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第43話

 「元気が無いな、桜花。」


 「えっ。」


 「俺も桜花の頑張っている姿は、良かったなと。」


 「うん。」


 「気を張り詰めるな。悩んでいるなら俺も相談に乗るよ。」


 「ありがとう。」


 そう、漆黒の塊があと闇の属性世界に潜んでいるからだ。


 館内の扉から三夏が出てきて、昼食が出来ていた。


 「みんな、お昼ご飯が出来たよ。」


 呼び止められ、みんなも食堂に移った。


 昼食を済ませて、闇の属性世界に到着する寸前だ。


 (私は、もう迷わない。)


 桜花の懐から光の魔鉱石を取り出し、空にかざした。


 かざした瞬間に輝きだして、小さな粒の光が遠い属性世界に向かって行った。


 まずは、雷の属性世界に到着し、雷の魔鉱石に反応があった。


 「えっ、これは・・・。」


 エルナも雷の城に入り、鈴谷に報告した。


 「鈴谷様。桜花が呼んでおります。」


 「そうか。なら行ってこい。」


 王室を退出し、超雷になり、桜花の船に向かって行った。


 同じく、残りの属性世界に持ち主の魔鉱石に触れていった。


 風の属性世界のペガセイバーも飛び立った。


 同じく、残っている属性世界も飛び立った。


 超木・ヒマワリ丸も急いで桜花の元に飛び立った。


 シーホープ号も闇の属性世界に上陸した。


 スバルも魔鉱石を持っているみんなに声を掛けた。


 「よし、みんなも準備はいいかっ!」


 「「「おうっ!」」」


 桜花、スバル、土藁氏、角之助が足を踏み出した。


 闇の属性世界も不気味だ。


 これが本来の世界なのか?


 逆に本来の世界なのかは、わからないが、空まで暗くなっていては、不愉快なのだろう。


 ただ、空が晴れても闇の属性世界の証を見せることになるのだろう。


 ハデス4世も薄暗い霧を展開していた。


 (これで漆黒の塊も隠蔽させることで漆黒の塊のカケラ達も気が付くことは無いのだろう。)


 応急処置に過ぎなかった。


 桜花達は、闇の城に到着するまで歩いていた。


 途中の街でナルコギャルと出会った。


 「なんなのよあんた達。」


 「ナルコギャル・・・」


 「あんた達って、闇の属性世界になんか用なの?」


 「私達は、最後の漆黒の塊を倒しに来たわ。」


 「ふ~ん。あんた達って漆黒の塊を倒すのも必死なんだね。」


 話している間にスバルが入ってきた。


 「すまないが、俺達は、闇の城に行かねばならないんだ。」


 「やめといた方が良いわよ。あいつも立て込んでいるから。」


 「そうか・・・。」


 角之助も懸命な判断を下した。


 「俺達で最後の漆黒の塊を探そう。」


 「うん。」


 桜花達も角之助の言葉を聞いて、最後の漆黒の塊を探すことにした。


 「みんな、見つけたら魔鉱石をかざして、呼んできて。」


 「「「おうっ!」」」


 桜花達も手分けして、最後の漆黒の塊を探し始めた。


 ナルコギャルも探す気力も無かった。


 探している間に超木・ヒマワリ丸、超雷・エルナ、超風・ペガセイバーが到着した。


 「桜花。お待たせ。」


 「探したわよ。」


 「僕も駆け付けに来ました。」


 「ありがとう。みんな。」


 8代属性のみんなが揃ったことで、手分けして探し出した。


 すると、全ての魔鉱石の反応があった。


 「えっ、これは・・・。」


 魔鉱石本体は、光で方角を現した。


 「魔鉱石が指しているわ。」


 「童もだ。」


 「拙者も。」


 「僕のも。」


 指している光に向かい、スバル、角之助、土藁氏も出て来た。


 「桜花。俺のも反応があった。」


 角之助と土藁氏も同じだ。


 闇の城から離れにある誰もが近づくことも無い、不気味な領域に潜んでいた。


 到着した瞬間に桜花達も不気味と感じた。


 「これは・・・。」


 みんなも足を踏みとどまった。


 「桜花。大丈夫か。」


 「ええ。大丈夫よ。」


 桜花も勇気を出し、振り切った。


 「みんな、お願いするわ。」


 「「「おうっ!」」」


 踏み出す前に地響きが鳴った。


 みんなも地響きに気づいて、漆黒の塊が羽化した。


 桜花もやむを得ず超モードになった。


 不気味な霧から漆黒の竜が現われた。


 羽化したばかりでよろけている様子だ。


 桜花も今だとみんなに合図した。


 「みんな、今よっ!伝説の光斬り(レジェンダリー・シャイニング)」


 「水の噴射斬り(アクア・スプラッシュカッター)」


 「ふんっ!火炎奥義斬り(フレイム・スキル・ソード)」


 「土球砲撃派アース・キャノン


 「木の葉乱れ竜巻斬り(リーフ・トルネード)」


 「風化球・波動派エアー・キャノン


 「雷帝波動斬り(ライトニング・ソード)」


 一斉に攻撃魔法を漆黒の塊の竜に攻撃してきた。


 しかし、上空から漆黒の気配が流れ出した。


 「えっ!?」


 漆黒の塊の竜に瞬結し、強化された。


 漆黒の息吹を放たれて、ダメージを覆われた。


 「「「あああああああああ」」」


 みんなも歯が立たず、やられて立ち上がらなかった。


 桜花もどうすることも出来なかった。


 みんなの魔鉱石を奪われるか・・・。


 ナルコギャルは、遠くの場所で呑気に遊んでいた。


 遊んでいる間に地響きに気づいて、近づいた。


 「えっ!?なんなのよこれ・・・!?」


 すぐにナルコネスに変わり、超モードとなる。


 ナルコネスも桜花の元に近づいた。


 「おい、あんた。あいつにやられたのか。」


 「今更なに。世界が終わるのを楽しみにしているの。」


 「いや。あたしも闇の属性世界が終わらせる訳には、いかないと目が覚めたんだ。」


 桜花も立ち上がり、振り絞った。


 「だったら、最初から漆黒の塊を倒すのを手伝ったら・・・。」


 ナルコネスも何も言えなかった。


 しかし、漆黒の塊の竜も強くなったことで、別の領域に入り込もうとするようだ。


 「しまったわ。漆黒の竜も闇の城に進もうとするつもりだわ。」


 「えっ!?」


 踏み出そうとする漆黒の竜は、闇の街に漆黒の吐息を放った。


 「なっ、なんだっ!?」


 「きゃああああっ!」


 闇の一般市民も大慌てだ。


 闇の城から闇の部分結界を展開し、漆黒の吐息を防いでいた。


 闇の城の兵士がメガホンを持ち、みんなに声を掛けた。


 「全員、闇の城に避難してくださいっ!」


 闇の属性世界に住む、人類も活発的だ。


 ハデス4世も立てこもっているのも納得だ。


 桜花もこうしてはいられないと感じた。


 「ナルコネス。あんたは、全ての世界を救うつもりはあるの。」


 「ああ。あたしも目が覚めたんだ。それだけではないと。」


 「そうよ。みんなの悲しみに耐えられるの。」


 「そうだな。あたしは、あんたと協力する。」


 ナルコネスも桜花と協力することになった。


 スバルが飛び出した。


 「俺達のことを忘れているぜ。」


 「スバルっ!みんなもっ!」


 「良かった。オラもまだ立ち上がれる。」


 「俺もくたばっていられるか。」


 「拙者もこの傷も大したことは無い。」


 「童は、曲がりくねった世界を何とかしたいからだ。」


 「ええ。僕も全ての世界を立ち直らせたい。」


 みんなの意見は、食い違っているが、全ての世界を救いたい気も緒も同じである。


 すると、魔鉱石の反応があり、桜花達自身の身体も輝きだした。


 つまり、勇気の証として、新たな力が芽生えていた。


 さらに、それぞれの属性の竜が駆け付けに来た。


 「あなた達は・・・。」


 「光の竜が駆け付けに来たぜ。頭部に乗ってくれ。」


 みんなも同じようにそれぞれの属性の竜の頭部に乗った。


 再び漆黒の竜を倒すことを決意した。


 桜花達とそれぞれの属性を持つ竜も闇の城に到着した。


 「あれは・・・。」


 「ハデスの奴め、体を張り切りおって・・・。」


 闇の大型の手を展開していた。


 しかし、ハデス4世の闇の魔力もそろそろ限界に近付いているようだ。


 「みんな、準備はいい。」


 「「「おうっ!」」」


 みんなも頷いて、戦える体制に入っていた。


 「竜達の攻撃にお任せっ!シャイン・ブレスっ!」


 光の竜は、光の吐息を吐き出し、漆黒の竜に当てた。


 当たった漆黒の竜は、桜花達に向けた。


 漆黒の竜は、桜花達に向けて、漆黒の吐息を放った。


 ナルコネスは、飛び出して、右手を構えた。


 「はっ!グラビティ・ホールっ!」


 漆黒の吐息を吸い込ませて、桜花達を守った。


 だが、漆黒の吐息にも蝕む毒が含まれていた。

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