第42話
「私も全ての属性世界に散らばっている漆黒の塊を未然に防ぐことです。それに、他の属性世界で倒しておりました。」
「そうか。それは、大変だったな。それに我らは、今の世界で混乱について、解決しなければならないからな。まだ、8代会談を行おうとしたかったが、突然襲い掛かってくることが多かったんだ。」
その為、自分たちの領主を守らねばならなかった。
「私達も散らばった漆黒の塊を覚醒される前に世界中を出回っております。」
「本当か。それは、恩に着る。」
ホウル王者も考えた。
「ワシも桜花殿に感謝しきれない程、申し訳ない。ワシらもみんなを動かして、光の属性世界を立て直すことと、全ての世界に全力で協力するつもりだ。だが、今の混乱が出ている為、動けなかった。そして、ワシも太刀打ちできずにすまなかった。本当にありがとう。」
「いえ。私達も今の世界が崩壊されるのも嫌だったので。」
「そうか。ところで、全ての世界に漆黒の塊を未然に防ぐことが出来たのか。」
「私は、あと闇の属性世界に向かって行きたいと思っております。」
「そうか。すまないが、全ての世界のことを頼んだぞっ。」
ホウル王者の一言を残し、王室から出た。
(ワシも一刻も早く、8代会談を行わねば・・・。)
光の城の通路を通っている間に城内の執事から声を掛けられた。
「桜花様。スバル様と土藁氏様と角之助様も朝食をお済みになっております。出入口でお待ちになっております。」
「わかったわ。私達もすぐに出発します。」
「畏まりました。出入口で馬車を手配いたします。」
執事の指示に従い、光の城を出て、馬車に乗った。
スバルは、今後のことを話そうとした。
「桜花。最後の属性世界は、闇の属性世界に寄っていなかったな。」
「そうね。それにホウル王者も今後のことを考えている様子なんだ。」
「そうか。俺達も漆黒の塊を倒して、全ての世界を救ってあげよう。」
「俺なら、ついて行っても構わん。全ての世界が押しつぶされてもたまらんからな。」
「オラも桜花と共についてゆくよ。まだ、終わらせたくないからね。」
移動中に決心がついた。
光の属性世界の港では、シーホープ号が待っていた。
つまり、仲間達も数日間、待機させられた。
桜花達が乗っていた馬車から降りて、船に乗る。
「みんな、ありがとう。待たせてごめん。」
桜花が甘恵に声を掛けた。
「大丈夫よ桜花。無事でよかった。」
「うん。」
続いて、スバル、土藁氏、角之助も乗り込んだ。
「すまなかったな。ナイト。」
「なに。船の管理なら、俺の仕事だ。」
角之助も十分に休んだと思い、船の定位置に着く。
「俺も船の仕事に入らせてもらうぞ。」
「角之助。頼んだわ。」
角之助は、柱の展望台の頂上に登り、海の周りを監視に入る。
「桜花。すぐに出航する。」
「そうね。みんなの意見はどうかな。」
甘恵は、すでに出航の確認が取れていた。
「みんな、出航はいつでもできるって。」
「わかったわ。みんな、出航よっ!」
「「「おうっ!」」」
土藁氏は、碇を上げて、スバルは、帆を張った。
ナイトが、舵のラリットを握り、港から離れた。
だが、風が弱まり、あっという間に夜が明けてしまうからだ。
スバルも帆を張り終えて、船内のペダル室に入り、漕ぎ始めようとした。
「ナイト。前方は異常ないか。」
「ああ。異常は無しだ。いつでもいいぞ。」
ナイトの合図で漕ぎだした。
面舵いっぱいで港から離し、出航した。
充分に離れたことで、ナイトは、スバルに声を掛ける。
「スバル、もういいぞ。休憩してくれ。」
「ああ。助かったぜ。」
ペダルから離し、寝室で休憩していた。
風に任せて、闇の属性世界に向かって行った。
また、三夏から報告があった。
「ねぇ、みんな。食料の貯蔵庫が大変なことになっているんだ。」
桜花も耳を傾けた。
「えっ、どうしたのっ?」
「みんなの分を考えると、あと、3日間しか残ってないんだ。」
「それは、大変だわ。どこかの属性世界でお買い物しないといけないわね。」
みんなも考えた。甘恵は、提案した。
「そうだね。水の属性世界で沢山の食材があるから、そこにしようよ。」
「うん。その方が良いかもね。」
みんなも水の属性世界に立ち寄ることにした。
そうしなければ、大変なこととなっていたのだろう。
闇の属性世界の様子では・・・。
漆黒の霧が晴れているが、漆黒の塊は、見つからずに潜んでいる。
ハデス4世が、闇の属性世界の見直しを行ったおかげで、闇の属性世界も平和に近づいている。
(吾輩は、吾輩なりのケジメを付けていたが、まだ、腑に落ちない。)
王の立場として、属性世界の存続がかかっているからだ。
漆黒の塊の動きが見られない。
だとすると、漆黒の霧を大量に放出してしまい、おとなしくしている模様だ。
また、Dr.ガイが、大量の漆黒の霧を取り除いてくれていたおかげで、Dr.タニック号も強化されてい
た。
漆黒の塊が、羽化するまで時間の問題だろう。
ナルコギャルは、闇の属性世界で適当に過ごしている。
「ん~。漆黒の霧が晴れたのもいいけど、なんか、胸騒ぎがするんだよね。」
戻って来たばかりで、状況が飲み込めていないようだ。
(それにしても、今の騒ぎが治まるのだろうか。)
ナルコギャルも悩んでいた。
闇の属性世界以外の全ての世界では、倒された漆黒の塊も行方不明だ。
最終的に闇の属性世界に瞬結することになるのだろう。
桜花達の船では、水の属性世界に上陸して、数日間の食料を購入にあたった。
買い出しを行うのは、桜花、甘恵、三夏、土藁氏が足を踏み入れた。
三夏がいなければ、食事のプランを考える担当なのだからだ。
土藁氏も気になることがあった。
「ねぇ、桜花。スバルを置いてもいいの。」
「ええ。スバルには、船で待機させておいた方が良いわ。ご飯のことを考え出すと食欲が止まらないわ。」
つまり、食料が尽きていたら、危うくなるのだろう。
買い出しの調達が終わり、半日が経った。
水の属性世界から食料の調達が済み、夕方になってしまった時点で出航するのも難しかった。
桜花もみんなのことを考えた。
「今日は、遅いからここで泊まることにしよう。」
夜間の移動も危険と判断し、朝になったら出航するつもりだ。
闇の属性世界に到着したら、漆黒の塊もどのように出てくるのか。
闇の属性世界の様子では・・・。
闇の城もハデス4世もしっかりと全ての領域を監視して、雇っている人員を活用している。
ハデス4世も不審なことを考えながら、漆黒の塊が全ての属性世界に落とした理由も考えている。
(どうして、全ての属性世界に落としたのも違和感を感じたな。)
考えている暇もないはずなのに両立することもよくできるものだ。
(まさか。全ての属性世界に落としたのも魔力の源を吸い取ったことになるのでは・・・。)
ハデス4世もナルコギャルに闇の魔鉱石を渡してしまっていた為、呼び戻そうにもどうしようもならな
かった。
(だとすれば、1つの属性世界が壊滅されたら終わりになるだろう・・・。)
ハデス4世も闇の属性世界の魔力を確かめることにした。
まだ、闇の魔力の源も無事のようだ。
シーホープ号は、朝になり、出航の準備をしていた。
「みんな。出航の準備をするわよ。」
「「「おうっ!」」」
土藁氏も碇を上げて、スバルも帆を張った。
風も好調で港から離れ、出航した。
ここからだと半日はかかる様だ。
桜花は、もしかしたら、助けが必要になると思っていた。
(みんなも全ての属性世界に残ってしまっているから助けを呼びたいけど・・・。)
みんなを呼び出すには、どうしたら・・・。
闇の属性世界に到着する寸前までに考えた。




