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第33話

 火の属性世界と同じく、火山の内側に土の魔鉱石が眠っているからだ。


 つまり、土の代行者に選ばれなければ、反応は、しないのだろう。


 ガルダの話も終わり、土の魔鉱石の在りかを聞いて、出発しようとするのだ。


 だが、すでに夕刻となっていた。


 「もはや、試練に臨むのも難しいのだろう。本日は休息し、明日には、土の魔鉱石に向かうと良い。」


 ガルダもそのように進められていた。


 桜花もガルダ王様の言葉に甘えることにした。


 「はい。ありがとうございます。土石器の為に協力いたします。」


 「それは、良かった。夕食の準備が出来ておりますので、いかがなさいますか。」


 「はい。ありがとうございます。丁度良い時間ですので。」


 「御意に。では、案内したまえ。」


 ガルダの手元に小型の鐘を振り、城内のメイド達を呼び、食堂に案内された。


 「「「はい。」」」


 桜花達は、王室から退出し、食堂に移動し、夕食を取っていた。


 土の属性世界では、めずらしい魚料理を提供されていた。


 土の属性世界の近くに火山があるんだが、海では熱くなかった。


 よく平気で魚達も活きていた。


 地中海では、土の属性の力で、熱くならない様に丈夫な岩で固められているようだ。


 土の属性の所属に魚介飼育委員が担当されているようだ。


 その為に魚介に合う餌を与えて、集まりやすくなっているからだ。


 栄養分のある餌を巻き散らかして、生き物の大切さを実感させるものだ。


 人類のごちそうとなっているのだろう。


 桜花達も夕食を済ませて、個室に入り、就寝した。


 土藁氏は、土の魔鉱石を手に入れることが出来るのだろうか。


 Dr.ガイは、すでに出航していて、木の属性世界に向かうところだ。


 火の属性世界の並びに水の属性世界と土の属性世界と木の属性世界が並んであった。


 Dr.ガイもシーホープ号の船に見つかる訳にはいかなかった。


 大回りして避けることとなるからだ。


 また、海に潜って、ヒソヒソ移動することを図っている。


 「ふむ。あいつらが見つからずに済んだな。」


 サイボーグ達も機関室で稼働も忙しかった。


 Dr.ガイが木の属性世界に到着するまで時間の問題だ。


 翌日、部屋に止まっていた桜花達は、いよいよ、土藁氏の試練に迎えるところだ。


 その前に、桜花達も朝食を取る事だ。


 朝日が差して、桜花も起きて、着替えていた。


 ノックの音が鳴り、声を掛けられた。


 「桜花様、朝食のご用意が出来ました。」


 「はい。すぐに出ます。」


 「畏まりました。お待ちしております。」


 部屋から出て、食堂に移動した。


 大型のテーブルに土藁氏が座っていた。


 「おはよう。桜花。」


 「ええ、おはよう。土藁氏。」


 その直後に、スバルが相変わらずで出て来た。


 「はぁぁぁ・・・。」


 桜花も何をやっているのと思っていた。


 「もう。スバル、何やっているのよ。」


 だらけているような状態だ。


 「もう、何をやっているのよ。」


 このままだといけないと思っていた桜花は、すぐに出発しようと考えていた。


 「私達もすぐに出発していきたいと思ってます。」


 「でも、その前に朝食の方は、いかがなさいますか。」


 桜花も少し考えた。


 「では、軽いものをお願いします。」


 「畏まりました。」


 城内のメイドは、軽い食事を提供されたのは、スープを用意された。


 朝食を済ませて、桜花達は、土の魔鉱石の場所に向かって行った。


 だが、スバルも相変わらずな姿で、汗だくだ。


 「はぁ・・・。まだ、着かないのか。」


 桜花も先を進んでいて、一刻も早く土藁氏の為に土の魔鉱石を手に入れなければならないのだ。


 「何を言っているの。ガルダ様が土の魔鉱石在りかは、山奥にあるのだから。」


 「ねぇ、スバル。早く行こうよ。」


 「はぁ・・・。」


 しぶしぶ、歩いてゆくしかないようだ。


 桜花もこの距離があれば、痩せられると思っていた。


 そうでもしないと引き締まった姿になれないからだ。


 つまり、桜花も気づいていた。


 スバルの姿だと、水の魔鉱石の反応も見られないと思っていたからだ。


 スバルは、歩いているうちに桜花から離されて、休憩している。


 「はぁ・・・。こんなにも暑いとは・・・。」


 空には、太陽が出しており、好調の天気のだ。


 すると、少し離れたところから、漆黒の霧が現われ、剣と盾を持った剣士の姿だった。


 「んっ!なんだっ・・・!」


 漆黒の霧がスバルを襲い掛かる。


 すぐに立ち上がろうとして、桜花と土藁氏の後を追いかけようとするが、足に力を入れても立ち上がら

なかった。


 「ぐぬぬぬ・・・。早く逃げねば・・・。」


 振り向くと漆黒の霧が近づき、剣が目の前に現れた。


 「ぎゃああああぁぁぁぁっ!」


 スバルの視界が固まり、覚醒した。


 「はっ!俺がキャプテン・スバルだっ!」


 キャプテン・スバルの条件は、痩せることと危機に迫ってきた瞬間に覚醒することだ。


 それでこそ、水の代行者として、選ばれたのだ。


 覚醒後は、すぐに武器を取り出し、漆黒の霧を切り裂いた。


 「はぁぁぁっ!」


 すぐに切り裂いた後に姿を消してしまった。


 現われた漆黒の霧が全部で7体を片付けて、先を進んだ。


 キャプテン・スバルは、漆黒の霧がどこに潜伏しているのだろうと思っていた。


 もしかしたら、土の魔鉱石の先にあるのかもしれないと。


 「このままだと桜花と土藁氏が危ない。」


 一刻も早く、桜花と土藁氏を追いかけねば。


 スバルの懐に水の魔鉱石がほんの少しで反応した。


 (そうか。魔鉱石よ。すまなかった。)


 キャプテン・スバルは、だらけるのをやめにすることを決心した。


 桜花と土藁氏は、ガルダの言っていた土の魔鉱石の出入口を見つけた。


 「あれが、土の魔鉱石が眠っているアーシーマウンテンね。」


 「うん。それでこそオラの試練が待ってる。」


 出入口を近づいた瞬間、門番のヘル・スネークが待ち伏せていた。


 「グルルルル・・・。」


 「土藁氏、気を付けて。私達を警戒しているようだわ。」


 「うん。」


 突破するには、どのように行うのか。


 「オラは、オラに出来ることをするんだ。」


 土藁氏の身体が覚醒し、土石器となった。


 地面から出て来たヘル・スネークと対面することだ。


 土石器は、身体に土の鎧で戦うことで、ヘル・スネークの勢いも計り知れない。


 「たぁぁぁっ!」


 ヘル・スネークの頭突きで、土石器の両手で攻撃を受け止めた。


 「桜花っ!今のうちだ。」


 「土石器。」


 「ぐぬぬ。うりゃぁぁぁっ!」


 土石器の両手でヘル・スネークを捻じ曲げた。


 土石器も洞窟の出入口に入った。


 すると、ヘル・スネークが追ってきた。


 「しつこいな。」


 素早く追いかけてきた。


 (間に合わない。)


 「俺に任せろ。はぁぁぁっ!」


 キャプテン・スバルが駆け付けに来た。


 そして、ヘル・スネークを止めた。


 「行くぞ。」


 キャプテン・スバルと土石器も洞窟に入っていった。


 「一安心したな。」


 「スバルなの。」


 「ああ。待たせてすまなかった。」


 「急ごう。桜花が待ってる。」


 「おうっ!」


 このまま桜花を一人にさせる訳には、行かなかった。


 桜花は、すでにアースマウンテンの洞窟を進んでいた。


 「はぁ・・・。まだ先が長いわね。」


 やはり、奥深くに封印されている。


 それぞれの竜が、魔鉱石の封印を解いてしまい、全ての世界が混乱に陥っている。


 土の属性世界なりに封印を固められている。


 そして、スバルと土石器は、桜花と合流することが出来た。


 「桜花っ!待たせてすまなかった。」


 「おまたせ。」


 「スバル。土石器。良かった。」


 合流し、先を進んだ。


 ついに土の魔鉱石の中央部にたどり着いた。


 「ここが、土の魔鉱石が眠っているんだね。」


 アースマウンテン内側の中央部に土の魔鉱石が宙に浮いていた。


 土石器は、まっすぐな目で土の魔鉱石と揺るぎのない決心を抱いていた。


 (オラは、土の魔鉱石と対面するんだ。)


 しかし、漆黒の霧が目の前で現われた。


 土の魔鉱石を手に入れるのを妨害するようだ。


 桜花達は、目の前の漆黒の霧を倒すことを優先した。

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