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第46話

 8代属性背の会談


 それぞれの各属性世界の王達は、漆黒の塊が無くなったことで、本格的に今の世界をどうするか、悩んでいた。


 先に到着していたのは、ホウル王者とハデス4世だった。


 引き続き、アクアクイーン4世も着いて、席に着いた。


 今の空気も無言だった。


 また、最後まで、8人の王が揃ったことで、8代会談が始まった。


 「では、本格的に始めようではないか。」


 「ああ。俺達も大変な目に遭っていたからな。」


 ホウル王者とハデス4世もそのことを語りだした。


 「そうでも無いでしょ。ワシも巻き込まれたことを忘れられては、困るんじゃ。」


 ナノハナ丸の言っていることも最もだ。


 「それもそうだが、代行者のみんなのおかげで、各属性世界も壊滅せずに助かっているのだからな。みんなの努力を無駄にするでない。」


 アグラスの言っていることもそうだ。


 「僕は、不吉なことを感じたんだ。なぜなら、漆黒の塊が核属性世界にばらまいていたのかが、疑問に思わないか。」


 風の属性世界の王の桃真も違和感に気が付いた。


 「うむ。そうだな。吾輩も根拠が無いが、我々の属性世界で漆黒の塊が源である魔力を吸い取ることで、エネルギーと化したかもな。」


 ハデス4世もまともなことを言った。


 「ワシも同感だ。ただ、わかっていることは、桜花の報告で漆黒の魔王と噂されたのだ。」


 「「「えっ!?」」」


 各属性世界の王達もざわついていた。


 ナノハナ丸と桃真も食いついていた。


 「それは真でござるか。」


 「僕もそれについては、対策を練らねば。」


 鈴谷もこの騒動について、解決するには、どうすればいいのか考えていた。


 「やはり、各属性の代行者にしか、頼めないかもな。」


 「わっちもそれでしか考えられないからな。」


 ガルダも鈴谷と同じ意見だ。


 アクアクイーン4世は、気になることを抱えていた。


 「私が気になることがありまして、全ての世界で犯罪者のDr.ガイについて、いかがなさいますか。」


 ハデス4世も申し訳なさそうに詫びていた。


 「みんなには、申し訳ないことをしてしまっていた。吾輩の不始末で拘束することが出来なかった。奴は、すでに手配書でお尋ね者となっているのであろう。」


 それだけではないだろうとアグラスも気づいた。


 「我輩の国もいつの間にか一部の領域が開拓されていて、拘束することが出来たが、手配書のDr.ガイを拘束することに失敗してしまっていた。」


 各属性世界の王達も今後のことについて、考えていた。


 「諸君。ワシ達も各属性世界を壊滅されぬように頑張るしかないのだろう。」


 「そうだな。吾輩も全ての世界で一部壊滅されてたら、バランスも狂うかもしれぬ。」


 「ああ。我々の国で支え合ってこそ、意味があるのではないかと思っている。」


 「そうね。私達も動かねばならないわ。」


 「わっちは、目の前の敵が現われてもすぐに戦うだけのことだ。」


 「ワシも仲間達を活用するだけのことだ。」


 「俺もみんなの言っていることに同感だ。」


 「僕も仲間を見捨てる訳には、いかないからな。」


 各属性世界の王達も決意が固まったようだ。


 ホウル王者も8代会談を解散させる指揮を執った。


 「では、解散っ!」


 それぞれの王達は、元の属性世界へと戻っていった。


 何が起きるかは、不明である。


 地下講義堂で、8頭の竜が、今の世界について、話していた。


 光の竜は、闇の属性世界で最終形態の漆黒の塊の覚醒について、話し始めていた。


 「あの時の闇の属性世界で、壊滅するところだったな。闇の竜も危うく、壊滅に追い込まれていたのだろう。」


 「ああ。そうだな。全ての代行者が見つかって良かったなと思っている。だが、我が来なかったら、代行者達も苦戦に追い込まれてたからな。それに、全ての属性世界で漆黒の塊がばらまかれて、それぞれの源の魔力を吸い取られてるのやもしれぬ。精霊世界の連中は、何を考えているのだか。」


 火の竜も仕方のないことだと思っていた。


 「それは、仕方のないことだ。精霊世界が、漆黒の魔王の封印をわざと解いたのかもしれぬ。」


 やはり、根拠の無いことだ。


 水の竜も精霊世界で気になることがあった。


 「精霊世界の管理が出来ていなかったのかもしれない。」


 土の竜も今の世界で悩んでいた。


 「全ての世界がかかっていることを忘れてはいないのだろうか。一部の属性世界が壊滅してでも、歪んでしまうことを忘れるな。」


 闇の竜も分かっているかのように語った。


 「ああ。わかっておる。だからこそ、代行者のみんなを支えてしまったんだ。だが、精霊世界のみんなに問いただすには・・・。」


 木の竜も分かってるかのように意見を出した。


 「我々が担っていることを忘れてないのだろうか。我々は、今の世界を守るための守護だ。闇の属性世界で大事になっていることを忘れては無いのだろうか。」


 「それもそうだな。だが、闇の王が悪いはずだ。管理すらも出来ていなかったことで、大事になっていたんだ。守護を任されて、お役目を果たすのではないかと思えるぞ。」


 闇の竜も一理あった。


 雷の竜もこうしてはいられないと思っていた。


 「それぞれの人類が、不満を持たれたら、ある意味、天変地異が起きるのではと・・・。」


 風の竜も語ってきた。


 「そんなことは無いはずだ。各属性世界の王達も領主を支配してくれているのだと思うぞ。」


 それぞれの竜のお役目を忘れぬことで、失敗は許されなかったようだ。


 雷の竜は、一部気になることがあった。


 「みんなの言っていた漆黒の魔王については、いつ現れるかが分らぬことだろう。」


 光の竜も気づくべきだと思っていた。


 「そうだな。奴がこの世界に現れてきたら、世界がお終いだ。」


 他の竜も光の竜の言葉を聞いて、危機感を覚えたようだ。


 土の竜もまだ、今の世界があってからこそ、平和につながるからだ。


 「今の属性世界で土地を失うわけにはいかないのだろう。」


 つまり、地上と海があったからこそ、全ての世界がバランスを取れているからだ。


 すべての竜も納得出来ているわけでは無かったようだ。


 光の竜もケジメを付けなければならなかったようだ。


 「諸君。我々は、お役目を与えられた竜だったことを忘れるでないぞ。我々の守護の役目を守り抜くことだ。だが、精霊世界には、問い質すことが出来なくなることだ。」


 竜達も納得が出来なかったようだ。


 「どういうことだ。漆黒の魔王を止められる手掛かりがつかめれるのだぞ。」


 闇の竜も納得も出来なかった。


 他の竜も光の竜の言っていることに従うしか出来なかったようだ。


 「このことで、みんなも納得できなかったのもよく分かる。だが、代行者の助けが必要になってくることがあるのやもしれぬ。」


 火の竜も返って、光の竜の言っていることに理解したようだ。


 「それもそうだな。あんたの言っていることに賛成だ。」


 闇の竜も静かにすることしか出来なかったようだ。


 「では、お役目に着いて、解散ッ!!!」


 それぞれの竜は、属性世界に戻っていった。

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