。


 水の属性世界の兵士から報告があった。


 「桜花様。女王陛下様がこちらに向かわれます。水の属性世界については、我々にお任せください。」


 桜花も本当に良かったのかなと思っていた。


 「本当によろしいのでしょうか?」


 「はい。もし、桜花様の故郷がご心配になられるのであれば、向かわれた方がよろしいのかと・・・。」


 「ありがとう。では、私達もこれから、出航します。」


 「このことは、女王陛下様には、ご報告いたします。」


 桜花は、スバルと相談し、水の属性世界の兵士達に任せても良いだろうと判断したのだろう。


 「スバル。本当だったら、残りたかったのかしら。」


 「いや。兵士の言っていることに信じてみよう。」


 「それもそうね。」


 桜花とスバルは、港に到着し、乗り込んだ様子では、みんなも眠っていた。


 「今日のところは仕方がないわね。」


 「ああ。みんなを休ませることが必要のようだ。」


 みんなも漆黒の塊の戦いとシーホープ号の移動の疲れも伴っていた。


 そりゃ、仕方がないことなのだろう。


 水の属性世界の港で泊まることにした。


 一日が経ち、シーホープ号のみんなが起きていた。


 「ふああ。もう、朝だわ。」


 すでに、スバルも起きていて、出航の準備をしていた。


 「おはよう。桜花。いつでも出航の準備はできているぜ。」


 「うん。とにかく、Dr.ガイがどこで行動しているかはわからないわ。」


 「そうだな。俺は、碇を上げるから、次の準備に取り掛かろう。」


 「ええ。」


 桜花は、柱に登って、帆を張っていた。


 「おはよう桜花。こっちの帆のロープを固定したわ。」


 「ありがとう。ナイトは、舵の準備はいいかしら。」


 「おうよ。港から離れるぞ。」


 シーホープ号の後ろから、泡が湧きだした。


 数分で港から離れて、ナイトの合図で前方に切り替えた。


 桜花達も光の属性世界へ向かうことになった。


 Dr.ガイの様子では・・・。


 火の属性世界の近くに移動していた。


 「ふむ。光の属性世界までまた一日はかかるからな。」


 Dr.ガイもこのままではまずいと思い、海の中で潜むことにした。


 海に中で、食料とかは、どうするんだろうか。


 タツミゾンビも食料はどうなるんだろうかと思っていた。


 「なに、タツミゾンビ。食料のことは、心配せんでいい。海の中の魚が豊富なんだ。」


 Dr.ガイタニック号の船は、恐ろしいものである。


 水中でもアームを取り出し、小さな魚を取り出して、食事にしようとするのだ。


 結局は、塩焼きか煮つけになるのだろう。


 うまい具合に海の中でも調理するようだ。


 ただ、Dr.ガイは、どのようにして、光の属性世界に到着するのだろうか。


 もしかしたら、漆黒の塊のように応用を利かせるのかもしれない。


 まさかと思うが、このまま、逃げ続けることになるのだろうか。


 シーホープ号の様子では、まだ、光の属性世界に到着していなかった。


 風が全くもって、吹いていなかった。


 スバルの体力勝負で、ぼちぼちペダルを漕いでいた。


 「はぁ、はぁ・・・。最後までは、しんどいな。」


 スバルも限界を感じていた。


 桜花は、スバルのことを心配していた。


 「スバル。私が、代わりに漕ぎましょうか。」


 「いや。庫の台は、すごく重たいぞ。」


 スバルも心配していて、桜花には負担をさせられないと思っていた。


 「桜花には、いつも通りに船の監視にあたって欲しい。」


 「スバル・・・。」


 その為、桜花のお役目について、自覚したようだ。


 「わかったわ。私は、シーホープ号の今いる場所を確認していくわ。」


 桜花も自分の役目につくことにした。


 (そう言えば、土藁氏もいなかったわね。)


 桜花もそう思っていた。


 (私には、光の属性世界が心配だわ。)


 一刻も早く、光の属性世界に向かいたかったのだ。


 光の属性世界に到着するまで、もう一日は、必要のようだ。


 漆黒の魔王の様子では・・・。


 「ぐぐぐ・・・。漆黒の塊のおかげで、全ての属性世界の魔力を確保できた。」


 8つの漆黒の塊を集めて、漆黒の魔王の身体に瞬結を行っていた。


 「おお・・・。これは、これほどの力が眠っているとはな。」


 吸収したことで、本来に力が覚醒したのだろう。


 漆黒の魔王は、吸収した力で、遠い宇宙を過ごしていたため、距離的に桜花達のいる世界に近づけることが出来たからだ。


 「やっと、あの世界にたどり着いた。」


 漆黒の魔王は、何をするのだろうか。


 まさか、桜花達のいる世界で、支配しようとするつもりだ。


 「待っていろ。愚かな人間どもめ・・・。」


 再び、漆黒の雲を集めて、世界を混乱に陥らせることが目的だ。


 ただ、漆黒の魔王は、どこの属性世界に向かうかが・・・。


 「ぐぐぐ・・・。まずは、忌々しい、光の属性世界に行ってみるとするか。」


 桜花のいる世界の前に、オゾンのような結界が張られている。


 ぶつけようとしたが、弾かれた。


 「おっ、おのれぇぇっ!!!」


 同じことを行っていた。


 桜花のいる世界の星では、内側がびくともしていなかった。


 それなりに警戒が高まっているからだ。


 全ての属性世界で、支えられているからだ。


 「ぐぬぬ・・・。どうやって、入り込むことが出来るのだろうか。」


 漆黒の魔王は、桜花のいる星の周りに注目をした。


 「こいつは、いいや。この惑星に混乱を与えさせてやるか。」


 漆黒の魔王は、己の魔力を放出し、狙った惑星に漆黒の霧で纏わせた。


 「これで、俺の目的が果たせれる。」


 漆黒の魔王が狙っていた惑星が、ぶどうの星に危害を加え始めた。


 精霊世界のみんなが、思いもよらぬことに気づいていた。


 光の精霊は、漆黒の魔王の行動について、話していた。


 「ちょっと、惑星に危害を与えるって、聞いていないんだけど。」


 全属性の精霊達は、無言だ。


 漆黒の魔王の封印を解き放った張本人は、闇の精霊だった。


 火の精霊は、闇の精霊に問い詰めた。


 「ねぇ、あんた。漆黒の魔王が好き勝手にやっていいと思っているわけ。」


 それでも無言だった。


 木の精霊も本当に良かったのかと思っていた。


 「あの世界で、代行者に懸けるしかなさそうね。」


 風の精霊も同じ意見だ。


 「そうだね。私達は、あの世界に手を出すことが出来ないわ。」


 そりゃそうだよな。


 土の精霊も言いたかったことがあった。


 「それにしても、全ての世界のみんなに巻き込んでおいて、ただで済むと思っているの。」


 精霊も分かっている。


 雷の精霊も何が起きようが、どうすることもできないとわかっているからだ。


 「何も言えないが、風の流れに任せるということもなりかねる。」


 むっとなって、反応した。


 光の精霊も触れた。


 「あんたは、ふざけているの。どんなことをしたら、全ての世界が終わるに決まっているわよ。」


 水の精霊も分かっているようだ。


 「それでもわかっているはずよ。向こうの世界に手出しできないことくらいは・・・。」


 手出し出来ていたとすれば、8代の代行者に選ばれし者ででしか、手助けが出来なかったようだ。


 光の精霊は、全ての代行者に託すしか無かったようだ。


 「みなさま、ここはもう、代行者のみんなに託すしかないわ。でも、手出しは、厳禁よ。」


 言われて、頷くことしか出来なかった。


 漆黒の魔王がどのような展開が待っているのだろう。


 シーホープ号は、水の属性世界から出航して一日が経った。


 すでに、半日が経ち、昼食の時間となっていた。


 三夏は、厨房からみんなの分の食事を持ってきた。


 「みんな、お昼の時間だよ。」


 スバルは、三夏に一言を言った。


 「俺は、ラリットを回してくる。ナイトに食事の時間と伝えるから。」


 「うん。わかった。」

 

 スバルは、ラリットに行き、ナイトと交代することにした。


 「ナイト。先に昼食に入ってくれ。」


 「うむ。悪いな。」


 ナイトは、スバルと交代し、昼食に入っていった。


 ラリットを回している間にナイトが戻ってきた。


 「スバル。交代だ。」


 「おうっ!」


 同じくスバルも昼食に入っていいた。


 昼食も終わり、光の属性世界が見えてきた。


 桜花も慌てて、報告をしてきた。


 「みんな、光の属性世界が見えて来たわよ。」


 光の属性世界の港に近づき、上陸した。


 すると、別の船が光の属性世界に上陸していた。


 船から出て来たのが、ホウル王者だった。


 桜花とスバルも気づいていた。


 「スバル。ホウル王者の元に行こう。」


 「ああ。今後のことが気になる。」


 ナイトと甘恵と三夏は、シーホープ号の留守にすることにした。


 桜花とスバルは、光の城に向かって行った。


 ところが、光の属性世界の街並みで、騒ぎがあった。


 「みんな、集まっているわね。」


 「そうだな。もしや、ホウル王者がお通しになるのかもな。」


 ホウル王者が戻ってきたことで、騒ぎが起きていた。


 「王様っ。今後のことについて、どのようなお考えでしょうか。」


 「すまないな。今は、何も話せない。」


 一般市民が、その答えを聞いて、不満がっていた。


 光の属性世界の警官が、ホウル王者の進行を妨げない様に警備に入っている。


 「押さないでくださいっ!」


 警官も大変だ。


 桜花とスバルは、見つからない様に密かに光の城に向かって行った。


 港から歩いて、半日で光の城に到着した。


 「あっ、桜花様っ!!」


 光の兵士も驚いた。


 「本日は、どのようなご用件で。」


 「はい。ホウル王者様に合わせてください。」


 「左様でございますか。では、許可証が必要となります。」


 桜花の懐から、許可証を取り出し、提示した。


 「はい。光の城にお通りください。」


 門が開いて、通り始めた。


 だが、Dr.タニック号が現われた。


 「やっと見つけたぞ。桜花っ、勝負だ。」


 Dr.タニック号の船からミサイルが出てきて、光の城に命中するつもりだ。


 スバルは、水の魔鉱石を利用し、超・スバル・アクアとなった。


 「はぁぁぁっ!アクア・ストーム・ボール」


 向かい打って、光の城に被害を抑えた。


 「貴様は、何しに来た。」


 「ええい、よくもやってくれたな。もう一度じゃ。」


 同じく複数のミサイルが発射され、被害が拡大する。


 桜花も光の魔鉱石を取り出し、被害を最小限に抑えようとした。


 桜花は、瞬間移動のように全てのミサイルを破壊した。


 「シャイニング・テレポートっ!」


 桜花は、Dr.ガイに質問してきた。


 「あんたは、なんの恨みがあるわけ。」


 「答える必要はない。ワシが強くなってきたら、教えるとする。」


 それじゃ、意味がないだろう。


 「それに、貴様の魔鉱石をよこせ。」


 「断るわ。」


 「ああ。当然だ。」


 桜花とスバルも同意見だ。


 「おのれぇぇっ!!!」


 光の城のバルコニーから、ホウル王者が出て来た。


 「なんの騒ぎだ。」


 ホウル王者も8代会談のことを思い出し、手配書の通りだった。


 「あれが、Dr.ガイなのか。」


 Dr.タニック号から、ミサイルが発射され、避けることも叶わなかった。


 だが、ホウル王者の反撃があった。


 「はっ!!」


 光の障壁を展開し、ミサイルの向きを変更した。


 そして、Dr.タニック号に突っ込んだ。


 「なっ!!!」


 そのまま、激突し、一部が破損していた。


 「おのれぇぇっ!!!覚えてろっ!」


 Dr.タニック号は、ガスガスと鳴らしながら去っていった。


 ホウル王者も安心していた。


 「やっと一段落だな。」


 バルコニーの真下に目をやると、桜花とスバルの姿を見た。


 「兵士に伝えろ。桜花殿とスバル殿を城内に案内しろ。」


 「「「はっ!」」」


 兵士は、桜花とスバルに王室へ案内された。


 「ホウル王者様。桜花様とスバル様をお連れしました。」


 「うむ。通せ。」


 「失礼します。」


 ガチャッと扉が開いて、ホウル王者の前にひれ伏した。


 「兵士は、下がっててくれ。」


 「はっ。」


 「桜花殿とスバル殿は、頭をお上げください。」


 桜花とスバルは、ホウル王者の元に頭を上げた。


 「ワシが、8代会談に出席した際に全ての属性世界で謎の塊が出現していたことをご存じで。」


 「はい。私達で漆黒の塊を消滅いたしました。」


 「ほほう。謎の正体が漆黒の塊と呼ぶんだな。なお、全てを消滅したと言っていたな。」


 「はい。」


 「数日前から光の属性世界で漆黒の塊の襲撃があったことをよく覚えている。桜花殿の仲間達には、本当に感謝しかありません。」


 「いえ。私も全ての属性世界を救いたい気持ちがあるからです。」


 「ふむ。ワシも再び助けられたからな。桜花殿には、褒美を差し上げよう。」


 ホウル王者も両手をパンパンと鳴らして、兵士を呼び出した。


 「お呼びでしょうか。」


 「あっちの窓を開けてくれ。」


 「ははっ!」


 兵士は、指示通りに窓を開けた。


 桜花とスバルも注目した。


 窓の先には、馬車が止められており、数日間の食料が支給されていた。


 「えっ、これって・・・。」


 「褒美は、数日間の食料を差し上げよう。そして、光の属性世界は、ワシが守る。」


 「ありがとうございます。」


 桜花とスバルは、同時にお辞儀をしていた。


 「あと、もう一つ。先程のDr.ガイが立ち去ったのはいいが、また、悪さをしでかすのかもしれないから

な。」


 「そうですね。私は、困っているみんなを助けることが必要だと思ったから。」


 「そうか。思う存分、旅をしておくれ。」


 桜花とスバルは、王室から退室し、空いている馬車に乗った。


 数時間後、港に着いて、いただいた食料を船に積み込んだ。


 「お荷物を積み込み終わりましたので、これで失礼します。」


 光の属性の兵士は、戻っていった。


 すでに夕方となっていて、出航する時間は、困難のようだ。


 光の属性世界の港で、泊まるしかないようだ。


 桜花は、仲間達に声を掛ける。


 「みんな。明日は、出航するわよ。」


 「「「おうっ!」」」


 シーホープ号のみんなも一日、休憩することにした。

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