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第32話

 そこで、漆黒の魔王は気づいていた。


 (まさか・・・。漆黒の影が実在したのか。)


 漆黒の霧を送り込まれたはずだった。


 到着した漆黒の霧は、養分を取り込んで大きく成長したようだ。


 大型で表すには、目立ってしまうので、漆黒の霧で穏便に移動していたようだ。


 (おのれ・・・。俺の命令を無視しやがって・・・。)


 関心もしなかった。


 (まあ、いいだろう。いずれにせよ、この俺が、貴様たちを取り込んでやるからな。)


 その様に漆黒の魔王が企んでいる。


 送り込まれた漆黒の霧も桜花のいる世界を蝕むようだ。


 ほんのわずかの霧が潜んでいてもおかしくないようだ。


 油断は、禁物のようだ。


 いつどこで現われていてもおかしくはないのだろう。


 Dr.ガイの様子では・・・。


 火の属性世界の気づかれない領域に隠れて、脱出に成功していた。


 隠れている場所から桜花達が出航するシーホープ号の様子を見ていた。


 「ほう、見つからずに助かったわ。」


 「ガイッサー!本当に良かったっすわ。」


 船内の扉が開いて、サイボーグ壱号が出て来た。


 「親方。弐号と参号を運転しております。」


 「そうか。バッテリーとガソリンも持つのか?」


 「持つのは持ちますが、そのままの運転でしたら、持ちこたえることが難しい。」


 「ふむ。今から休むとしよう。どこかで碇を落としておいてくれ。」


 「ガイガイッサー!」


 その直後にDr.ガイは、計画的に土の属性世界に向かうところだ。


 Dr.ガイも各魔鉱石を奪うことが出来たら、何かが出来るかもしれない。


 ただ、属性による配下のことを分かっているのであれば。


 闇の代行者が同行しているので、代行者本人が分っているかが不明だ。


 もしかしなくても、たまに密かに話しているようだ。


 (・・・ぎゃ・・・)


 (・・・)


 (ナルコギャル。)


 (あたしが眠っている間に話しかけないでよ。)


 闇の精霊も全ての世界で、大変なことになっていることを伝えに言っていた。


 (あなたは、それでいいの?)


 (ううん・・・。あたしは・・・。)


 (あなたがそれでいいなら。)


 闇の精霊は、同じ精霊の仲間を裏切ってしまったらしい。


 (私は、仲間に過ちを犯してしまいました。今の世界が壊滅になるのかもしれないと慌てておりま

す。)


 (あたしにいわれても・・・。)


 (それもそうですよね。なら、そうしないといけなくなることが起きたら、私は、責任を応じることが

出来なくなります。それでもなら・・・。)


 ナルコギャルの部屋で、ベッドに眠って、うなされていた。


 Dr.タニック号の船内では、個室にこもりっきりの様だ。


 (あたしには、やりたいことがあってもいいでしょ。)


 ナルコギャルのやりたいことを済ませれれるのであれば。


 闇の精霊は、啞然としていた。


 (あたしには、今の世界で背負うことが出来なかったら、どうしようもないでしょ。)


 精霊世界に向けてても正論のようだ。


 (あたしだって、今の世界で生活したい。縛られないような生活がしたい。)


 闇の精霊も説得も難しいようだ。


 精霊世界は、上空から海の世界を見守り続けているようだ。


 全ての属性世界で動きが変わってしまうのだからだ。


 しかし、属性世界の島で、永眠しているはずなのではと・・・。


 闇の精霊が感じていた漆黒の気配に気が付き、先に動いていた。


 また、水の精霊は、水の力を利用し、過去のことを反射していた。


 その為にスバルを水の代行者に選んだのだ。


 そうでもしなければ、今の世界を維持しきれるとは思えないからだ。


 闇の精霊は、みんなから嫌われていて、根拠の無いことを迫られている。


 ただ、闇の精霊本人は、気に入らないことが多かったようだ。


 闇の精霊の使命として、やり遂げるのだろう。


 そう、属性としての使命はどうなっているのかと思っていたのだ。


 光の精霊は、不満を感じていた。


 「あんたがやっていたことは、免れないことをしてしまったんだよ。」


 「どうでもいいでしょ。人類なんかなんてことも無いんだから。」


 火の精霊も怒った。


 「貴様が、本望なのか。」


 意見に反しなかった属性精霊達も黙ったままだ。


 水の精霊は、土岐の流れに変われないと感じたからだ。


 「私も闇の精霊の方針に賛成します。」


 火の精霊も目を向けた。


 「お前は、何を言っているのか、わかっているのか。」


 「わかっているからこそ、方針に従うしかないのです。私の周りも何も言えなかったことです。」


 そう、意見を交わしてでも通らなかった。


 「私は、何もしないよりは、全然マシと思います。」


 火の精霊も感情を抑えていた。


 光の精霊も今の発言について、どうとらえるか。


 風の精霊も思っていたことを話していた。


 「過去のことを変えられません。私も今の世界を変えられるのであれば、動き出すことも出来るのかもしれません。ただ、見守って見送る事しかできないでしょ。」


 精霊全員も変えられないことを思い知らされた。


 雷の精霊と土の精霊も気づいた。


 「私も時間をかけてでも見送るさ。」


 「たとえ、地盤がゆがんだって、変わりはしないからさ。変わってても指摘はしない。」


 木の精霊も同じことだ。


 「私だって、這い上がって見せるさ。」


 しかし、注目されているのは、闇の精霊に目を向けられている。


 なぜか、桜花達のいる属性世界に触れてしまっている時点で問題となっている。


 光の精霊も責任重大だ。


 「あんたが、人類に無茶なことをしてしまったせいで、世界がどうなってもいいの。」


 結局は、闇の精霊を責めてしまった。


 そのことで、代行者にかかわってしまっていたことを後悔している。


 漆黒の魔王を追い払うはずが、このありさまとなっていた。


 やはり、ここは、魔鉱石の力を利用することとなるだろう。


 その為、全ての世界に広まっていた。


 8代属性の竜達は、やむを得ずに魔鉱石の封印を解いてしまっていた。


 選ばれた代行者が揃い、今の世界を救う手出てを建てなければならないからだ。


 そして、漆黒の霧を追い払っても、まだ、出てくるようだ。


 そして、魔鉱石を手に入れるまで、あと二つだ。


 シーホープ号の様子では、海の上で休憩し、浮かんでいる。


 朝になり、船内のみんなは、出航の準備をしていた。


 出航した。


 もうすぐ土の属性世界に到着していた。


 港に着けて、上陸した。


 土の属性世界に足を運び出すのは、桜花、スバル、土藁氏だ。


 しかし、スバルの姿は、相変わらずなままだ。


 「はぁぁ。上陸してからしんどかったな。」


 「待ってよスバル。オラの使命がかかっているんだよ。」


 「わかったよ。土の王がいるのであればそこに向かおう。」


 「あんたはね、しっかりと痩せなさいよ。」


 スバルがだらけている場合じゃないようだ。


 上陸して、土の城に向かっていた。


 「はぁ、はぁ・・・。」


 土の城まで到着するには、約10km距離がある。


 「今の道で痩せなさいよ。」


 「わかっては、いるが・・・。腹減った・・・。」


 桜花もイラついている。


 巡回役の兵士が、馬車を引いている。


 その兵士が、桜花達を見かけて、声を掛けてくる。


 「そこの旅人さん。止まりなさい。」


 その声に気づいた桜花は、片手を広げて止まった。


 「はぁ、はぁ・・・。桜花、なんなんだよ。」


 フラフラなスバルは、その場で倒れた。


 「よし、今すぐそのものを捕らえよ。」


 「「「はっ!!!」」」


 土藁氏は、土の代行者の能力を覚醒した。


 さらに、スバルの姿も覚醒し、引き締まった。


 「これは、どういうことだ。」


 スバルも疑問に思っていた。


 「申し訳ございませんが、申請書と許可証の確認がございます。」


 「そうですか。許可証ならございますが。」


 桜花は、懐から許可証を取り出し、土の兵士に見せつけた。


 「これは・・・。」


 土の兵士もそれを見て、驚いたようだ。


 「よし、この者を土の城にお連れしろ。」


 「「「ははっ!!!」」」


 桜花達も驚き、馬車に乗りこまれた。


 「あの、どこに連れて行くんですか。」


 「そうだ。俺もそれを知りたい。」


 兵士は、何も言わなかった。


 「ここは、何も聞かない方が良いかもしれない。」


 「えっ!!」


 「ここは、そうしないといけないか。」


 「懸命かもしれないわ。」


 馬車に乗って、そのまま連れられて行った。


 数分後、土の城に到着した。


 目の前の門の兵士に挨拶をしていた。


 「巡回、おつかれさまです。」


 「うむ。扉を開けよ。」


 「そのことなんですけど。遠ししても良いのでは。」


 すると、壁の監視塔から赤い明かりが点滅していた。


 「なっ・・・。」


 兵士達は、こそこそとやり取りをしていた。


 その後、目の前の扉が開いていた。


 「これは、失礼いたしました。ガルダ王様がお通しせよと・・・。」


 桜花もほんとに良かったのかと思っていた。


 「大変失礼いたしました。ガルダ王様が、桜花様とお会いになりたいとおっしゃっております。」


 「わかりました。ガルダ王様にお会いできますのですね。」


 「左様でございます。土藁氏様がこちらに連れてこられたことで、お招きいただきたいと。」


 「本当ですか。私も王様にお会いできたらと。」


 「はい。世界が大変なことになっているのでございます。ぜひ、面会をよろしくお願いいたします。」


 土の兵士に従い、土の城の王室に誘導された。


 「王様。土藁氏様とお連れ様が到着しております。」


 「通したまえ。」


 「失礼します。」


 扉が開いて、王室に入り、ガルダ王様が座っている席の前にひれ伏した。


 「土藁氏とお連れ様は、どうぞ頭をお上げください。」


 桜花が質問をしてきた。


 「本当によろしいのですか。」


 「まあ、よい。全ての世界で噂になっておる。ホウル王者が桜花殿に許可状を携帯しておるのだろう。」


 桜花は、ガルダ王様の指示に従い、懐から取り出し、許可状を提示した。


 ガルダ王様は、それを見て、本物だなと確信した。


 「ふむ、確かに確認した。」


 桜花達も一安心した。


 「では、本題に入ろう。桜花は、光の魔鉱石を手に入れたのか。」


 「はい。この通りです。」


 また、懐から魔鉱石を取り出し、ガルダ王様に見せつけた。


 すると、ガルダ王様も驚いていた。


 「おおっ、これは・・・。輝かしい。」


 「はい。ありがとうございます。」


 「それで、魔鉱石を手に入れる前に、代行者の候補者は見つかったのか。」


 「はい。見つかっております。まだ、残りの魔鉱石が揃っておりません。」


 「そうか。わっちの健闘が合っていたら、残りの魔鉱石があと二つと思っております。」


 ガルダ王様の言っていることも合っている。


 「はい。世界中を回っておりました。」


 桜花も悩んでいた。


 「それでも、今の世界が無くなることが一番嫌です。」


 ガルダ王様も桜花の言葉に納得していた。


 「そうか。其方の気持ちもわかりました。」


 ガルダ王様も気づいているはずだった。


 土の属性世界を救うことではなく、全ての世界を救うことは大切だと思い知らされていた。


 なぜなら、土の属性にも出来ることがあるはずだからだ。


 土の属性世界では、火山が存在しており、マグマを抑制する役目を担っているからだ。


 ガルダの場合は、8代属性の会談に参加しなければならなかった場合があったようだ。


 また、土の属性世界の街を納めることがあったからだ。


 ガルダにも、大型な貯金を蓄えなければならないのだ。


 「其方達には、思う存分に土の魔鉱石を手に入れることが必要なのだろう。」


 「はい。世界を救う為なら、命に代えてでも救いたい気持ちがあります。」


 「ほう。其方の気持ちはよく分かった。土の代行者に選ばれているのは、どこの誰かか。」


 土藁氏は、ガルダ王様の言葉に響いた。


 「オラが、土の代行者です。」


 「ほほう。そのおチビさんが、土の代行者か。土の精霊も代行者に選ばれるとは思わなかったな。」

 そう言われた土藁氏は、黙っていられなかった。


 「オラのことをバカにしたんですか。」


 「えっ!!?」


 「オラのことをバカにしたんですか。」


 「一度は聞こえているが、目の前には、お前しかいないだろう。」


 土藁氏の怒りが、我慢ならず、身体が発光した。


 「オラのことをよくも・・・。」


 桜花とスバルは、土藁氏を止めようとしたが・・・。


 目の前で、身体が強化してしまい、土の本来の力が芽生えていた。


 しかし、王室の周りには、土の属性の波動が舞っており、執事とメイドにも被害が及んでいた。


 桜花は、光の魔鉱石を利用して、土藁氏の暴走を止めた。


 だが、土藁氏の姿が変わっていた。


 「土藁氏。大丈夫。」


 「オラは大丈夫。オラは、土石器。」


 「覚醒したの。」


 「うん。なんか、強くなれた気がする。」


 ガルダ王様も拍手し、土石器のすがたを見ていた。


 「ほほほ。本当に申し訳なかった。本当に土の代行者であることを認めよう。」


 ガルダ王様も実際に拝見して、認められたようだ。


 ガルダ王様も本題に入るようだ。


 「土石器には、土の魔鉱石の在りかを授けよう。」


 桜花達も息をのんだ。


 「土の魔鉱石は、離れにある火山にあるんだ。」


 「「「えっ・・・!」」」


 「そこででしか、出来なかったんだ。つまり、外の世界に出たくなかったんだろうな。」


 近づこうにも難しいのだろう。

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