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第45話

 桜花は、一番近い属性世界のことを考えていた。


 地図を広げて、一番近いところと言えば、風の属性世界だ。


 闇の属性世界から水と土の属性世界を通過して、一日が経った。


 夜が明けて、風の属性瀬下愛に近づき、ペガセイバーが船の庭園で飛翔する準備をしていた。


 「風の属性世界に近づきましたので、お世話になりました。」


 「ええ、また、お願いするわ。」


 ペガセイバーも風の属性世界に戻り、お役目に勤めるようだ。


 次は、雷の属性世界に向かうことだ。


 エルナも気づいた。


 (それにしても、桜花とスバルと土藁氏は、大丈夫なのか?)


 聞かないことにしたようだ。


 半日が経ち、雷の属性世界に到着し、港に着けた。


 「みんなには、本当に感謝する。童の鈴谷が、出かける可能性があるのやもしれぬ。」


 「ええ。先程の闇の属性世界でそうでした。」


 エルナも雷の属性世界に残ることを決意した。


 「童も雷の属性世界を守らねばならないからな。」


 シーホープ号のメンバーも見送っていた。


 つまり、鈴谷も不在の状態で会談に出掛けていた。


 続けて、出航した。


 アジサイ丸も木の属性世界に近づき始めた。


 スバルもアジサイ丸に気にかけていた。


 「あのさ。そろそろ、木の属性世界に近づいて来てはいるのではないか?」


 「そうだな。拙者もそこの世界に戻らねばな。」


 アジサイ丸も構えて、ドロンと消え去ったのであった。


 スバルも無事に戻ったのだなと納得した。


 そして、スバルも気が付いたようだ。


 (俺達の属性代行者も自分の属性世界に戻らねばならないのだろうか。)


 ナイトは、スバルの悩んでいる様子を見かけていた。


 「スバル。何を悩んでいる。スバルの故郷で女王様がしっかり管理していると思うぜ。」


 「そうか。俺も今の船を管理しなければならないからな。」


 悩んでいる場合じゃないようだ。


 すでに、火の属性世界に近づいてきているようだ。


 桜花も火の属性世界に近づいた瞬間に角之助に話しかけた。


 「角之助。火の属性世界に近づいていますが、どうしますか。」


 「そうだな。王様が不在なら、俺が残るしかないからな。」


 桜花も故郷で守らねばならないことに賛成だ。


 火の属性世界の港に着けて、角之助を降ろしてしまった。


 火の属性世界のみんながお出迎えに来ていた。


 「「「おかえりっ!角之助ッ!!」」」


 「ただいまっ!みんなっ!」


 桜花達も同じく角之助を見送っていた。


 だが、角之助も振り向いた。


 「桜花っ!本当にお世話になった。また、何かあったら、呼んでくれ。」


 「うんっ!」


 火の属性世界の港に着けて、角之助を戻した。


 角之助も火の属性世界に戻らねば、ならなかった。


 「俺は、今の故郷で戦死を出すことが出来なかったのだ。ただ、桜花のおかげで、正義の味方であって、本当に良かった。」


 しかし、角之助も火の属性世界に残らねばならなかった。


 桜花も角之助の意思に従うしか無かったようだ。


 「わかったわ。角之助も頑張って欲しい。」


 スバルも同じ意見のようだ。


 「ああ。そうだな。お前のことを応援している。」


 角之助は、気になることがあった。


 「三夏。お前は、本当に良かったのか。」


 「いいんだ。ボクは、今の船で、心配なんだ。」


 「そうか。お前の答えは、わかった。無理するなよ。」


 「わかっているよ。船の為に料理するんだから。」


 みんなは、三夏の決心に同調し、残って欲しいと思っていた。


 「だったら、みんなに迷惑をかけるなよ。」


 角之助の一言も当然のようだ。


 角之助を火の属性世界に送り付けて、各属性世界の王様が不在の状態も見過ごせるわけにはいかなかっ

たのだ。


 桜花も港から出航する前に角之助に一言を言いたかったようだ。


 「角之助。今まで、ありがとうございました。元気でね。」


 「おうっ、桜花も元気でなっ!」


 シーホープ号も火の属性世界の港が見えなくなるまで、見送っていた。


 残るは、桜花とスバルと土藁氏だ。


 丁度、風の動きで迂回できそうだ。


 桜花とスバルも土の属性世界に向かえれると思っていた。


 桜花は、土藁氏に近づいた。


 「土藁氏。今の船で、土の属性世界に向かうことが出来るのかもしれないわ。」


 「うん。わかってる。」


 土藁氏も故郷も心配だ。


 土藁氏もどうするか悩んでいた。


 「オラは、やっぱり残ることにする。角之助の故郷で残る事で決心の強さが良かったと思ったから。」


 桜花とスバルも土藁氏の気持ちを同調しようがなかった。


 「ああ。土藁氏の意思なら、俺も応援するよ。だからこそ、故郷が困難になっても頑張るつもりな。」


 「うん。どんな困難でも、不可能を可能にすることだ。」


 桜花も土藁氏の決意を感じた。


 「土藁氏。ええ。私も土藁氏の強さを感じたわ。」


 船に乗っているメンバーのみんなは、桜花の邪魔を出来ないと判断したからだ。


 ナイトも船長らしいことをしたんだなと感心した。


 甘恵は、土藁氏の意思を聞いて、感動した。


 「うう・・・・。」


 成長したんだなと感じた。


 土藁氏は、船の業務を休んで、桜花は、いつもの見張り台に就いていた。


 スバルは、船の巡回を行いながら、それぞれの管理を行っていた。


 三夏の昼食の時間になった瞬間に食事を出していた。


 「ねえ、みんな。土藁氏の故郷までゆっくりしていこうよ。」


 スバルも尾そうした方が良いかと思っていた。


 「そうだな。腹が減っては、力も出ないとお思っていた。」


 「でもね、キャプテンは、しっかりしないといけないからね。」


 「ああ。そうだな。三夏。その肉をいただくぜ。」


 みんなも昼食を取り、舵を握っているのは、スバルだ。


 しばらくして、土の属性世界に近づいてきた。


 やはり、各属性世界の代理がしっかりしているかが不安だった。


 土の属性世界に到着し、土藁氏が船から降りた。


 そこで、土朱里が迎えに来ていた。


 「土藁氏。本当に良かったっ!」


 いつの間にか、土藁氏の姉が土の属性世界に帰って来た。


 もしかしたら、十分な稼ぎを集めたようだ。


 シーホープ号も土の属性世界に着けて、土藁氏を送り付けた。


 「土藁氏っ!私のわがままで本当にごめん。」


 飛びついて抱きしめていた。


 「オラは、世界のことを考えたんだ。」


 土朱里も冷えた。


 「土藁氏。本当に強くなったんだね。私からも何も言う事も無いわ。だからこそ土藁氏の思う存分に大きくなってね。」


 姉の言っていることは、当然のようだ。


 つまり、各属性世界の王が不在では、どうすることも出来なかったようだ。


 土藁氏も決心していた。


 「オラも秘書官がいない今は、どうすることも出来ないからだ。」


 土朱里も土藁氏の手助けをすることを決断した。


 「土藁氏。私も土藁氏の手助けになってみせる。」


 「うん。オラも王様が戻ってくるまでに土の属性世界を守り抜く。」


 本当に土の属性世界を守る証となっていた。


 すると、別の船が出て来た。


 また、速度も速くなっていた。


 まさかと思うが、土の属性世界の王様が、8代会談に参加することになるのだろう。


 さらに、他の属性世界の王様も中央の会議室に集まるからだ。


 桜花は、土藁氏の姿を見て、感心していた。


 (土藁氏。私は、あなたの勇姿を見届けるわ。)


 土藁氏は、振り向いた。


 「桜花。オラは、必ず世界の旅に行くから。」


 「ええ。待っているわ。」


 土藁氏の一言で、再び旅に出ることを願っていた。


 スバルは、心配事があったようだ。


 「桜花。俺は、水の属性世界に出向いてもいいか。」


 「スバルも、心配していたんだ。」


 「ああ。だが、桜花の故郷も心配なら、構わない。」


 桜花も考えた。


 「いいわ。まずは、水の属性世界に行きましょう。」


 「すまないな。桜花。」


 「私もスバルの故郷が心配だもの。」


 安心している間に水の属性世界が見えてきた。


 「スバルッ!見えて来たぞっ!」


 「おうっ!上陸だっ!」


 すでに水の属性世界の王女様は、8代会談に出掛けているのであった。


 桜花も仕方がなく、水の属性世界に泊まることとなった。

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