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第36話

 シーホープ号の乗員達も水の属性世界に向かうことにした。


 風の動きにつられて、木の属性世界の周りに遠回りされてて、外部当たりの周辺に流されたのであった。


 本当に自然の風に流されるのであった。


 ちなみにDr.ガイは、シーホープ号に気づかれない様に海中で潜んでいた。


 潜水艦の機能を持っているDr.タニック号の望遠鏡を覗いていた。


 「いやぁ、危なかった。」


 見つかったら、大変なこととなるのだろう。


 そして、Dr.タニック号は、浮上し、木の属性世界の陸で船の修理を行うことにした。


 「しかし、故障ばっかりが多くて、なかなか治らないことがあるからな。」


 このまま、風の属性世界に向かうことが出来るのではと思っていたが、整備がうまくいかなかったようだ。


 やむを得ず、隠れての修理となったのだ。


 地中海で資材を確保し、修理に励んでいる。


 完了するまでは、時間の問題だ。


 シーホープ号では、風の動きも良くなり、水の属性世界に到着するのであろう。


 だとすれば、最低でも2日間はかかる。


 夕方になり、次第に夜となった。


 スバルは、すでに就寝していた。


 夜勤に入るには、ナイトが舵を回していた。


 土藁氏は、庭園で仮眠を取りながら、夜勤に勤めていた。


 桜花な、目的地に到着した後に漆黒の塊が戦うこととなる。


 つまり、漆黒の魔王が、漆黒の塊を放ったからだ。


 水の属性世界の出身のみんなも心配だ。


 夜間での航海は危険がいっぱいの為、夜中に移動するのも断念した。



 海の浅い場所を見つけて、碇を降ろして、中断した。


 拡散された漆黒の塊の様子では、それぞれの用分を徐々に吸い取り、成長するのだろう。


 監視者と巡回者に気づかれない様に潜んでいる。


 このままだと全ての世界が終わってしまうからだ。


 桜花も木の属性世界で見た限りでは、強敵と会うことだ。


 朝になり、船内のみんなが起きて、出航に準備を始めていた。


 帆を広げて、風の向きも良い方向となった。


 「みんな、出航するわよ。」


 「「「おうっ!」」」


 桜花の合図で出航した。


 調理場で三夏が朝食を用意していた。


 「ねえ、みんな。朝ごはんが出来たよ。」


 甘恵は、みんなに配っていた。


 「土藁氏。朝ごはんだよ。」


 「うん。」


 土藁氏も見張り台から降りて、朝食を取った。


 その後は、持ち場に戻った。


 舵を回しているナイトは、手が離せなかった。


 スバルが先に朝食を済ませて、舵をナイトと交代した。


 「ナイト。俺が舵を回す。」


 「すまないな。」


 ラリットを放して、スバルが握った。


 ちなみに桜花と角之助も済ませ、持ち場に戻った。


 三夏は、今後の食料について、管理した。


 貯蔵庫は、何日持つかがわからなかった。


 三夏は、桜花に相談することにした。


 「ねぇ、桜花。今後の食料のことで相談があるんだけど・・・。」


 「えっ、どうしたの?」


 「今日は、昼食の食料がかつかつなんだ。」


 「そうね。今の場所は、もうすぐ土の属性世界に通るころね。」


 桜花も考えて、やむを得ず、土の属性世界で上陸して、食料を確保するしかないようだ。


 「じゃあ、土の属性世界に上陸しよう。」


 「ありがとう。それに、僕は、土の属性世界に受け入れてくれるのかな。」


 「その時は、私が守ってあげるわ。」


 「うん。」


 桜花は、みんなに伝えて、土の属性世界に向かうことにした。


 そして、土の属性世界に到着し、上陸した。


 出掛け始めたのが、桜花、スバル、土藁氏、三夏は、食料の買い出しに行った。


 土の属性世界の街並みがあり、物価も安く、食料にも確保しやすい。


 しかし、土の属性世界の住人が出回っていない。


 そう、生活の様子の気配もない。


 土藁氏は、不安を感じていた。


 「それにしてもみんないないね。」


 そう思っていると土朱里が心配だ。


 (そう言えば、お姉ちゃんは、水の属性世界で働きに出ていたはず・・・。)


 今も戻ってきていないようだ。


 何が起きたのか。


 街があるのに店も営業されていなかった。


 そう、木の属性世界と同じく、漆黒の塊が潜んでいて、いつ現れるかがおびえているようだ。


 スバルは、土の属性世界の王に合ってみないとわからなかいようだ。


 また、土の属性世界も大変なことになっていた。


 桜花達が歩いている間に漆黒の霧が現われた。


 「スバル。」


 「ああ。ここは、戦うしかないな。」


 桜花とスバルは、戦う態勢に整えた。


 桜花とスバルは、一体ずつ倒して、霧のように消えていった。


 だが、それでも増えていった。


 「このままだと埒が明かない。」


 「ぐっ・・・。」


 しかし、周りからも囲まれた。


 「桜花、大変だよ。囲まれた。」


 「えっ!」


 対抗戦で戦ってでも難しいようだ。


 「仕方が無いわ。私の光の魔鉱石で治めるしかないわ。」


 桜花は、光の魔鉱石を取り出し、輝かせた。


 漆黒の霧もそれに浴びて、跡形も無く消えていった。


 三夏も腰が抜けて、一安心した。


 「みんな、大丈夫。」


 「うん。桜花のおかげで、助かった。」


 「このまま、先を急ごう。」


 桜花達も土の城に向かって行った。


 土の城に到着し、兵士の姿がない。


 「これは、どういう事かしら。」


 「ああ。みんなもいないな。」


 土藁氏は、考えた。


 「オラの土の魔鉱石でかざしてみようよ。」


 「お願いするわ。」


 土藁氏は、土の魔鉱石を取り出し、門の前にかざした。


 すると、門の扉が開いて、その先には、見たことのない光景が映っていた。


 「えっ、これは・・・。」


 城内の門番もなく、荒れていた。


 「これは、ひどい。」


 土藁氏も土の王のガルダ様も心配だ。


 「ガルダ様も大丈夫なのかな。」


 先を進んでいると、物陰から少数の兵士が現われた。


 「何者だっ!」


 槍を構えられて、警戒心が高まっていた。


 土藁氏は、土の魔鉱石を取り出し、兵士に見せた。


 「えっ、こっ、これは・・・。」


 土藁氏が帰って来たことで兵士も安心した。


 「これは、大変無礼を致しました。」


 「いえ、誤解が解けたのなら幸いです。」


 「土の属性世界が大変なことになっております。」


 「うん。オラも上陸したばかりで心配だったんだ。」


 「本当ですか。ガルダ様は、王室で城内の結界を張っているのです。」


 本格的に警戒していた。


 ガルダも王室から離れる訳には、いかなかった。


 その為、ガルダ自身と土の属性世界の源の魔力を共有して、結界を支えている。


 桜花も気づいていた。


 「あの、ガルダ様のお話が出来る場合ではないんですか?」


 「左様でございます。ガルダ様も土の全ての市民の為に城内を避難させているのです。」


 兵士も桜花達に話して、土の属性世界を救ってもらおうと思っているようだ。


 「我々には、力が及ばず、強敵であった。」


 桜花達も心を悔やまれている。


 「私達も協力できることをさせていただきます。三夏。土の市民の為に暖かい食事を提供して。」


 「うん。わかった。」


 兵士も心が和らいだように安心した。


 「ご協力ありがとうございました。みんなは、この城の地下に避難しております。」


 「うん。僕もみんなの為に協力するよ。」


 三夏は、土の城の地下に入り、調理場へ移動した。


 桜花、スバル、土藁氏は、漆黒の塊の場所を探していた。


 土の城の屋上に移動し、漆黒の塊の源を探した。


 三手に分かれて、漆黒の塊の魔力の在りかを感じる様に探し当てる。


 すると、土藁氏は、漆黒の魔力が放出している場所を見つけた。


 「桜花。アーシーマウンテンに漆黒の魔力が見つけた。」


 「えっ・・・。本当だ。」


 土藁氏もまさかと思っていた。


 「まさか。アーシーマウンテンに落ちて、そこから土の源を吸収しているはずだ。」


 土の魔鉱石を封印されていた跡だった。


 桜花達は、急いでアーシーマウンテンに向かうことにした。


 源は、そこしかないようだ。


 「みんな、私達もスーパーモードになった方が良いわ。」


 「ああ。あの時の様にはいかないようだ。」


 「うん。」


 「「「スーパーモード」」」


 「超光・桜花っ!」


 「超水・スバル・アクアっ!」


 「超土・土石器っ!」


  庭園から飛び出し、アーシーマウンテンに向かった。



 その3人は、飛翔し、漆黒の塊の源に向かっていた。


 しかし、漆黒の霧が、飛行の怪物として、飛んできた。


 「なっ、なんだ。」


 スバルもあり得ない程、唖然としているのだ。


 桜花は、諦めないで剣を抜いた。


 「私は、戦うわよ。」


 「オラだって、戦うんだ。」


 「俺もそうだ。」


 出てきている漆黒の霧を片付けている。


 桜花も気づけば、このままだと霧が無いと判断した。


 スバルは、桜花の行動に気づいた。


 「桜花。ここは、温存するんだ。」


 「えっ・・・。」


 「ここは、俺に任せろ。」


 スバルは、最終形態の切り札を繰り出そうとしているようだ。


 両手をそろえて、槍と身体に魔力を集めていた。


 「ファイナル・スプラッシュっ!」


 飛翔している漆黒の霧は、跡形も無く消え去ったのだ。


 桜花も本当の姿になっていたスバルのことを想っていた。


 (スバル・・・。あなたは・・・。)


 桜花が思っていることは一体何だろうか。


 (こうしては、いけないわ・・・。)


 今は、土の属性世界を何とかしなければならないはず。


 スバルの様子では、体力が衰えていなかった。


 漆黒の塊を探して、気配を感じる様に探し当てるようだ。


 土石器は、みんなを呼んだ。


 「みんな。あれは何。」


 桜花は、光の属性でも分かるように漆黒の邪気を感じることが出来るようだ。


 「間違いないわ。あれが漆黒の塊よ。」


 集まりだす瞬間に漆黒の塊が暴走し始めた。


 強力な邪気を放出して、近づけない様に警戒している。


 「ぐっ、なんてことだ・・・。」


 みんなも同じだ。


 また、漆黒の塊が、新たに想像を超えた怪物と変化した。


 恐竜型のプテラの姿となっていた。


 「ガァァァァァァッ!!!」


 しかし、プテラの尻尾には、漆黒の塊の源と共につながっている。


 プテラは、攻撃態勢に入っていた。


 ナパームブレスを放ち始めた。


 「みんな、避けろっ!」


 だが、攻撃範囲が広すぎた。


 土石器は、土の宙に浮いた壁を展開した。


 しかし、これで防ぎようがなかった。


 スバルは、土石器の肩に手を触れて、水の魔力を与えた。


 「スバル・・・。」


 「力を貸すぜっ!桜花っ、後ろに隠れろっ!」


 土石器の土の壁の範囲が広くなり、プテラの攻撃範囲を防いでいた。


 プテラの吐息が収まった。


 「攻撃が収まった様だな。」


 「ええ。」


 土石器は、土の壁を解いて、反撃にかかった。


 「アース・バイス」


 土石器の攻撃態勢では、身体めがけて、プテラに体当たりしてきた。


 微妙によろけてきたが、まだ、甘かった。


 さらに、プテラの突進を仕掛けてきて、勢いで桜花達にめがけてきた。


 それぞれ、一斉に散って、避けた。


 戻ってきて、体制を直した。


 「このままだと壊滅してしまう。」


 「うん。オラが、責任もって土の属性世界を守らねば・・・。」


 スバルは、作戦を実行した。


 「ここは、俺に任せろ。尻尾の部分は、俺が切断する。土石器は、さっきの攻撃をもう一度頼む。」


 「わかった。」


 「桜花は、源に向かって、光の魔鉱石をかざして、治めてくれ。」


 「わかったわ。」


 スバルは、プテラの死角に飛び込んで、繋がっている尻尾に近づいた。


 返って、プテラの翼で叩き落とされそうだ。


 スバルは、諦めずに槍で翼を切り裂いた。


 同時に土石器の体当たりでよろけていた。


 「スバル、今だっ!」


 「おうっ!」


 スバルの槍に水の魔力を集中し、薄い水の刃を展開した。


 「アクア・ストーム・カッターっ!」


 繋がっている漆黒の糸を切った。


 見事に切断し、プテラもよろけていた。


 「ここはオラに任せて。」


 土石器の身体に魔力を集めて、本来の姿となった。


 「はぁぁぁっ!超土:溶岩衝撃派ナパーム・バスターっ!」


 土石器の必殺技で、見事にプテラの姿も跡形も無く消え去った。


 そして、桜花も漆黒の塊を見つけて、光の魔鉱石を取り出し、かざした。


 「超光:スピリット・ホーリー」


 漆黒の塊は、見る見るうちに漆黒の邪気が弱まり、漆黒の塊が消える瞬間だ。


 しかし、漆黒の塊は、抗うように地上から勢いよく飛び出した。


 上空を見上げてもその姿は、見えなくなっていた。


 空の様子は、暗くなり、暗く曇ってきた。


 「空がいきなり暗くなってきた。」


 桜花達も唖然としていた。


 すると、大漆黒の吐息が降り出した。


 スバルも3人の魔鉱石の力を合わせて、かざした。


 3色一体の複合技で、第漆黒の吐息を防ぐことができ、治まった。


 「何とかなったわね。」


 「そうだな。まだ、安心はできないぞ。」


 みんなも頷いた。


 空の色も元に戻り、漆黒の邪気も感じなくなった。


 桜花達もこのことについて、土の城に戻り始めていた。


 「とにかく急ぎましょう。」


 「うん。」


 「そうだな。」


 今の超モードを維持したまま、飛翔した。


 また、土の属性世界の周りでは、地上も荒れていて、元気が無いような惨状となっていた。


 土石器も土の城に到着したら、みんなに話しておこうと思っていた。


 ようやく、土の城に到着し、超モードを解除した。


 目の前には、門番の姿があった。


 「土藁氏殿・・・。」


 しかし、到着した瞬間、桜花達は、すぐに倒れた。


 「たっ、大変だ。すぐに運び込め。」


 兵士は、桜花達を城内の個室に運び込まれた。

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