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第41話

 (見つけた。)


 きりっとした表情を表して、漆黒の塊の部分に命中させた。


 そして、大砲も発射してしまい、漆黒の塊を狙った。


 だが、Dr.ガイの属性と漆黒の塊のスキルでは、互角だ。


 (おのれっ、まだ足らぬと・・・。)


 一瞬で考えたDr.ガイは、漆黒の霧を積み込んだミサイルを用意していた。


 (いざ、発射っ!)


 装填されている漆黒の霧入りのミサイルで漆黒の塊に向けた。


 まだ、硬いようだ。


 (セカンドミサイル製造完了。)


 第二のミサイルが完成し、実行した。


 やっとの段階でひびが割れた。


 しかし、漆黒の塊も羽化してしまい、漆黒の巨人が現われた。


 (なんだ・・・。)


 漆黒の巨人が襲い掛かってきた。


 とっさの瞬間に闇の壁を展開させた。


 (ぐぬぬ・・・。)


 どこまで耐えられるかは、わからなかった。


 (やむを得ん。残っている漆黒の霧を吸い取るしかないな。)


 地上に散乱されている漆黒の霧を回収し、武器の再構築を行っていた。


 立ち向かって、再構築したミサイルで漆黒の巨人に向けた。


 それでも、びくともしなかった。


 闇の属性世界の地上も見えてきた。


 (ぐぬぬ・・・。ここまでか。)


 地下からナルコネスが出てきて、二刀流の剣で立ち向かった。


 「くっ!歯が立たないか。」


 ナルコネスも闇の魔鉱石を利用するしかなかったようだ。


 「はっ!!超・ナルコネスっ!」


 超モードになったナルコネスは、剣を抜き、闇の魔力を集中した。


 そして、一振りして、漆黒の巨人を真っ二つに切り裂き、漆黒の塊が見えてきた。


 Dr.ガイも今だと思って、漆黒の巨人の魔力を吸い出した。


 漆黒の巨人も弱まってきて、強化したDr.タニック号の大砲で漆黒の塊を破壊した。


 漆黒の巨人も核が失ったことで、漆黒の巨人も姿を消した。


 (やっと、治まったか。)


 恐怖の霧も無くなり、闇の属性世界は、平和を取り戻すことだ。


 地下に生活している闇の属性世界の一般市民も地上に出た。


 ハデス4世も闇の結界を解除した。


 「やっと去ったか。」


 漆黒の塊と漆黒の霧による恐怖も去ったことで安心していた。


 しかし、Dr.ガイを追っていることを忘れていた。


 (そう言えば、Dr.ガイの行方も分かっているが、どうやって漆黒の霧を倒したのだろうか。)


 追うかどうかは検討している。


 ハデス4世は、追うことを止めたようだ。


 (奴は、好きなことを行わせよう。)


 ハデス4世は、王室から出て、ナルコネスの元に向かった。


 Dr.タニック号とナルコネスと一緒だ。


 「ねぇ、あんた。あんたの船がでかくなっているんだけど。このままじゃ追われるわよ。」


 「ああ、そうだな。ワシは、このまま退散とするか。」


 Dr.ガイも急いで、闇の属性世界から立ち去った。


 ナルコネスもこのまま残った。


 さらに、ハデス4世は、ナルコネスに声を掛けた。


 「ナルコネス。我が城に来てくれ。」


 「え~。何の用なのよ。」


 言われた通りに闇の城に向かった。


 王室で話があるようだ。


 「漆黒の霧のような源を倒してくれたのは、一体誰なのかね。」


 「私が気づいたときは、Dr.ガイがすでに戦っていたわ。」


 「それで、とっさの判断で、魔鉱石を利用したんだな。」


 「ええ、そうよ。そうするしかないのよ。」


 「そうか。其方に頼みたいことがあるんだ。闇の属性世界を守って欲しいんだ。」


 「そうね。世界の旅も疲れたから、このまま過ごすのも良いのかなと思って戻って来たわ。」


 ハデス4世もナルコネスを利用することを考えていた。


 「ならば、其方は、闇の属性世界にふさわしい、王女になって欲しいんだ。」


 「え~、あたしは、却下。」


 「なんだとっ!!!」


 「あたしって、社会関係が苦手なんだよね。」


 「なら、我輩の右手となれっ!!」


 「それもめんどくさいんだよね。」


 ハデス4世も説得するのも難しくなっていた。


 「なら、お前が好きにすればいいさ。」


 ナルコネスも王室から退出し、あとを去った。


 今後のことを考えなければならないのだろう。


 (我が、兵士達に備えて、鍛え上げて、強化しなければならないからな。)


 ここは、穏便に済ませることが必要のようだ。


 Dr.ガイの様子では、闇の属性世界から逃げ出した。


 Dr.ガイの個室では、漆黒の霧を集めたことで、Dr.タニック号の源を利用しているからだ。


 (このことは、みんなに伏せておけばいいのか・・・。)


 その方が良いのだろう。


 桜花の方では・・・。


 シーホープ号は、何日かかけて、光の属性世界に到着していた。


 上陸して、ホウル王者の元に向かった。


 シーホープ号が、港に残されていることで、何度か止めていることが多かったようだ。


 甘恵は、みんなが残ることを決断した。


 出掛けて行ったのが、桜花、スバル、土藁氏、角之助の代行者が漆黒の塊を倒しに行くのである。


 まずは、ホウル王者の事情を知ることだ。


 「みんな、飛ぶわよっ!!」


 「「「おうっ!!」」」


 属性の代行者を利用し、光の城に飛翔した。


 急がねば、光の属性世界が壊滅してしまう可能性があったからだ。


 光の城の出入口に到着し、声を掛けた。


 「失礼します。桜花です。」


 小さな扉から出て来たのが、光の兵士が対応してきた。


 「あなた達は・・・。」


 桜花の懐からホウル王者の許可状を取り出し、兵士に見せつけた。


 「これは、失礼しました。」


 門番の兵士も慌てて、門を開けた。


 城内の案内人が王室に案内された。


 「失礼します。代行者様がお見えになられました。」


 「入りたまえ。」


 扉を開けて、王室に入ってきた。


 桜花達もホウル王者の前にひれ伏した。


 「まぁ、良い。表をあげたまえ。」


 桜花達も頭を上げた。


 「ホウル王者様。ただいまの世界で、漆黒の気配がしております。」


 「うむ。ワシも分かっておる。漆黒の邪気については、何事か。」


 「はい。そのことについては、漆黒の塊がそれぞれの世界で潜んでおります。」


 「それが漆黒の塊と呼ぶのか。強烈な邪悪な気配がしてきたからだ。」


 「はい。全ての世界に飲み込まれる前に救うことが必要なんです。」


 「ワシも全力を出しているのだが、みんなが戦うことで不満を出してしまったんだ。」


 ホウル王者も王室の席から離れる訳には、行かなかったからだ。


 「ワシもこの国の為に守らねば、ならなかったんだ。」


 ホウル王者も光の属性世界を維持する必要があったからだ。


 「私達は、漆黒の塊を未然に防ぐことで、世界を終わりにさせないことを協力します。」


 「ふむ、ふがいないが、ワシも今の国で守ることが精いっぱいだ。」


 「私達にも漆黒の塊を倒させてください。」


 「かたじけない。心から感謝する。」


 桜花達は、光の属性世界に漆黒の塊を探し出すことで、王室から退出した。


 外に出て、漆黒の塊の在りかを探し出し、光の結界の外側にある可能性があった。


 桜花も火の属性世界であの能力を利用し、感知することで戦いが始まるからだ。


 桜花が感じ始めたのが、東の方向のようだ。


 「みんな、東の方向にあるわ。近づき次第、超モードに準備をして。」


 「「「おうっ!!!」」」


 代行者4人は、東の方向に向かい、漆黒の塊を倒すことだ。


 しかし、漆黒の霧が現われて、光の属性世界の警官が苦戦していた。


 「このままじゃ、やられてしまうぞ。」


 「怯むな。我らも負けはしない。」


 桜花も戦っている姿を見かけて、放ってはおけなかった。


 土藁氏から土石器に変わった。


 「ここは、オラに任せて。」


 土石器の力を利用して、漆黒の陰に向けて、体当たりをしてきた。


 「土大砲体撃っ!」


 ドーンッと鳴り、一斉に漆黒の霧が消え去った。


 「えっ、これは・・・。」


 警官も土石器の攻撃に驚いていた。


 「大丈夫ですか。」


 「助かった。」


 それでも漆黒の霧が減っているわけではない。


 スバルも急降下し、腰に身に着けている武器を取り出し、漆黒の霧を一掃した。


 角之助も同じく、剣を抜き、別の場所で出てくる漆黒の霧を一掃した。


 桜花は、このままだとキリが無いと判断し、剣を抜いて、空にかざした。


 桜花の剣が輝きだし、全ての漆黒の霧も一斉に消えて、光の結界の内側を一掃した。


 しかし、桜花の様子もおかしかった。


 「はぁ、はぁ・・・。」


 「桜花っ、大丈夫かっ!」


 スバルも心配になっていた。


 土藁氏もスバルに話していた。


 「ここは、いったん休憩にしよう。」


 「ああ。そうだな。」


 警官が桜花の周りに集まってきた。


 「危ないところをお救いいただきまして、ありがとうございます。」


 立ち会ったのが角之助だ。


 「リーダーの桜花が放ってはおけなかったからだ。」


 「桜花様のことなんですが、近くの派出所で休憩してください。」


 警官達も協力的だった。


 「それは、かたじけない。」


 警官の提案に従い、桜花達は、近くの派出所に休憩することにした。


 光の結界の外では、まだ、安心出来なかった。


 数分程、休憩が終わって、すぐに出発することだ。


 桜花も立ち上がり、出発しようとした。


 「みなさん、本当にありがとうございました。」


 「いえ、本当に助かりました。桜花様のおかげで、我々も命拾いしました。」


 「私達は、光の結界の外に参ります。」


 そう、一言を残して、派出所から飛び出した。


 警官達も敬礼をし、桜花達を見送られた。


 飛翔している間に桜花は、漆黒の塊の気配を感知し、正確な場所へと向かっていた。


 (あっちの外れに漆黒の気配がするわ。)


 桜花も気づいた。


 「みんな、待って。」


 スバル達も一斉に止まった。


 「どうしたんだ。」


 「オラも気づいた。結界が張られている。」


 「ああ。俺もそれを触れるのを避けたいところだ。」


 「ええ。私が一部の結界を解くわ。」


 桜花の懐から光の魔鉱石を取り出して、光の結界に近づき、一部の結界が開いた。


 「みんな、行くわよっ!」


 「「「おうっ!!!」」」


 全員が魔鉱石を取り出して、超モードに変身した。


 準備は、万端となり、漆黒の塊のところに向かって行った。


 漆黒の塊のところに近づいた瞬間に漆黒の怪獣が現れた。


 みんなもその姿を見て驚いていた。


 「えっ・・・。」


 「なんてことだ・・・。」


 「嘘でしょ・・・。」


 「そこまででかくなるとはな・・・。」


 今の光景で唖然としていた。


 すると、漆黒の怪獣が魔力を溜めて、口から息吹を吐き出す瞬間だ。


 「みんな、避けてっ!!」


 全員、一斉に避けて、漆黒の息吹を放たれた。


 光の結界に当たり、地上にも当たった。


 光の結界が割れ、地上も枯れていた。


 桜花も避けてはいけなかったと思っていた。


 「・・・・。」


 どうすることも出来なかった。


 土石器も気づいて事があった。


 「桜花。まだあきらめるのも早いよ。奴の尻尾を見て。」


 桜花も土石器の言われて通りに尻尾の部分を見た。


 「あれは・・・。」


 つまり、漆黒の怪獣は、尻尾を利用し、光の属性世界のエネルギーを吸い取り、大きく成長していたの

だ。


 桜花も一刻も早く、漆黒の怪獣を倒さねばならなかった。


 つまり、光の属性世界が壊滅する前に解決することだ。


 角之助は、漆黒の怪獣を倒す策を考えていた。


 「土石器は、漆黒の怪獣の胴体に体当たりしてくれ。スバルは、尻尾の繋がっている源を探して、そこから切断しろ。」


 「わかった。」


 「俺は、源を粉砕すればいいんだな。」


 「ああ。俺は、土石器の後に続く。奴の息吹が放出される前に切り裂く。桜花は、剣をかざしてくれ。」


 「わかったわ。」


 桜花は、漆黒の怪獣の頭部に上がり、剣を構えた。


 「レジェンド・シャインフラッシュっ!!!」


 漆黒の怪獣の動きが止まり、土石器の攻撃が始まった。


 「スーパー・アース・バイスっ!!!」


 土石器の身体に土の魔力を覆い、体当たりをしてきた。


 漆黒の怪獣に頭突きしたように、ダメージを受けて、よろけていた。


 「はっ!!フレイム・ソード・インフェルノっ!」


 縦に振って、胴体にダメージを与えさせた。


 ダメージを覆っている瞬間にスバルが背後に回っていた。


 「今だっ!アクア・ファイナル・スライサーっ!」


 水の威力も鋭くなり、背後の尻尾を切断することに成功した。


 切断したことで漆黒の怪獣は、崩壊した。


 消え去った漆黒の怪獣は、空に舞っていた。


 「やったな、みんな。」


 「ええ。」


 「うん。何とかなったね。」


 「かなり手ごわかったな。」


 漆黒の怪獣を倒したことで、桜花達も光の城に戻った。


 光の城の個室で休憩していて、一日が経過し、朝になった。


 個室の扉でノックが鳴り、扉が開いた。


 「桜花様。朝食のお時間でございます。」


 そう呼ばれて、食堂に移動した。


 食堂に到着したが、スバルの姿が見当たらない。


 桜花が、先に朝食に入り、進んでいた。


 朝食が済んだ後、執事から声を掛けられた。


 「桜花様。ホウル王者がお呼びでございます。」


 執事の指示に従って、王室に移動した。


 王室の扉に到着し、ノックした。


 「失礼します。桜花様をお連れ致しました。」


 「入るが良い。」


 扉を開けて、ホウル王者の前にひれ伏した。


 「そちらは、下がってな。桜花殿は、頭を上げておくれ。」


 「えっ、はいっ。」


 「私が、光の属性世界に結界を張ってしまいまして、桜花殿には、負担を掛けてしまった。ワシも正体不明の漆黒の巨体が現われて、どうすることも出来なかった。昨日は、光の属性世界を守ることと、一般市民を避難させることが精いっぱいだった。桜花殿には、本当にすまなかったと。」

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